ワイパーモーター リンク 分解整備①
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) 初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
予防整備としてワイパーモーターとリンクのグリスアップを行いました。
ワイパー部はモーターもリンクもASSY交換になるため、比較的新しいクラウン210系のワイパーを部品取りとして流用出来ればと思い中古で購入しました。しかし残念ながらマークxとは形や大きさの違う所が多々あり、ほとんど流用は出来ませんでした。
上がマークx 120系
下がクラウン210 系
2
バラし作業は、まずリンク部とモーター部を切り離します。写真のようにリンクの隙間に棒を入れ、テコの原理で垂直方向に力を入れて外します。
そしてリンクとモーター軸を固定している12mmのナットと10mmボルト3本を外すとリンク部とモーター部が分離します。
3
残りの関節箇所を先ほどと同じ要領で外していきます。
ワイパーアームを取り付ける軸部の分解は、写真のように丁度いい大きさのマイナスドライバーをリンク本体と固定金具との隙間に刺しハンマーで叩いて金具を外しました。固定金具の下に一枚薄いワッシャーのようなもの(シール剤の役目?)が挟まっていたのでドライバーで破損させないように気をつけて行いました。今回このような方法で分解しましたが、このやり方が合っているのかは全くわかりません。。。
尚、この金具は恐らく一度外すと再利用不可の部品だと思いますが、金具を上から少し叩いて隙間を小さくする事で上手く再利用することが出来ました。
4
古いグリスを中性洗剤で洗って除去し、KUREのシリコングリスを各部に充填しリンクを組み立てます。
因みにリンク部でクラウンから流用出来る物は写真の物だけでした。
5
次にモーター部の分解をしていきます。
黒色のカバーを外します。トルクスT25のネジ1本を緩め、6箇所ある爪を外しつつ持ち上げればカバーを取ることが出来ます。
この時、ギアとオートストップカムのポッチの位置を覚えておきます。赤丸位置。
これ以上の分解は自分には出来ませんでした。
6
筒のカバーはトルクスT20のネジ2本で止まっています。ネジを取ってカバーを引き抜くと、磁石の力でロータごと抜けます。写真は撮り忘れました。これらは全てクラウン210 の物です。
整流子は磨かずパーツクリーナーで油分と汚れを落としておきました。
各部の古いグリスを出来るだけ取り除きます。樹脂パーツと金属が接するところにはシリコングリスを塗り、金属同士のところはモリブデングリスを薄く塗りました。
7
モーターを組み立てていきます。
ギアケースにロータを取り付けます。
ブラシが邪魔で入りませんので、ねじりバネ3箇所(赤丸)を解除してからロータを差し込み、奥まで入ったら、ねじりバネを元の位置に戻します。
次にロータを回転させて、ギアのポッチの位置をバラした時の位置になるように調整します。(一度ワイパーを運転させると自動的にリセットされるので実際はどこでもいい気がします。)
青矢印は元々マークx には付いていなかったガスケットです。径が同じだったのでクラウンから流用しました。モーター部で流用出来たのはこれだけです。
8
次に筒のカバーを取り付けますが、取り付ける際にマグネットの力でロータが引っ張られて、ギアケースから抜けてしまうのでしっかり押さえておきます。
最後に黒のカバーを取り付けてモーター部の完成です。
続く
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