先日買い換えたヘルメット。デザインは家族からは非難の嵐でしたが、被り心地も良くて昔やっていたフェイスマスクスタイルに戻れ、自己満足しています。
ジェットヘルにゴーグルの懐かしい組み合わせ。かの青臭い頃を思い出します。
私が原付に乗り始めた頃、ちょうど原付にもヘルメットが義務化され、一斉に着用が始りました。オフロードバイクに憧れて免許を取ったようなものでしたので、安全面より格好だけでしたがMR-50にジェットヘルメット・ゴーグルで乗っていました。
やがて中免を取り、友人連中も乗り始めました。何故かお金持ちばかりの友人達でしたので、ピカピカの新車を買ってもらえる友人達を羨望の眼差しで見る日々でした。
ある日、一人の知り合いがNS-250Fを買ったと聞き、友人達で夜な夜な集まり見せてもらっていました。
「こいつはとんでもない加速するぞ!」と皆でワイワイ。持ち主のアッシンは集まった連中の中では後輩格でありましたので、ちょっとやんちゃなカズオの「ちょっと乗せろや!」が断りきれず、試乗会になりました。
すでに働いていたカズオはVT-250Fを乗り回しており、免許しかない自分達を順番に乗せて「どや!?速いやろ!」と何故か自慢げ。私もNSの異次元とも思われる加速に驚きました。道路は雨上がりの後で少し濡れており、少々怖かったのをよく覚えています。
画像お借りしました
当時やつの被っていたヘルメット。フルフェイスは被るものの、何故かあご紐はいつも垂らしていたのを覚えています。
何人目かを乗せた後、カズオは戻ってきません。皆でしゃべりながら待って「事故ってんのとちゃうやろな!(笑)」などと冗談言っていたら・・ 遠くで救急車のサイレンが! そしてその時後に乗っていたはずのヨシユキが両膝の破れたジーンズ姿で戻ってきて「カズオが事故った!」 !!??
急いで現場へ向かうとフロントフォークをエンジンにめり込ませた無残なNSとフロントが大破した乗用車。そして担架で救急車へ運ばれるカズオの姿。泣きそうな顔で見送るアッシンに「新車か修理、どっちがいい?」と血まみれのカズオ。「新車!!」
その後、衝突現場から数十メートル先で見つけた奴のヘルメット。衝撃で脱げて転がったのでしょう。「フルヘルでもあご紐せなアカンなあ!」
猛加速中に脇道から出てきた車と衝突したカズオ。取調べには制限速度だったと言い張っていたとか。
ヘルメットはともかく、素手で乗っていたカズオの掌はザクロのようにすりむけ、病室で自慢げに傷を見せていました。以来私はヘルメットのあご紐・手袋だけは絶対に欠かさない習慣が身につきました。
よく素手で半キャップのライダーを見かけますが、他人事ながら怖くて怖くて。しかも殆どの人が前後逆に被っている・・
今まで知りませんでしたが、125以下用のヘルメットで大型を運転しても罰則の対象ではないんですね!あくまでも製造メーカーの基準であり、取締りの対象ではないとか。
大型アメリカンでダックテールとやらのメットで高速を走っているのを見かけると背筋が寒くなります。あの時見た血まみれのカズオの顔は今も脳裏に焼きついて、その後はちゃんとしたヘルメットをちゃんと被る!が強烈な教訓として残ることになりました。
娘にもヘルメットは大切に大事に!と強く教えている私であります。カズオは今も存命です。
本日、Vストロームのエキパイを社外品に交換しました。
バイクに乗り始めて30年以上たちます。乗り始めた当時に流行っていたバイクはCBXやCBR、GSXRやFZなど400㏄4気筒。2サイクルはRZやNSなど250ccが全盛の頃。峠などでは「走り屋」が大勢膝を擦って速さを競い、バイクのカスタムは集合管やチャンバー、セパハンにバックステップ等がポピュラーなところでした。友人達は「モリワキだ!」「ヨシムラだ!」と競ったようにマフラー変えてましたね!
