HASEPRO マジカルカーボン ドアプロテクター  

　通勤車が主に集う普段のパーキングでは、一目散に並びの左端をターゲットにして、尚且つ自身も安全に乗り降りできるよう枠内では左側ギリギリに停めるように心掛けている。
　ここなら他車ドライバーの乗降でドアパンチされることはあり得ないし、通勤というシチュエーションに仮定すれば右隣の助手席側のドアが開閉される可能性は少ない。
　やむを得ず、そういったマナーに無頓着そ～うに思える車両の隣に停めなければならず、あまりにも不安にかられた時は携帯カメラでナンバーなど撮影して控えたりもする。

【総評】
　よって自身がドアを開く時は砕心しているし、万が一、加害に至っても損害は最小限に食い止めたいとも思っているが、本気でその効果を求めるならモールタイプに敵わないのは重々承知している。

良く言えば志。
悪く言えば気休め。

【満足している点】
　たまたま隣に停めたクルマにこの種のアイテムが装着されていれば、一方的に被害を警戒するばかりでなくモラリストとして加害事故にもお気遣いされている方なんだなと安心もするし、礼節に応じてこちらも最大限に注意を払うもの。
　これによって、例えばそんな心理を強要ではなく人に誘導してくれるのならば、故意や過失の種類を問わない接触キズを未然に防止する相乗効果もきっと期待していいだろう。

【不満な点】
　実際に当ててみるわけにもいかないので、対象物によってヒットする部分は異なってくるのだろうがひとつ凡例として、壁が隣接する駐車箇所でぶつけないよう慎重にドアの開け閉めを繰り返し位置出ししてみると、サイドビューの水平バランスがどうも不揃いになってしまう。
　均衡を保つべくファッション性を優先した案配に反して、このクルマの実質的なドアエッジは恐らくここじゃないはず。