摩擦係数!聞いたことありますよね?
摩擦と車って結構綿密に関わっていますが、一番わかりやすいのはタイヤと路面の
摩擦でしょう!
この摩擦によってタイヤはグリップするわけですが、乾いた路面と濡れた路面!
当然、滑る限界点が違いますよね?
摩擦力っていうのは、摩擦力(滑りにくさ)=摩擦係数×荷重(重さ)と
考えるので、かかる荷重が同じでも摩擦係数が変化するとグリップ力が
変化するのは当然ですし、その逆にかける荷重を変えてやると
摩擦力自体をコントロールすることも可能ですよね!
さて、それでは各路面によってどれだけ摩擦係数に差があるのか?
警視庁交通局のデータを参考に公開しましょう!
・乾いたコンクリート 0.75μ~0.85μ
・乾いたアスファルト 0.75μ~0.80μ
・濡れたコンクリート 0.60μ~0.70μ
・濡れたアスファルト 0.45μ~0.60μ
・砂利道 0.50μ
・砂の浮いた道路 0.40μ
・固まった雪上 0.15μ
・氷上 0.07μ
上記を見てもわかるように、乾いた路面とアイスバーンでは10倍も摩擦係数が
違います!それは物理的なことなので、この法則を無視したらどんなプロドライバーだってコントロールは出来ません!
その路面の摩擦限界を見極めて、限界点で勝負できるのがプロの技です!
もちろん公道では限界点で走る必要はありません!笑
ただし、おおよその限界点を知っていると、自ら無謀な運転で事故を起こすことはないと思います!
冬場の単独スリップ事故のほとんどが、この限界点を意識していない結果だと思うのです!
サーキットでもこれは同じことですね!
タイムを出したかったら、タイヤの限界点を常に引き出して走る必要がありますが、その限界点がどこなのか?
それを正確に瞬時に判断し感じ取れる能力が必要です!
曖昧に走っても、運がよければタイムは出ますが、クラッシュと紙一重です!汗
普段の公道走行の意識が、自然にこういった感性を育ててくれると2輪時代の監督に教わった事を思い出しました・・・・・
ブログ一覧 |
キタオフィスの独り言 | クルマ
Posted at
2007/01/10 11:26:36