ナガミヒナゲシってご存知ですか？

左の写真に写っているオレンジ色の花。
皆さんご存知でしょうか？


名前は「ナガミヒナゲシ」といいます。




今の時期、道路脇や中央分離帯（クルマ要素はここだけ）によく咲いています。
ポピーを小さくしたような花で、同じケシ科の植物です。


ケシといっても、こちらのナガミヒナゲシからアヘンはとれません。


花が終わると実がつくのですが、この実が長いのでナガミ。
小さいケシの花なのでヒナゲシと名前がついたようです。


オレンジ色のかわいらしい花ですが、私が子供のころ（３０年前）はほとんど見かけませんでした。


それもそのはず、帰化植物なんですね。
本来、日本には自生していなかった花なんです。


ケシ粒という言葉があるぐらい、ナガミヒナゲシの種は小さく、１つの実の中には数千の種が格納されているとのこと。
だから爆発的に繁殖したんですね。


花の可愛らしさの裏で、異国の地でも繁殖する図太さを併せ持つナガミヒナゲシでした。