混合比はいろいろな表し方があるが、空気燃料比(空燃比)、空気過剰率、等量比の3つがよく使われます!空燃比は、混合気に含まれる空気の質量を燃料の質量で割った値で表されるもので、エア/フューエル・レシオ(A/F:Air-Fuel ratio)とも呼ばれます!市販のガソリンエンジンでは、普通、空燃比が「8~20」程度のとき燃焼が可能となり、空気に燃料を混ぜたとき、理論計算上、燃料が完全燃焼するはずの空燃比を理論空燃比といいます!日本ではレギュラーガソリンの理論空燃比はふつう「14.7」とされていますね!空燃比が理論空燃比より小さいと含まれるガソリンが多いので「濃い(rich、リッチ)」、逆に理論空燃比より大きいと「薄い(lean、リーン)」という表現を使います!空気過剰率(excess air factor)は、理論空燃比に対する空燃比の比率、すなわちエンジンに吸入される混合気の空燃比を理論空燃比で割った値であり、いわば、燃料を完全に燃焼させるために必要な空気量に対して実際に供給される空気量の割合です!一方、等量比は、空気過剰率の逆数のことです!以上、空燃費の豆知識でした!