キャリパー オーバーホール実施

車検前にブレーキオイル交換とキャリパーのオーバーホールを実施しました。（右フロント以外）
写真はリア、組み立て後です。

オイルライン先端のボルトを緩めるとすぐにブレーキオイルがタラタラと垂れて来ますので、予め写真の様なボルトとナットを用意しておき、外れたら素早くオイルラインに取り付けオイルを止めます

ナックルからキャリパーを取り外した後、ピストンを取り出すため、エアーを少しずつ吹き込み取り出します。勢いよく飛び出て危険なので当て木を使う等、対策しておいたほうが良いです。

灯油でバラしたパーツ類を洗い、

ピストンには傷や錆がありましたのでピカピカになるまでピカールで磨きます。

綺麗になったら気吹きをし、新品のシールキットを取り付けます。これだけで4000円します。

新品シール・ブーツとピストン・スライドピンの摺動部には付属のグリスは使わずワコーズのグリスを塗りました。
なお、ピストンのブーツは写真の様な状態にしてからキャリパーに取り付けると簡単に取り付けることが出来ます。

キャリパーの組み立てが終わったら写真の様に先にナックルに取り付けてから、ブレーキパッドを組み、オイル交換後エア抜きして作業終了です。

オーバーホール後のブレーキの効き具合に特段変化は感じられませんでした。ですがピストンが良く動くようになったのか、停止時からブレーキを離した際に出ていた、少しカクンとなる様な症状が緩和され、ブレーキを離した瞬間が時々わからないくらいにまで改善しました。