エコランの肝は「コースティング」

昨日の給油で記録した燃費は18.5km/Lでした。7日の仕事帰りに給油してからの走行区間は、8日の通勤往復、9日のブルーライン経由の万葉岬、10日の大山往復、11日の通勤往復、そして昨日の仕事早上がりでの岡山～兵庫西部ドライブ。走行距離787.0 kmに対して給油量42.53 Lで燃料警告灯が点いたのは731kmでした。過去17km/Lを超える燃費はすべて高速メインで記録したもので、一般道でこの数字を出してしまったことは自分でも驚きでした。

それではどのようにして異次元の燃費を叩き出したかをご説明。
（普段回して楽しむ方、燃費なんて気にしてどこが楽しいの？と言う方は読む必要は有りません）

愛読書4月26日号のベストカー誌にモータージャーナリスト国沢光弘氏のコラムで「コースティング」が紹介されていました。

「上り坂や平坦地はエンジンパワーを使い、弱い下り坂や前方に信号がある時などニュートラルで滑走させる」

つまりクラッチを切ってそのままタイヤを転がせる作戦です。

このテクニックは去年の暮れから通勤で多用してはいましたが、走行距離が短くなおかつエンジンが冷え切った状態で行っていたのでそれほど効果は無く、普通のドライブでは全く試していませんでした。

9日、ブルーラインでたまたま60km/h程度で走る遅い車に捕まったので、アクセルを踏んでスピードを上げてはクラッチを切ってタイヤ転がす作戦を実行しました。うまい具合に前車が大型トラックだったのでスリップ効果も相乗し、牛窓までの平坦地でアクセルを踏んでいた時間は全体の半分ぐらいだったのではないかと思います。行きも帰りもこの作戦を実行したところ、メーター読みで高速並の18km/Lぐらいのペースになっていました。

ｺﾚは使える！！と翌日の大山ドライブでも実行しました。
行きは大方上り坂になるのとほとんど単独走行になったので使いようが無かったのですが、深夜に出発したこともあって鍵掛峠到着まで信号に引っかかったのは10回も無かったように思います。その信号でも滅多に使わない「アイドリングストップ作戦」を実行し燃費を伸ばしました。

大山からの帰りが強烈でした。
新庄村から久世までの国道181号は大方緩い下り坂になります。60～70km/hを維持して走るには常にわずかにアクセルを踏まなければならいのですが、材木を運ぶ大型トラックを追走したおかげでこのテクニックを使うとアクセルを開ける時間は全体の10分の1程度で済んでしまい、結局燃料メーター半分の時点で485kmも走れたんです。昨日もこの作戦でブルーラインをのんびり往復し、前人未到の下道燃費を叩き出したのでした。

最後に「コースティング」を行うにあたっての注意点。
①急な下り坂やスピードが出過ぎる時はそれなりのギヤに入れてスピードを抑えましょう。ギアの入っていない状態で空走すると車は非常に不安定になり危険ですし、エンジンブレーキを使うと燃料カットされて燃費も向上します。

②コースティングは前方に遅い車がいるとなお効果的ですが、あまり車間距離を詰めると追突しかねないのでそれなりの車間距離をキープして下さい。

③コースティングをAT車で行うと壊れたり寿命を縮める可能性があるので推奨出来ません＾＾。

④最大のライバルokazakiさんにこのテクニックを教えないで下さい＾＾。