トノカバー異音対策

GRのディーラーオプションのトノカバーですが、皆さんお悩みのように構造的な欠陥があります。
右端はスライドし、内部のバネで突っ張って固定する仕組みになっていますが、アルミの本体に対してスライドする部品（トノカバーホルダ）が大きすぎてガタがあり、また、ビスが前後に1本づつしかない上に端の方（写真下の方）に付いているため、このように真っ直ぐにならずに折れ曲がってしまいがちです。（この写真では説明のために折れ曲がる方向に力を加えています。）
そのせいか走行中に歪みが生じ、アルミの本体の端にはまっている樹脂部品とアルミとがこすれて（あるいは樹脂部品とバネがこすれて？）「ミシミシ」「ギシギシ」「バキバキ」と異音が鳴っているようです。

ビスを2本づつにして真っ直ぐスライドさせるような加工も考えましたが、アルミへの穴開けをしようにも道具がないですし、ビス2本を並べるには常に少し縮めた状態でないと無理です。
そこで考えたのがアルミ部分を少し太くしてガタをなくす方法です。
テープなどを巻いて太くしたのでは伸縮に問題があるので、スペーサーのようなものを作成します。

まず、使えそうな2mm厚のアクリル板が手元にあったので、幅15mm×長さ40mmに切り出して面取りをしておきます。（写真手前）
幅はもう少し広くてもいいかもしれません。
2枚写っていますが、下記の通り1枚しか使用しませんでした。(^^;

このようにアルミ部分に貼り付けます。
目立たないよう、装着時に下面となる面にエーモンのエンブレム用の薄い両面テープで貼り付けました。
もちろん、2mm厚ではなく1mm厚にして上下2枚に貼ってもいいでしょう。

装着時に車両前方となる、赤い部分にも貼ろうと考えていたのですが、きつくなりすぎるので貼らないでおきました。
後日、1mm厚の板を入手したので、ここに追加しようと思います。

組み立てるとこんな感じです。
2mm厚の場合、幅はこれぐらいがちょうど良さそうですね。
スライドもスムーズです。

車両後方側から見るとこんな感じです。
軽くひねると相変わらず「ミシミシ」と鳴りますので、「アルミの端にはまっている樹脂のほうをなんとか処理すべきだったか！」とも思いましたが・・・

車に取り付けます。
上下のガタがなくなって折れ曲がることなくイイ感じに見えますが、揺すってみると異音は相変わらずのような・・・
しかし、走ってみると、まったく異音はしませんでした！！（喜）

前後方向はガタがあるままですが、その点は影響ないようです。

もし今後、トノカバーホルダが開いてガタが発生するようであれば、Y塾長さんの情報（関連情報URL参照）によるとトノカバーホルダは補修部品として購入できるようなので、交換しようと思います。
価格は300円程度のようです。