O/H済み同型エンジンに載せ替え

それは2014年の11月2日、日本最大（？）のパイクカーイベント「うなオフ」に初参加するため浜松に向かう途上の東名厚木・秦野中井間で起こりました。運転していたカミさんが「アクセル踏んでも全然加速しない」と言い出し、よく見るとボンネットから白煙が。

慌てて路肩に寄せ停車するとエンジンは完全に停止。保険会社に連絡しロードサービスを手配し、何度かやりとりをしている間に以前どこかで藤沢にあるパイクカー専門店の記事を読んだのを思い出しました。確かFacebookのページがあったはず、と検索し、出てきた番号に電話。事情を話すと快く受け入れOK。ロードサービスに店名と住所を伝え、自分たちもタクシーで追いかけました。

そのショップ、Craft Shop Fogyさんのガレージではマーチスーパーターボが作業中。駐車場にはたくさんのBe1、パオ、フィガロ。期待が高まります。まぁどうぞと進められるままにオフィススペースに腰を下ろし、小一時間四方山話。信頼できる方と確信し、フィガロをおあずけして最寄りの駅まで送っていただきました。

診断の結果は「ウォーターポンプ（社外品）の破損・ロックによるタイミングベルト切れ」。なぜウォーターポンプが破損したのかについては、「製造不良としか言い様がない」とのこと。走行中のタイミングベルトの破損ですから当然のように被害は甚大で、さらに撒き散らかされたボールベアリングによりダメージは腰下まで及んでいました。まぁ、ディーラーだったら当たり前のように「廃車」と言われるところですが、そこはさすがの専門店。たまたまお手元のフィガロの1台がエンジンO/Hしたばかりで、良かったら積み替えますよ、とのご提案。それって代金はフィガロ1台分？と思いきや、工賃込みで新品エンジン1機以下とのことで、一も二もなくお願いしました。

購入店でウォーターポンプだけでなく補機類はいろいろ社外品に交換してるし、更にECUをMOTECに換装してエアフロレス化してることもあり、果たしてちゃんと動くのか不安もありましたが、問題なく一発始動。無事に納車となりました。

1年前から楽しみにしていたうなオフ初参加がかなわなかったのはとても残念でしたが、信頼できるショップに出会え、エンジンO/Hができたと思えば長い目で見ればよかったのかなと。

交換部品
エンジンAssy（含タイミングベルト、　クランクシール、カムシール、ウォーターポンプ、　ベルトテンショナー、オイルパンガスケット、ロッカーシャフト、リテーナー、ロッカーキャップ）
IN/EXマニホールド取り付けナット、ワッシャー
ロッカーカバーガスケット
ロッカーカバーラバー/ナット
IN/EXマニホールドガスケットセット
サーモスタット/ハウジングガスケット/アウトレット
T/Bウォーターパイプガスケット
T?Bオイルパイプガスケット
ヒートインシュレーターボルト
ラジエーターホースUP/LOW
ホースバンド
インシュレーター（ミッション側）
エンジンオイルフィルター
エンジンオイル
AC真空引き/代替ガス充填