ヒューズボックス電源確認

124スパイダーの日本仕様では殺されているDRLについて、最近、復活作業が整備手帳で多数アップされていることに触発され、自分も着手に向け動き始めました。
それにあたり、一番大切なIG電源を確認するついでに、ヒューズボックス内の各ヒューズがどの電源につかえるのか、可能な限り確認してみました。

124スパイダーは、親切なことに、取扱説明書内に主要なヒューズの割当てやアンペアが記載されていますので、それを参考にしながら確認していきます。

まずは室内の助手席足元のヒューズボックスです。

簡単に列記すると以下のとおりです。
・常時電源：9～11番、13～15番
・ACC電源：5～8番
・端子なし：1～4番、16番

室内のヒューズボックスにはIG電源が無いようなので、室内でIG電源を取る場合は、スタートスイッチなどの配線から分岐させる必要がありそうです。

なお、BOX型ヒューズは、通常、電源取出しには使用しないので、空き部分以外は確認していません。（以下同じ）

続いてエンジンルームヒューズボックスです。

簡単に列記すると以下のとおりです。
・常時電源：6～9番、17～35番、38～39番、42～43番
・ACC電源：12～13番
・IG電源：1～2番、4～5番、10～11番、14～16番
・端子なし：51～52番
・不明：3番

3番ヒューズは取扱説明書上はHORN2となっていますが、通電が確認できませんでした。
おそらく、ホーンを鳴らしたときに通電するものと思われますが、いずれにしても、分岐させて電源として使用するには不適と思われるので、確認はしませんでした。

25番ヒューズ部分は、取扱説明書ではDRLとなっており、おそらく海外仕様での純正DRL配線に使用されているものと思われます。
ただ、現在は常時電源が来ているため、DRL復活作業用として使用するには不適となります。

多くの方の整備手帳では、5番ヒューズ部分が空いており、ここにヒューズを差してIG電源を取り出しています。
個人的には、リスク管理上、空きスペースにヒューズを差すことを避けたかったのですが、他のIG電源が取れるヒューズはいずれも走行において重要そうなものであり、うかつに分岐させるのはリスクが高そうに思われました。
一方で、5番ヒューズ部分は、電源供給側にしか端子が来ておらずヒューズを差したとしてもヒューズ以降に電力が流れる恐れが無いこと、また、取扱説明書にアンペア（7.5A）が記載されており、そのアンペアのヒューズであれば、電源供給側の配線の損傷リスクも低いと考えられることから、ヒューズの容量さえ気をつければ大丈夫と判断しました

以上のものは、あくまで自分の車両の場合です。

年式による違いや測定誤りがあるかもしれませんので、あくまで参考として見ていただければと思います。