サンクラのブログ一覧

2号機の発展系として、電池の消耗をLEDで警告しつつ、4Vほどになったら、停止するようにしました。また、今回は、電池ケースは外付けとして、軽量化にしてみました。効果は不明。

これで、昨年12月ごろから始めたPICの開発に一応のピリオドを打ちます。
はじめは皆目判らないPICの取り組みで、何度も躓いたり、諦め掛けたりしながらも、何とかネット俳諧で乗り切った感じです。先人の方々の努力、ネットのアップに感謝しますorz

今後は、モータードライブのマイナーチェンジはするかもしれませんが、重点はモータードライブの簡易赤道儀本体とのマッチングや、星座写真の撮影のほうに移していきたいと思っています。

　ニッケル水素電池4本＝約5V～を、三端子レギュレーターで3.3Vに安定化してPICを駆動しつつ、ｽﾃｯﾋﾟﾝｸﾞﾓｰﾀｰには、電池そのものの電圧で駆動するようにしています。そして電池が約4Vまで低下すると、電圧低下の警告LEDを点滅させて、暫くすると停止するような設定にしました。この電圧のチェック機能は、PICに備わっている「コンパレータ(電圧比較機能)」を利用しているのですが、この機能が曲者で、私から見ると罠があって、思ったように機能させるのに、苦節2ヶ月ほどかかりましたorz(詳細は別の機会にしたいと思います。)
　ｽﾃｯﾋﾟﾝｸﾞﾓｰﾀｰの回転速度は、星の移動速度に合わせたもの(恒星時駆動)を基本としつつ、星景写真(星座と地上風景を一緒に撮影したもの)用のもの、月の移動速度に合わせたもの(星の速度より若干遅い)などと、南半球用(逆回転)にも対応できるようし、都合8種類あります。
　ｽﾃｯﾋﾟﾝｸﾞﾓｰﾀｰの回転速度は、計算上ではかなり正確に駆動が出来るようになっているものの、実際の300mm望遠レンズでの撮影では星が線状になってしまうことが度々で、これは簡易赤道儀の工作精度の悪さに起因するものと思われ、この工作精度の悪さを補完できるように、ｽﾃｯﾋﾟﾝｸﾞﾓｰﾀｰの速度を調整したいと思っています。
　もっとも写真の試作のものを、基盤に半田付けしないと次ステップに進めないのも事実。。。明日できるかな?

なんとか、ここまで辿り着けましたorz
幾度と無く、挫折しそうな箇所がありましたが、一応完成しました。

左写真が、モータードライブそのもので、1号機(秋月製(改))と比べると、①トランジスタ+ダイオード+抵抗が各4個必要だったところを、ひとつのIC部品で対応できました、②スイッチを取り付けて、回転スピードと回転方向で8通りできるようにしています、③回転の状態を示すために、LEDを取り付けています、④簡易赤道儀15号機は、最大45分程度の駆動しか出来ないので、スイッチの切り忘れ対策として、電源を入れてから約40分でモーターへの電気供給を止める機構を組み込みました。

また、ニッケル水素電池4本(約5V)で駆動できるように、16F648Aという3.3Vで動くPICを使って組み込みましたことから、電池を含めて小型化しワンパッケージにしてみました。

先日のブログでは、動いたことを報告させていただきましたが、その後、思ったように動かない部分が発見され、ここ数日は試行錯誤をやっておりましたorz

<<不調箇所>>
①　1分間に1周しない
②　360ステップのモーターと720ステップのモーターを切り替えたい→恒星/星景モードに加えて、左の条件を加えると、動かない。出来れば、南半球に旅行した場合にも利用できるようにしたかった。つまり、2×２×２の8パターンをオールインワンにしたいが。。。

<<調整状況>>
①については、水晶発振子とプログラムの回転数の組み合わせが間違っていた(ほぼ解決・・・正確な回転スピードに合わせる必要あるが、技術的には容易)。
②については、サンクラの技量不足で解決できないが、それぞれの目的にあったPICを書き込むことは可能で、差し替えにより対応はできるが、汎用性は乏しい。

<<妄想>>
①電池残量アラームプログラムを組み込みたい。PICを「16F88」にして、「A/D変換」機能を使う。
②写真に左側に写っている部品類を使って、「19号機」を作りたい。後日報告します。


ところで、雪かな～♪

ブレッドボード(写真の白い板のこと・・・半田付けせずに使える)という試作用基盤で、恒星時用と星景用(恒星時の2/3の速さ)のふたつのスピードをスイッチの切り替えで対応できるように、プログラム・基盤を作成しました。

線が大変なことになっていますが、思ったより比較的単純な配線で完成できる感じになりました。

試行錯誤を繰り返して、ようやく何とか「プログラム」と「配線(基盤)」がマッチングしてくれて、思ったイメージどおりに作動してくれるようになりました(嬉)

ここまで出来るようになると、色々と工夫が出来るような気になってきており、妄想が広がってきました。
簡易赤道儀「19号機」を作りたくて、ウズウズしてきました(笑)