友人達がレプリカ系のバイクに夢中になる中、一人オフロードバイクで山の中を走っていました。遠くへツーリングがしたいので乗り始めたバイクでしたので、速さにはこだわりは無く、資金も無かった自分でしたので、カスタムや改造等はほぼやりませんでした。マフラーやチャンバー等もオフ車にはあまり必要性も感じず、キャリアを付けたりした程度のものでした。
社会人になった時の事です。会社の飲み会で新人として挨拶し、先輩方にお酌をして回った時。 趣味がバイクだと自己紹介していたので、酔った一人の先輩が「バイクなんてモンは社会の迷惑だ!あんなウルサイ乗り物に乗って、他人の迷惑ってものを考えた事があんのか!」とからまれました。
チョイと頭にきた自分、「じゃあ今度マフラーでも改造しようかな?」と言ったところ、胸ぐらをつかまれ「ほらみろ!お前みたいなやつが迷惑の根源なんだ!俺は音のしない車なら喜んで乗るし、船(先輩の趣味)が煩いってんなら漕いででも迷惑にならないところまで行く!」と言われました。周りの人が収めてくれたので大事になりはしませんでしたが、異常なまでにバイクに嫌悪感を抱くその先輩は退社するまで苦手というか避けて過ごしました。
後に、その先輩の妹さんが夜な夜な暴走族の騒音に悩まされ、ノイローゼになって入院されていたと聞かされ、複雑な心境になりました。バイク乗りにとって「良い音」は知らない人からすれば騒音で、暴走族も走り屋も同じだと聞いたこともあり、少なからずショックを受けたこともあります。
以来、ずっとバイクが傍らにある生活でしたが、マフラーだけは交換したことがありません。XT-250Tを譲りうけた時にはアルミ製のサイレンサーが付いていましたが純正に戻し、SRX-4の時は、足回りやブレーキはTZやヨシムラのパーツでゴテゴテと飾ったもののマフラーだけは純正のまま。
その先輩の顔と声が脳裏に残っているのかもしれませんね。改造している他の方を否定するつもりは全然ありませんし、個人の趣味の問題なので。今回Vストのエキパイを交換していてその先輩の顔を思い出しました。
言い訳になりますが、サイレンサーから前のみの交換で、排気音も変化無いとの事だったので、若い頃からあったショップ「SP忠男」さんのエキパイをつけてみました。Vストを契約した時から狙っていたパーツです。真っ黒で線の細かった純正から一変し、満足の品でした。おそらくVストが人生最後のバイクになると思いますが、サイレンサーに手を入れる事はないでしょう。
クロスカブも生活に溶け込んだ純正の排気音が大好きです。
カッ飛んでいく爆音のバイクを見るたびオリモ先輩の顔を今も思い出します。
バイクに乗り始めて36年!途中数年休養状態でしたがCCのおかげで改めてバイクツーリングの楽しさを味わっています。
娘のバイクを陸送して実に26年ぶりに四国の地をバイクで走りました。いや!楽しかったです!本当に気持ちの良い道で「四国一周」したときの感動が思い出されました。モチロン北海道や九州の思い出もあるのですが、近畿から気軽に行けて「山アリ海アリ」の快走ロードが楽しめる四国の良さを再考した感じです。
気軽に四国・娘を訪ねられるように「250だったら」などと考えている今日この頃・・・・・
林道を走るのが好きだったのと、ツーリングがしたいが為に乗り始めたバイクです。必然的に買ったバイクはオフ車が多く、あちこち走り回りました。そんなオフロード一点張りの私でしたが、友人にオンロードを快適にクルージングできた250のアメリカンに乗せてもらったことがきっかけで、ツーリングに快適なバイクをとLAカスタムというホンダの250を所有していた事もあります。
初めての2気筒。初めての250でした。当時は空前のレーサーレプリカブームで、こんな走らないおっさんバイクを18の小僧が買ったのを友人達は冷やかしたものです。刺激的な走りは全く出来ませんがオンロードツーリングには快適で北海道から四国、九州まで走り倒しました。
「二気筒でオフロードっぽいバイクならツーリングはもっと快適だろうな」と当時から考えており、理想のバイクが現れるのを楽しみにしていたのを覚えています。
就職してすぐに二台のバイクがほぼ同時に発売されました。
ホンダAX-1
ヤマハTDR
4ストと2スト。単気筒と2気筒。全く違う構成の両車でしたが当時のバイク雑誌は「オン・オフ兼用」のこの2台をよく一緒に特集しました。試乗会にも行って乗り比べしたのを覚えています。
AX-1はエンジンはかなり気に入ったのですが、普段乗っているオフ車とさほど変らない乗り味と「ダルさ」を感じたハンドリングで却下。TDRは暴力的な加速と異質なカッコよさで興味は涌きましたが、「コレに乗ってたら死ぬな!」と直感し断念。燃費も悪いし・・・この2台をたして2で割ってくれればと思いました。
その後ホンダから発売されたトランザルプ400!これはかなりきました!思い描いていた理想にかなり近い。パリダカやファラオラリーを走るバイクを「カッチョエ-!」と感じていた小僧にはかなり響いたバイクであります。一度試乗をと思いましたが、悲しいほどにマイナーで試乗車はありません。展示してある店を探すのも大変で、やっと見つけたのは納車前の売約済み車両。跨らせて欲しいと頼んだのですがやはり無理でした。 ただ実車を見る限り、とてつもなく大きくて重い!確か乾燥重量で200キロを越えていたんじゃないですかね?チビで短足には高すぎるハードルでした。
250ccの4サイクルではVT-250のエンジンが最高だと今でも思っている私はトランザルプ250の発売を心待ちにしました。
残念ながらトランザルプ400は超が付くほど売れず、250版の発売はありませんでした。そしてカワサキからKLE250アネーロが発売!「うお!」まさに理想!Vツインでは無いものの何とか乗れそうな車格と重量。これぞと思いはしたのですが、この衝撃的に残念なカラーリングと当時すでに数台所有していて乗れない事情がありました。真に残念!まともなカラーで出して欲しかった・・・(笑)
最近の流行で「アドベンチャー」というカテゴリーが人気だとか。ようやく時代が私に追いついてきたのかと(苦笑)
しかし主流はやはり大型の車種。
大型免許を持っていないのと、大きく重いバイクは苦手なので断然250ccが良いのです。最近気になっているのが
スズキVストローム250。 250にしては重いのですが、かの昔に憧れた ガストン・ライエ氏の駆る「砂漠の怪鳥」 DR-BIGによく似た雰囲気。いいですね!
