前回の日記では、CX-3に90km程度乗ってみて「ウオオオオオ」って思ったところを中心にまとめました。
おさらいしておきますと、
1.燃費がいい
2.チカラ感がある
3.日常領域でのハンドリングがイイ
4.ブレーキフィールがスゲェ
5.マツコネが普通
6.デザインがパなみを感じざるを得ない
という感じになります。
さて、観ない乗らないで注文した組として、いいなと思ったところもあれば、やっぱ「あれれ」と思ったところもあるわけです。それが果たして致命的なことなのか!これから選ぶ方の参考になればいいなと思いつつ本質的には自分用メモもしくは語りたい欲の充足を今回もはかっていきたいとおもいます。
【CX-3、ここがびみょう】
1.後席が(チャイルドシートを後ろ向きにつけるには)狭い
まず最初に断っておきますが、CX-3の後席はヒトが4人乗ることについては特に気になる点はありません。新世代マツダお得意の微妙に内側に座らせる着座位置により、前がみやすいおかげで圧迫感は見た目よりずっと少なく、膝前が狭くてもシートの下にまっすぐ足が入るので問題なし、さらには派手なシートアレンジなどがないことやデミオよりさらにシート厚が上がったことで掛け心地もナイスで、人類がダイレクトに腰かけることに関してはなんの問題もなさそうです。
その辺は(注文後だけど)全てディーラーで確認済だった(し、前車がロードスターのため何乗ってもだいたい広く感じる特殊体質になったのもあります)ので、「後席狭ぇとか言ってる奴は"""人間が座る"""ということの本質が見えてないね(キリッ」という気分でいました。
チャイルドシートを後ろ向きに取り付けるまではね。
まぁISO-FIXにこだわるあまりクルマのサイズを考えずに
マキシコシのでかいチャイルドシートを買った方が悪いのかもしれません。マキシコシは「9kg超えてれば前向きでもいいけど、頸椎保護の観点から13kg(≒1歳半か2歳くらい)超えるまではできる限り後ろ向きセット推奨だヨ!」とのことなので、おとなしく助手席後ろに後ろ向きにセットした結果…助手席に私が膝を当てず座ることができなくなりましたワハハ。
ワハハじゃねぇ。
いやこのへんは息子が13kg超えた瞬間に解決することだし、身長156cmのよめのひとはちゃんと座れるので、「もうヤダ絶対買い替える…」となるほど致命的なわけではありません。でもチャイルドシートを後ろ向きにつけようというライフステージにある長身夫婦のかたは、その辺妥協できるかどうかよく検討した方がいいかもしれません(同じ新世代マツダにはアクセラやCX-5という素晴らしい選択肢もございます)。
まあこの素晴らしいプロポーションやサイドの豊かな面は、室内サイズを必要以上に追い求めなかった結果実現したものなので、結論としては、このデザインなら空間は妥協できる範囲に入ってる、ということで。
ちなみに同じく狭いとされがちな荷室は、我が家の基準(アップリカのそこそこのサイズのA型ベビーカーがリアシートを倒さず乗るかどうか)をクリアしたので問題ありません。ま、やっぱBOSEつけると下の物置が死ぬのでちょっとヒドい2択だなぁと思わないとこはないです(とかいいつつそもそもBOSEを選ぶ条件となるCD/DVD/地デジオプションすらも付けなかったのでカンケーない話だけど!)
