
大変お待たせしました!
もう季節はあっという間に秋になっちゃいましたね~汗
時の流れについて行けなくなりつつある今日この頃です・・・(;^ω^)
そしてこのブログ、なかなか下山出来ずに停滞しちゃってますね~。
そろそろ記憶が薄れっちゃってきたのでいい加減下山させてあげないと駄目ですね・・笑
ってことで、ここから2日目の下山の様子をお伝えします。
4:30起床。
寝床で着替え、片付け、荷作り等をゴソゴソ済ませて山小屋の外へ出てみます。

常念山脈の向こう側に広がる綺麗な雲海、その向こうの空が白んできています。
宇宙と空の境目のようですね。

山小屋の窓に映る空の綺麗なグラデーション。

空の色は刻一刻と色の変化を見せていきます。

日の出です。
2日目の始まりですね~。
今日も良い天気になりそう~!

モルゲンロート、やっぱりいつ見ても感動します(≧▽≦)

山小屋の裏手からの飛騨側の景色。
こちらも雲海と空のグラデーションが神秘的です。

雲海と月
一晩、輝いていたお月様、ここからは空の主役は太陽へバトンタッチ。

昨日は雲海から頭だけ出していた笠ヶ岳。
今日はしっかり姿を現しましたね。

山小屋前に戻るとしっかりお日様が昇ってきていました。

そんなお日様の光を浴びて他の登山者さんも思い思いに準備をしていますね。

やがて朝食の時間になり小屋へ戻ります。
今日もご飯は大盛り×2・・笑

食後に昨日のチェックイン時にオーダーしておいたお弁当を受け取ります。
山小屋のお弁当って楽しみなのですよね~。
なので中身は見ないで大切にザックへ忍ばせておきます・・

朝食後、荷物をまとめて小屋の外へ出るともう空はきれいな青空に変化していました。
やっぱり、今日は申し分のない晴天で間違いなさそう~!

遠く、槍ヶ岳もくっきり見えていますね。

飛騨側の笠ヶ岳にも朝日が差し込んでいます。

山小屋の前では皆さん出撃準備完了って感じですね~!
やっぱりこの北アルプスの中でも日本屈指の難路に囲まれたこの穂高岳山荘に集う登山者は猛者の雰囲気が漂っていますね、かっこいい~!
他人から見たら自分はどんな感じに見えているのかな・・?

5:40
いざ出発です。
行程は昨日登ってきたルートを引き返します。いわゆるピストンって奴ですね。
ってことでまずは奥穂高岳へ向かいます。

穂高岳山荘を後にして縦走路へ取りつきます。

いきなりの急登。
朝一のまだ馴染んでいない身体には堪えます。

クライミング級の斜面。
その向こうにはお月様がうっすら浮かんでいます。

朝日をバックにクライミング。(私の姿ではありませんのであしからず・・)

梯子を登り切って見下ろすと、後続の登山者が続々と登ってきます。

槍ヶ岳。
あそこでも何人もの登山者が頂を目指していることでしょう。

太陽がどんどん輝きを増してきます。

そんな朝日を浴びながら昨日通ったルートを奥穂高山頂目指して進んで行きます。

やがて昨日姿を現すのを待ち続けていたジャンダルムが見えてきました。
今日の快晴のもと何も遮るものもなく全貌をあらわにした憲兵「ジャンダルム」

ジャンダルムの頂で輝く天使も確認できます。
ここで、山頂を眺めながらいつか必ずあの天使に会いに行くことを心に誓います・・・

で、いきなりですが奥穂高岳山頂に到着。
(ジャンダルムの雄姿に見とれてしまい行程の写真撮っていなかった・・汗)
狭い山頂はすでにたくさんの登山者で賑わっており皆さん記念撮影に大忙しでした。
では、奥穂高岳山頂からの昨日とは打って変わっての快晴の下の絶景をご覧ください。

まずはジャンダルムを頂点とした、国内一般登山道最難関ルートの全景。

ジャンダルムからの稜線が、西穂高岳へ続いて行きます。
その向こうの茶色いピークの山が今現在も活動中の火山の焼岳。
そしてまたその向こうに位置する裾野が大きく広がっている山が乗鞍岳。
さらにその向こうの雲海から飛び出している小さなピークが御嶽山。

ジャンダルムと西穂高岳の位置関係。
画像中央の丸印の付いた三角ピークが西穂高岳山頂。
画像右端の丸印の付いた大きな岩塊のピークがジャンダルム。
国内一般登山道最難関ルートはこの画像の左端からの稜線(尾根)を西穂高岳を通過してさらに標高を上げながら進みジャンダルムを越えこの奥穂高岳へと繋がるのです。

こちらは前穂高岳方面。

綺麗な雲海からちょこっとだけ頭出す富士山も確認できます。
お分かりいただけるかな~?