調べたところスズキとカワサキが250のアドベンチャーバイクを販売しているとか。是非ともホンダにはVツインの「トランザルプ250」を!ヤマハにはパラツインの「スーパーテネレ250」を発売して欲しいものです。おっさんは待ってます!!!
もうキャブオーバー型の乗用車は安全基準の関係で作れないと聞きました。安全か否かは置いておいて、とにかく便利な車でした。
デリカ スターワゴン GL-X
四駆のクラブにお世話になってジムニーからパジェロJトップと乗り継ぎ、結婚・出産を機会に乗り換えた車です。
結婚後もJトップに乗っていましたが、長女が産まれ、さすがに家族でのキャンプや旅行には手狭になり、乗換えを思案していた矢先に次女の妊娠が。
4ドアロングのパジェロやランクルなどのクロカン車も考えましたが、クラブの走行会等でジムニー相手に悔しい思いをするくらいなら、最初から諦めたほうがいいかな?とデリカを候補にしました。当時既にデリカはスペースギアにモデルチェンジしていましたが、角ばったスタイルとMT車の中古のタマ数が多かった、何よりスタイルが夫婦ともに好きだったので、中古デリカ専門店(当時こんな店もあったんです)を訪ね、希望の車種を伝えておきました。
後日、お店からカンペキに要望を満たしたデリカが入庫したと連絡があり、実車を見て即決。我が家のメインカーとなりました。実は友人がデリカのスーパーエクシードに乗っていて、豪華な車内装備の反面、悲しいくらいに鈍足で、高速道路の登坂車線では床までアクセル踏みつけても速度が下がってきた思い出があり、買うならMT。装備も簡素でセカンドシートもベンチのGL-Xと指定していました。
思ったとおり。大きそうに見えて実はコンパクトな車体。見切りの良い真四角なボディ。GL-Xは実は軽量でJトップより軽い!「鈍足」のイメージが強いデリカでしたが、MTのGL-XはJトップよりも軽快でした。事実、200キロ以上も重たいスーパーエクシードのオーナーが試乗して驚いていたくらい。積載性も抜群でキャンプ道具なんぞ全て車内に納まります。燃費もフタケタ走るので経済的?でもありました。
反面、オフロードは林道程度でやめた方が無難で、ちょっとしたモーグルや起伏の激しいところではあっという間に足を上げてしまう始末。ヒルダウンやキャンバーでは素晴らしく恐怖を感じられました。よく「パジエロロング並の走破性」と言われましたが、「パジェロロング程度」しか走れない上にキャブオーバー独特の恐怖感で、これでクロカンやろうとは思いもしません。まあ乗用車と比べると格段の悪路走破性ではありましたが。あと高速道路はかなり苦手。AT車に比してかなりローギヤードなもので、100キロ巡航時は3000回転も回り、車内は轟音・振動がかなりなもので、とても快適とはいえませんでした。
しかしながらデリカは本当に便利に働いてくれました。家族キャンプや旅行。親戚一同の送迎や荷物の運搬等々。車内泊や娘のオムツ替え、出先での休憩なんかでは広大な車内とフラットになる後部座席は大活躍。今後、1BOXしか乗らなくなるんじゃ?と思ったくらいです。
7年、15万キロを乗り、次期車検できっちり整備すると40万円ほどかかるとの見積もりと、当時施行されていた「エコカー補助金」に目がくらみ、四駆で走れる場所も無くなりつつあったので、止む無く乗用車に乗り換えました。家族の愛着も大きく、名残惜しい乗り換えでしたが。
クロカン1BOXという唯一無二の存在でした。現在の住宅事情で二度とこのサイズ以上の車がもてない今、良い思い出を残してくれた名車だと思っています。
家族で伊那キャンプ!(^^*) カテゴリ:その他(カテゴリ未設定) 2023/08/21 05:00:11 |
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使えないヘルメットホルダーの代用 カテゴリ:その他(カテゴリ未設定) 2022/10/17 22:20:19 |
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DAYTONA(バイク) デジタルメーター カテゴリ:その他(カテゴリ未設定) 2022/09/22 21:00:04 |
スズキ V-Strom 250 20数年ぶりの250ccリターンです。 |
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親父の相棒 (ホンダ クロスカブ) 5年半で33333キロを経ました。相変わらず快調に走っています。このたび250ccを増車 ... |