生まれて初めて、カーオーディオ専門プロショップに
行ってみました。
コンパスのオーディオDSPセッティングの件です。
このお店は、コンテストでも上位入賞常連店で、
海外オーディオ輸入会社のイース・コーポレーションの
販売店として技術認定店舗として登録されています。
で、行ってみると
小さなお店で、どちかと言うとガレージっていう感じ。
クルマが1台だけ入るスペースのピットと2階が事務所兼視聴室。
たぶん、社長さん一人でやられているのかなぁ。
全然、普通のオジサン。(いい意味ですよ)
怖そうじゃないし、偉そうじゃないし、フランクな感じでフレンドリー。
私が到着した時には、若いお客さんが1名。
ピットに入庫していました。
でも常連っさんっぽいので、私を優先して頂きました。
デモカーの視聴の話は後でするとして、私のクルマのセッティング。
社長さんが運転席に座り、私は後の席に。
私のスマホでセッティングするために、スマホ関係の操作は私、
社長さんが指示を出す、と言った感じ。
まずはタイムアライメント。距離を測ってその数字を社長さんが言うので、
私が入力。
次に、曲を掛けながら、ツイーターだけ鳴らして!とか
右を切って!とか・・・・
で、ここで問題発生。
私も言っていなかったのですが、ツイーターだけ鳴らす
(ミッドとウーハーを切る)をしているのですが、
純正のリアドアスピーカーがフルレンジで鳴っています。
これは、一番最初にコンパスにアンプを入れた時に、
純正のスピーカーを切ってアンプに入力すると、
純正のヘッドユニットからの出力がオフになってしまうという件。
その対策で、リアドアスピーカーに配線をして、分岐という手法で
現在DSPにつないでいます。
なので、リアドアは常にフルレンジで鳴ってしまう。
ヘッドユニット側の前後のフェーダーを使っても、ダメです。
同じ信号をDSPとリアドアに入れているので。
しばらくこの状態で、セッティングを行おうと努力して頂いたのですが、
低音は何とかなっても、高音が後ろからも出ていると、ツイーターの
セッティングがうまくできないらしいです。
そしたら、社長さんが思い出したように、何やら部品を・・・
この店でも、1度も使ったことがない商品らしく、メーカーに電話で
問い合わせて、これで行けると言うこと。
純正の出力信号をこの機械に入れて、そこから次にDSPに入れる。
この商品、キッカーの日本のHPを見ても、出てこないんですよ。
本国のHPには出てました。
説明文
Some modern radios require a consistent level of resistance (called a “load”) to keep playing through the entire trip. Without that load, the stereo system can shut off unexpectedly. The KISLOAD2 Smart-Radio Interface prevents sudden shut-offs by making sure the resistance stays consistent.
翻訳すると
最近のラジオの中には、旅行中ずっと演奏し続けるために、一定レベルの抵抗(「負荷」と呼ばれる)を必要とするものがあります。 その負荷がないと、ステレオシステムが予期せず停止する可能性があります。 KISLOAD2 Smart-Radio Interfaceは、抵抗が一定に保たれるようにすることで、突然の遮断を防ぎます。
まさしくこれ。
対応商品がキッカーから出ていたんですね。ネット検索しても出てこないのに。
で、まだ1度も使ったことがないと言っているのに、この商品を在庫で持っているとは、さすが、プロショップ。
セッティングをするのに、やはりこれを付けてリアドアをカットしないと
難しいと言うことで購入することに。
11,800円。
ギリギリ、納得の値段。
あまりに高額だと、悩むところでした。
今日はこの商品を持ち帰って、自分で取り付け。そしてまた後日、
セッティングに来る、という流れで。
セッティングの間、私がリアシートに座って操作しているので、
セッティングの仕方など、とっても勉強になりますよ、きっと。
あと、再始動時のキュイーンではなく、それ以外に少し
ノイズが乗っているらしい。
私は、全然、気付かなかったのですが、プロの耳。
やはり、ノイズのことをいろいろと聞いたのですが、
配線の取り回しや、まとめ方、機材、いろいろの要因があるようで、
原因の究明をまずやらないと、対策も難しいと。
それには、配線関係をすべてやり直す可能性もある、とのこと。
その作業は、結構手間がかかるのがわかっているので、
今回はお願いしませんでした。
と言うことで、この機材を取り付けてから、またセッティングに行ってきます。
ちなみに、セッティング料は、
フロント2Wayの場合は、5,000円
私のは、3Wayなので10,000円。
3Wayは、ちょっと手間がかかるらしい。
でも、この金額で難解なDSPセッティングをしてもらえるのであれば、
全然OKです。
ちなみに、ここのデモカー。プリウスなんですけど、
フロント2Way、リアにサブウーハー1つ、ヘッドユニットはダイヤトーンのサウンドナビ。
もちろん、スピーカーもアンプもハイエンド機が付いているのですが、
ウーハーが何発もドデーンって付いているとか、LEDがチカチカ光るとか、
まったくそんなのではなく、ごく普通。
で音を聞くと、簡単に簡潔に言うと、
「スピーカーの存在感が無いんですよ!」
目の前にツイーターがあるし、ドアにもスピーカー。
でも、そこから音が出ていない!
オマケに低音がなぜか、ツイーターの少し下あたりの高さから
出てくる。
ドアから音が鳴っているように聞こえないんですよ。
大音量にしても、耳、痛くない!
意外と、やさしい音。でも、ハッキリと聞こえるし、不自然さが
まったく無い、と言った感じ。
高音が凄い!とか、低音が伸びる!とか、ボーカルが・・・
って言った感じではなく、ごく自然。耳が痛くない。
すごくいい音なんですが、どこがいいの?と聞かれると、
普通にいい音、と答えてしまう。
でも、スピーカーの存在感がまったく無い!と言った時に、
社長さん、一番喜んでいたような・・・・
クルマのネジが2~3本外れてしまいそうな
重低音も好きなんですけど、こういう普通にいい音、というオーディオ、
本当に音楽を「聴く」には、いいですよねぇ~。