トリミングして赤丸印を付けて見ました。
これが富士山の山頂ですね。

いつ見てもとんがっている槍ヶ岳・・
山知らない人でも見た目であそこが槍ヶ岳ってわかる事でしょう・・笑

一通り景色眺めてから、縦走路を前穂高岳へ向かい進んで行きます。

振り返って奥穂高岳山頂を撮った画像。
狭いピークだってことがよくわかりますね。

ジャンダルムから西穂高岳へ続く稜線。

そこへ向かって進む2人の登山者。

ジャンダルムを横に見ながら縦走路を前穂高岳へ向かい進んで行きます。

左手には前穂北尾根と涸沢が見下ろせます。

奥穂高岳山頂を見上げる所まで下りてきました。

東の空にはお日様、そしてそのお日様に照らされた雲海が白く輝いています。

涸沢小屋も確認できますね。

ジャンダルムとお月様。
よく見ると山頂に人の姿が確認できます。
こんな快晴のもと登頂出来たらさぞ気持ちの良いことでしょう・・

南陵の頭を通過
何処を見ても絶景、そんな絶景を眺めながら前穂高岳を目指します。

7月に土砂降りの雨の中ヨレヨレになりながら登った北穂高岳。

その7月に登った時に通った北穂南陵ルートも見渡せます。

こちらが北穂高岳山頂部

こちらは西穂から奥穂の一般登山道最難関ルートを斜め横から見た画像。
ギザギザ感半端無い感じですね~。

吊尾根を前穂高岳へ向かい進んで行きます。

7:40
紀美子平へ到着。
ここから前穂高岳へはピストンルートになります。
昨日は頑張って登ったにも関わらず山頂は完全に雲の中で展望ゼロだったのでリベンジに向かいます。
昨日は皆さんがされるようにここにザックをデポ(置いていくこと)して登ったのですが、トレーニングを兼ねてザックは背負ったまま登る事にします。

この前穂高岳もここからのルートはなかなかのクライミングです。

振り返ると西穂高岳方面のギザギザな稜線が綺麗に見渡せます。

3点支持を意識した手足運びをしないと危険な個所多数出てきます。

8:20
3090m 前穂高岳登頂。

天気は申し分ない快晴です~!
見事、リベンジ成功です~!
これで、快晴の穂高岳山頂をコンプリート出来ました。
北アルプスチャレンジシリーズ
2017の西穂高岳
2018の北穂高岳
2019の奥穂高岳、前穂高岳
穂高とは少し離れますが槍ヶ岳も快晴のもと2度登頂を経験しています。
これで、北アルプス南部の穂高周辺のピークはすべて踏破出来ました。
しかし、西穂~奥穂の最難関ルートを含め、まだまだ通ったことの無いルートが
沢山あるので、もっといろんなルートで登頂をしてみたくなりました。
それでは例によって山頂からの絶景を幾つかどうぞ~。
ちなみに紹介する画像は、ほぼ一眼レフでの画像です。
かなり旧式の一眼レフとまだまだカメラ素人の私が撮った画像なので広い心で眺めてくださいね・・・(;^ω^)

前穂高岳山頂

遠くに望む槍ヶ岳

雲海とケルン

西穂高岳

奥穂高岳

常念山脈

尾根上に池を発見。

奥又白池

明神岳・・かな?

雲に覆われる焼岳

明神

徳澤

横尾

前穂北尾根(クライマーのバリエーションルート)の「五・六のコル」
いかがでしたでしょうか?
前穂高岳からの絶景を充分に見ていただけたかと思います。
ちょっと長くなってきたのでここで、一旦終了させていただきますね。
次は最終回の下山編になります。
お楽しみに~!
続く