
キャンプを始めてもう30年以上。いまだに遊んでくれる友人がいますので年に数度楽しんでいます。
中学校の時の地域のキャンプが楽しすぎ、以来ハマってしまいました。巨大でクソ重たい布製の三角テントを担いで鍋や飯盒を薪で炊いたキャンプから思うと、今のキャンプ道具の進歩は目覚しいものがあります。昔のアルバムを見ていて「あ~!そうやった!」と懐かしむ事も。
キャンプの楽しみは夜の焚き火とくだらない談笑。酒とツマミでしょうか。夜の必須道具の照明は今はランタンを使っていますが昔はロウソクや電球式のヘッドランプが主でした。高校時代、山岳部におりましたが夜間の照明といえば「キャンドル」という極太のロウソクで、登山道具店で普通に売ってました。アルミの皿に乗せてテントの内外を問わずに使っており、時折火災の話も聞いた事があります。幸いにして私たちは事故も無く過ごしましたが。
初めてランタンをテンバで使っているパーティを見たときは驚きました。なんと明るい!コールマンのガソリンランタンでしたが、山行にもって行くにはあまりに大きすぎて登山には実用的とは思いませんでした。その後キャンピングガスやEPIといったメーカーからガスの製品が発売され、大幅に小さくなりましたが、少しでも荷物を減らしたい軽量化したい登山にはやはりロウソクがメインでした。
初めて北海道ツーリングに行った時、三人だったので荷物を分担し、小型のガスランタンを持っていきました。当時もまだランタンを持ってきているライダーは少なく、キャンプ場で照らすとワラワラと他のライダーも集まってきて、楽しい酒宴になりました。しかし当時は今のようにガスのカートリッジが簡単に買える店も少なく、売っている店の情報交換なんかもやってました。

長期ツーリングには灯油の「ウルトラライト」というランタンを使ってました。↑
ロウソクよりも長時間灯るし、燃料もどこでも入手できる。当時使っていたライダーも多かったような気がします。明るさはロウソクと同じでしたが、夜更かしするわけでもなかったのであまり不便に感じはしなかったと思います。

その後、各社から「マイクロ」を名乗るガスランタンが登場し、一気に明るく小さいランタンが普及し始めました。ロウソクとは比較にならない明るさに私も購入。バイクキャンプやファミリーキャンプの補助的なランタンとして重宝しました。その後、車でのオートキャンプや家族が出来てのファミリーキャンプが多くなると大型のガソリンやガスのランタンも必要となり、道具に凝った時期もあって色々なランタンを購入しました。

大型となるとガソリンのランタンはまだまだ強力です。出番は激減しましたが手元に残しておきたい一台。

ファミリーキャンプや一人で行くオートキャンプなどでは一番活躍した中型のガスランタン。二台同じものを持ってます。明るくって重宝しましたが、残念ながら今やLEDにとって変わってしまいました。

そして先日購入したLEDランタン。ネットでの評判が大変良かったのと、値段も手ごろでしたので試しに買ってみましたが、以前もブログにあげた通り全く認識を覆す出来栄えでした。私なりに比較などしてみましたが、小型に限って言えば燃焼系のランタンに劣るところがありません。
明るさや持続時間。コストや安全性全てに優れていて技術の進歩を感じますね。
バイクキャンプでの使い勝手は長年愛用したガスや灯油の優位性を考えても悔しいながら「雰囲気」くらいしか見出せませんでした。LEDが出始めた頃は無機質な青白色の光でしたが、雰囲気をも持ち合わせる電球色の製品も登場。単三アルカリ電池が100円ショップで6本入りで売られている現在、もはや私の燃焼系ランタンの出番は無くなりつつありますし、実際処分を始めています。

画像左の黄色いLEDランタンなどは、なんと100円ショップで売られておりました。ためしに買ってみましたが、十分実用に耐えテント内での照明などはこれで十分。エライ時代になったものです。

走り回っていた当時、こんな製品があればキャンプはどう変わっていたでしょう?といっても昔は昔なりに当時の装備でキャンプしていたので不便は感じませんでしたが。ジャラジャラと予備電池を積むことはもはやありません。今後どんなに進歩していくのか?道具の進歩は楽しいものですね。
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2015/09/20 05:52:58