昨日は仕事納め。今日からしばしのお休みモード。
休みでうれしいのは、朝のワンコ散歩が少し遅く起きてもいいことですな。
さて、今月初め、2年ぶりにCSLツーリングに行ってきました。と言いたいところですが、
いやあ、実にドラマティックな展開となってしまいました。(大笑)
これもまたネタとして、記録に残しておきましょう。
題して「弥次喜多珍道中の巻」。
当日はあたたかなツーリング日和、ワクワクとオーナーのご自宅へ電車で向かいます。
少し早めに最寄り駅に着いたので、駅ナカのカフェで軽くコーヒー。
いやでも気分はアガリます。
2年ぶりのご自宅訪問ということで少し道に迷いながらも到着。
早速オーナーが出てきて、ガレージのCSLに火を入れる。
完全ノーマル車両ですが、さすがの重低音、腹にきます。しかし、実は、エンジンが掛かる
その一瞬、オイラの耳はある違和感を持ったのでした。
のちのちそのことが珍道中の始まりとなるわけですが。。。
さて、しばし暖機のあと、ぬめりとCSLはガレージを出て、切り返しをしながら前の私道にその鍛え抜かれた
アスリートのごとく筋骨盛り上がったボディを横たえます。
週末のまだ早朝ということで、辺りに響き渡るエンジン音に配慮したオーナーは、
いったんエンジンオフ。再び周囲に静寂が訪れます。
ガレージを閉め、本日のツーリング先を相談、先回と違う高原方面へ行くことに決めたあと、
おいらはそそくさとナビシートに。
いったん家に入ったオーナーは奥様に行ってくるよと声をかけ、運転席に乗り込み、さて行こうかとキーを回す。
キュルルルルル。。。。。力のないスターター音。
掛かりません。
二度三度、トライ。
掛かりません。
はい、バッテリー上がりでした。
最初にエンジンをかけたときに聞き逃さなかったあの独特の弱々しい音は、
おそらく最後の電流を使い切ってセルを回したのでしょう、
そのあとエンジンを切ったためにもう再始動する余力はなかったのでした。。。。
焦るオーナー、なんとなくこれもまた楽しみに変えてしまうダメおやじ。
ネオクラビーエムに乗ってた身からすれば、こんなトラブルなんのその。
まずはJAFでジャンプアップスタートをしてもらわないと何をするにも始まりません。
JAFを待つ間、最寄りのディーラーにバッテリー在庫があるか確認。
一度上がったらやはり交換しておかないと心配、ツーリング途中でまた
トラブルも避けたいしね、という判断。
電話。
↓
在庫はあるが、今日はもう作業予約が詰まって対応できない、預かり、とのこと。
↓
諦め、カー量販へ電話。
↓
在庫あり、ということでまずはそこへ移動することに。
↓
JAF到着。
↓
回復。
↓
カー量販店にGO。
↓
作業時間を聞く。
↓
順番待ちで午後になりそうとの返答。
↓
交換諦め。
走行で充電されるからこのまま行っちゃえ!と強気のオイラ。
ではいざ高速へ、とエンジンを再始動すると、今度はガスアラート。
とりあえずスタンドへ寄り、満タン、めでたく高速に入り、料金所まで走行。
すると、いきなりポーンとアラート。タイヤ空気圧低下の警告。
誤作動では?バッテリーが上がったし、その関係で電子表示に影響があったのでは?
でも、なんとなく気になるわ、ってことで最初のサービスエリアのスタンドで空気圧チェック。
順番に見ていって、どれも問題なし。
ところが4本目、左リヤタイヤ、
「パンクしてますね」。
非情な声。
よく見ると、そのタイヤだけサイドウオールがひび割れ、明らかに傷んでいます。
ほかは綺麗なのに。おかしい。
で、トレッド面をみてくれたスタンドのおじさん、「あれ、これ修理した?」と。
オーナーに聞けば、以前パンクしたときにMモビリティシステムで修理、そのままにしていたそう。
要は、修理したからとタイヤを交換することなく過ごしていたのですな。
あくまで修理は応急処置、安全なところまで走っていけるように、という処置。
そのままにしておいたらあきまへん。
CSLのような超扁平タイヤはトレッド面からのパンク穴の空気抜けでもサイドウォールに
内部から圧が掛かり、今回のようにサイドが傷み、ヒビ割れるそう。
当然、こんな異径のタイヤが店頭に売られているわけはありません。
取り寄せになります。
ここで万事休す、ツーリングは諦め。
よくよく聞けば来月は車検とのこと。もう出しちゃいましょうよ、と決断。
一番近いディーラーまでゆっくり走っていきましょう、とトボトボ引き返すのでした。
バッテリーも要交換、タイヤも要交換ということで車検入庫の珍道中。
オーナーはCSLにはほとんど乗らないので、今回も1か月エンジンは掛けていない、
タイヤも修理したからいいかと新品交換していなかったのですな。
バッテリはまだしも、タイヤは危険、きちんとケアしないとマズイです。
あくまでパンク修理は応急処置です、放置はいけません。
前回のツーリングの時は25000キロ、今回は27000キロのオドメーター。
2年で2000キロしか走っていませんから、車両の程度は最高なんですが。
ということで、オーナーは平謝り(笑)、来年リベンジしようと、
おいしい天ぷらをごちそうになり、
オイラは帰路につきました。
おしまい。
急きょ入庫となったCSL↓