あ、リアシート倒せば、前輪外すだけで700cクロスバイクが載ります。ロードバイクもあるのでそのうち試してみます(というかロードが乗ることのほうがはるかに大事!!…いやコーティング中代車なしだったのでコーティング屋さんまでクロスバイクで行って帰りはCX-3に積んで帰ってきたんですよ。。)
2.エンジンのレスポンスがいくない
前回もちょっと書いた点。走行中、追い抜きしようかなとかそういうシーンで加速しようとアクセルを踏むと、回転数にもよりますが加速するまでちょっとだけ間があります。しかもその間が回転数とか踏み込み方とかなんの条件で変わるか要検証ですが微妙に一定じゃない気がしてます。走ってる最中にアクセル踏みこんで反応が帰ってくる前にアクセルを抜くと、何も起きずにそのまま走り続けます(なんか反応返して欲しいよね)。
基準が悪いかもしれませんが、レスポンス重視のガソリン自然吸気エンジン、しかも2Lという1,140kgのボディには十分すぎる排気量のものがのっかってたNCロードスターは、やっぱこのへんやっぱド素直で思った時に思ったように加速してくれたもんだったなーと。
「シングルターボだからダメ」とか言う気は別にないですけど、コストかけてどうにかなるとこだったらコストかけて欲しかったなーというのが正直なとこです(178万円のデミオに載せて採算がとれる、EURO6/ポスト新長期規制をパスする小排気量ディーゼルエンジンって、マジどうやったんだよってくらいマジカルなコストで作ってるんでしょうけどね、CX-3専用品にしたらまた値段上がっちゃうしね、そりゃね)。今後の熟成に期待したいとこです(できればプログラム書き換えでなんとかなる範囲ならなんとかしてほしい)。
で!上記がぜんぜんダメかというと正直慣れでどうにかなる範囲だし、トルクの出っぷりは前回書いたとおり必要にして十分以上のものはあるし、それでいて燃費が鬼良なのでまぁこんなもんかなーと思ってます。もう少しこのエンジンとこのまま付き合ってみます、ほかの出来が素晴らしいしね。もしかしたら加速前にシフトダウンしたらいいタイミングで加速してくれるかもしれないので、ちょっと要検討です。
3.シート…はちょっと判断を保留したい
シート、座った瞬間の印象はむちゃくちゃいいんですよ。でもね、90km乗ってみて微妙に腰に来た気がする。
いやしかしその前の日まで2日間で1,000km以上を走破し、帰ってからはもはや枚ロードバイクより全然重くなった息子をひたすら抱き続けてたので、もともと腰に来ていたのかもしれない。よってちょっと判断を保留したい。
4.これCD/DVD付いてたらどうすんの?という程度に小物入れが少ない
いやほんとCD/DVD/地デジオプション付けないで良かった、と思わざるをえない。あのシフト前のスペースがまるまる小物入れになるのだ。Nexus5だってしっかり置ける。iPhone6plusもきっといけるでしょう。
我が家はテレビをほぼすべて録画で見ているので、リアルタイム放送にそんなに興味がありません。しかも(ごにょごにょしないと)走行中見れない。DVDもぜんぜん持ってない。CDはあるけど全部iTunesに取り込んで管理してるので、iPodが繋がるUSB端子とかBluetooth接続があれば(そしてちゃんとマトモに機能すれば)そっちのほうがむしろ有り難い(狭い車内にCD持ち込んだらすごい邪魔だと思うんですけど)。
というわけでBOSEもナチュラルサウンドスムーザーもすっぱり諦め、音より物置をとったのですが、マジこれ正解だったと思いました。小物入れ重視派のかたはご参考にしてください。
とかいいつつ別にシフト後ろのドリンクホルダに置けなくはないのでそんな致命的でもない気もします、人類はあればより多くを求める一方で無いなら無いなりに工夫ができるのだ!!
どっかの軽とかコンパクトカーみたいに「ほらこっちにもあっちにも収納が!!!」みたいなのも(そしてスタイルとかモノとしての美しさとか走りの素性とかを全部犠牲にして成り立たせた無駄にただっぴろい室内空間も)、ホントに必要なものを見失ってショールームでいかにアピールできるかみたいなとこに走り過ぎてる気がしたり生活感が滲み出過ぎてたりで、個人的な感想をぶっちゃければ「精神的貧困」しか感じないので、このくらい割り切ってるのは有り過ぎるよりは好感が持てます。
とはいえとりあえずもう少しだけスペース欲しいので、もうちょっとしたらiPod Classicを入れておく用に、センターコンソール横につける純正ディーラーOPのネット物入れの装着も検討したいです。
今の段階で感じたのはこんなとこでしょうか。もう少し使い込んでいけば、「ここがちょっとなー」というところが増えるかもしれませんし、「こういう意図なのかもしかして」という気付きも生まれてくるでしょう。
一応4つ挙げましたけど、
個人的には結局致命的な思い違いみたいなのはなく、全て妥協できる範囲に収まっています。前回書いたところを中心に他の出来がホント素晴らしいので。マツコネだって
マトモに動きさえすれば視線移動量の圧倒的少なさを初めメリットはたくさんあります。
いまもちょっと乗ってきましたけど、まじ曲がることと止まることに関するコントロール性の素晴らしさったらないです。ブレーキとステアの組み合わせでビタッと姿勢を決めた状態で思った通り曲がってく感覚、かなりキモチイイです。超絶カッコイイしね(デザインは最終的には個人の感想ではあるけど、全幅を贅沢に使った面のクオリティおよびリッチさ、そしてプロポーションの綺麗さは他の国産車の追随を許さない、誰でも認めざるをえないレベルだと思います)。
というわけで、総合的なファーストインプレッションは
長く付き合えそうだなー
でした。これからよろしくCX-3!
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CX-3 | 日記
Posted at
2015/03/10 00:15:44