ドライブ依存症のブログ一覧

遠い昔の話をwikiで確認してからブログにしてみます。










過去F１を観戦したのは88年～90年の鈴鹿3回のみ。88年はマクラーレン・ホンダが他を圧倒したシーズンで、セナが鈴鹿で初めてワールド・チャンピオンになり、セナ・ファンだった私は徹夜で陣取った２コーナーで涙しています。この年は1.6ターボと3.5のNAが混走していて、マーチ・ジャッド（現レッドブル、エイドリアン・ニューウェイ設計）以外は全く勝負にならない車で走っていました。初めて観戦するモータースポーツだったのでF1のエンジンサウンドにびっくりはしましたが、この年のターボとNAは多少NAの方がうるさいぐらいだったように思います。1.5ターボになった今年のF１はその悲しすぎるエンジンサウンドが話題になっているようですが、当時のターボ全盛時代にエンジンサウンド云々が問題視された記憶はありません。長年多くの方がNAエンジンの爆音に慣らされちゃったから今年のサウンドに満足出来ないのではないかと思います。

翌89年は決勝日が仕事で土曜日の予選のみ観にいったように思います。この年から全車3.5NAとなりフォード・コスワースDFRなどがV８、ホンダ・ルノーがV１０、フェラーリがV12に、ランボルギーニもV１２でラルースが前年に使っていたV８用のシャーシに無理やり付けて走らせていました。多気筒エンジンほど高回転型となり目を瞑っていてもどの車のエンジンか判断でき、とりわけランボルギーニは遅いけどフェラーリV１２を上回る甲高いサウンドでした。

そして90年。この年のランボルギーニV１２は、それはそれは素晴らしいサウンドでした！ホームストレートなどで全開になっているときなど、ガラスを爪で引っ掻いた時に発する「思わず身体が震える」あの感触！車が速いとか遅いとかなど関係なく、その音のみで魅入られてしまいました。

肝心のレースはスタート直後にセナがプロストを撃墜して両者リタイア。ベネトンがワン・ツー・フィニッシュして鈴木亜久利がランボルギーニで表彰台に上がったわけなんですが、私は決勝レースを観ずに京都に帰っています。たぶん前年のセナ・プロのシケイン接触事件がまた起きて嫌な気分になりそうな気がしたからだと思います・・・・。