
以前、娘らと昔の話をしていた時、私が子供の頃に公園の遊具で地球儀のような?回転するジャングルジムで遊んだ話をしたところ、「いいなあ~!遊びたい!」と羨ましがられていました。
この遊具、調べてみたら「グローブジャングル」という名称で、昔はあちこちの公園にありましたが不幸にも指を切断する事故や怪我を負う事があったために撤去されていき、絶滅危惧遊具になっているそうです。

グローブジャングル
息子を連れて公園に行っても、最近の遊具は「これ?どうやって遊ぶの??」ってな遊具がわずかにあるだけの公園も多く、小学校ではなんとブランコが撤去されているというらしいです。子供の頃は「どこまで漕げるか!?」「どこまで飛べるか!?」等々と遊んだものですが、昨今は「危険」の一くくりで片づけられているのには寂しさすら感じます。
先日、職場に近い閑静な住宅地の公園に何とグローブジャングルを見つけました。皆に言うと「行きたい!」となり、早速休日に家族で遊びに行きました。公園に到着すると一組の家族が先客で遊んでおり、会釈するや「こんにちは!もしかしてこれ(遊具)がお目当てですか?」と旦那さん。聞けばその家族もグローブジャングル目当てで市外から来たとか。
一気に意気投合して一緒に遊びました。しばらくするともう一組の母子も車で来られ、偶然にも三組の家族がグローブジャングルを目当てで集うという事に。子供たちは馴染むのに時間は無用だったようで夢中で遊び、親たちは昔の遊び「カン蹴り」や「ドロケー」、「ゲタ隠し」や「坊さんが屁をこいた(関西版だるまさんが転んだ)」の話題、子供の頃のケガやイタズラの話で盛り上がりました。

組み体操や危険とされる事に規制がかかる世の中ですが、子供が全力で遊んでいる風景は見ていても微笑ましいものです。この時も何人かは顔から転んで擦りむいたり、グローブジャングルから放り出されて飛んでいったりしていたのですが、身をもって学ぶ機会も必要なのでは?
期せずして楽しい時間を過ごすことが出来たのですが、我々が遊んでいた時間に誰も地元の子供らが来なかったのは寂しい限りです。京都市内の私たちの近所の公園は全くつまらない遊具や狭い敷地。さらに広場でのボール遊び禁止等でのびのびと遊べない環境ゆえ、これほどワクワクできる公園が閑散としているのが羨ましいやら寂しいやら。
皆さんとは他に楽しめる児童公園の情報交換をして名前も告げずにお別れしました。
少し妙な気分ではありましたが、童心に戻れた楽しい時間を過ごすことが出来ました。
おっさんも30年以上ぶりのグローブジャングルをグルグルと満喫してしまいました。
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2016/03/04 06:17:38