
今年もこの季節がやってきました。
2020夏 北アルプスチャレンジ!
今年は待ちに待った西穂高岳から奥穂高岳への縦走です!(≧▽≦)
このルート、登山される方はどんなルートかはご存知かと思われますが、登山に興味の無い方はピンとこないかと思いますので簡単に説明文を掲載させていただきます。
「長く険しく、適切な現場判断が必要とされる、厳しいルートです。
地図上では一般登山道とはされていません。エキスパートの方のみご計画ください。
体力、判断力、岩稜歩行技術などが求められます。ロープを使用し、確保しながら歩く方が多いです。
西穂山荘~穂高岳山荘間には、小屋はありません。また、エスケープルートは天狗のコルからの下りのみです。
(通常の登山道ではないので手入れされておらず、道は荒れています/遅い時期まで残雪がある場合があります)
最近はとくに事故が多く、また救助も困難な箇所が多いです。」
(穂高岳山荘さんのH/Pより抜粋させていただきました。)
標高3000m前後の岩の尾根道を約9時間かけて歩きとおすルートなのです。
足もとは切れ落ちた断崖絶壁のような個所が随所にあり、登山道の中では最難レベルに位置づけされています。
私にとってこの夏の一大イベント「北アルプスチャレンジ」を始めてからずっと憧れていたルートだったのです。
このルートを歩きとおすために昨年8月から足に3kgのウエイト付けて1時間のボッカトレーニング(ウエイトを背負って歩く)と腹筋、腕立ての筋トレを毎朝毎晩欠かさず行ってきました。
ボッカトレーニングに至っては今年に入ってからは27kgを背負って30分のランニングに切り替えて毎朝毎晩行ってきました。
いよいよそのトレーニングの成果を発揮する時が来たのです。
ただし、この梅雨の明けきっていない時期です。(7月末での山行でした)
体力万全でも体力だけではどうにもならないことがあるのが登山。天候が荒れれば標高3000m高山です。命の危険もあるような場所です。
はたして無事縦走が出来るのでしょうか?
はたまた今年の一月の西穂高独標のように悪天候で断念することになるのでしょうか?
いつもに増して前置きが長くなってしまいましたが、それでは行ってみましょう!
これもいつもの事ですが車ネタはほぼゼロなので登山に興味の無い方はスルーしてくださいね~(^_-)-☆

午前3時起きで愛車ビアンテに登山道具一式を積み込みます。

午前3時半、長野県側の沢渡駐車所へ向けて出発です。
いつもなら西穂へ向かうのは今年一月にも行った岐阜県側の新穂高ロープウェイを目指すのですが、この出発日の数日前に降った集中豪雨の為(道路脇の斜面崩落で上高地が一時孤立状態になった豪雨)リニューアルオープン予定の新穂高ロープウェイが運休のままだったのです。
その為に上高地から入山して、自力で西穂山荘まで歩かないと駄目な状態になっちゃってました。
当初のはロープウェイを利用して15時頃に西穂山荘に着けば良いので朝はゆっくり出来る予定だったのですが・・仕方ありませんね。
上高地からの西穂山荘へのルートは一度下りに使ったことあるだけなので、登ってみるのもちょうど良いかもって事でポジティブに考えます。

交通量の極めて少ない一般道を走り、名神高速岐阜羽島ICより高速へ入ります。

名神高速から東海北陸自動車道へ入り川島PA辺りで空が白んできました。

4:50
東海北陸自動車道、ひるがのSAまでノンストップで来ました。
少々雲の多い天気ですね。

その後も東海北陸自動車道を北上して進みます。
途中、雲の中の様なガスの中を抜けて走って行きます。

飛騨清見ICで中部縦貫自動車道へ折れます。

高山市内通過。
もう何度も通っている平湯方面への道です。
自宅より遠いイメージは全く無くなっちゃいました。

しかし平湯温泉方面へ続く国道158号線が先日の集中豪雨で路面が陥没!
急遽の迂回路へ進む事に・・

国道と並行して走る迂回路を走行。

やっと国道に戻ったと思ったら今度は、自然災害での工事の為の時間帯通行止めだそう・・・
工事関係者の方曰く
「7:00になったら通れるようになるのでもう暫くお待ちください」
ですって・・
只今の時刻6:10・・・
(なら、もう一時間遅らせて出発しても良かったな~)なんて心の中でつぶやきます・・・
これもまた自然です、仕方ありませんね、ここで小一時間ゆっくりします。
と、良いながら朝食用のパン食べたり、ザックの中身の整理したり、挙げ句の果てには登山靴を履いてみたり・・
この時間を利用して駐車場に着いたらすぐ歩き出せるように全ての準備を整えておきます。

7:00
車が動き始めました!

平湯トンネルを抜けて無事高山から平湯に抜けてきました。
天気も良い感じです!

安房トンネルを抜け長野県に入ってきました。
目指す沢渡駐車場はもうすぐです。

私にとって夢の国へと通じる「釜トンネル」の入り口を通過。
もうワクワクしちゃってます!

一旦釜トンネルとは反対方面、沢渡駐車場のある松本方面へ車を走らせます。

この国道158号線はトンネルを幾つも抜けて進んで行きます。

やっと、沢渡駐車場に入ってきました。

7:25
沢渡駐車場に到着しました。
ほぼ荷作りと着替えは準備完了しているのですぐさまバス乗り場へ向かいますが、人気(ひとけ)が全く無いのに少し不安になります。

誰も居ない地下通路を抜けてバス乗り場へ歩みを進めます。

地下通路を通って地上に出てもやっぱり誰も居ませんよ~汗
切符売り場を覗くと係の人発見。
「上高地行のバスはここから乗車出来るのですよね?」
って聞いてみました。
係の人に
「そこの券売機で切符買ってもらって乗り場はあちら側です」
って丁寧に教えていただけました。
良かった~、私以外の乗客の姿は全く無かったのでバスが運行していないのかと思っちゃいました。

切符を券売機で購入して上高地行のバス乗り場へ向かいます。

やっぱり、誰も居ませんよ・・・・汗

とても綺麗なバス乗り場の建物の中には展示物なんかもあり時間があればゆっくり見学してみたい様な場所でした。

乗り場に着くとすぐに上高地行のバスが入って来ました。

トップバッターで乗り込みます。
勿論私以外の乗客はいません。
その後、出発するまでに一人乗り込んできましたが、この大型バスに乗客2人のみ乗せて定刻に出発しました。

道中、一人の乗客がバス停で乗り込んできましたがその方はその後の大正池の停留所で下車されていきました。

天気は申し分ありませんね。
まだ、梅雨は明けていないはずなのですが、梅雨の晴れ間ってやつですね~。

車窓からの梓川の流れ。
とても綺麗に見下ろせます。

バスはいよいよ、夢の国へと通じる釜トンネルに入っていきます。

この釜トンネルは通常のトンネルでは考えられない位の急勾配を登って進んで行きます。

釜トンネルを抜けて暫く走ると前方には大正池が見えてきます。
その背後には穂高連峰の山々が綺麗に見渡せます。

バスはどんどん進んで上高地を目指します。

やがてバスは上高地バスターミナルに到着。
バスを降りてみてまたもや人の少なさにビックリですが大型観光バスの少なさにもまたまたビックリ!

私が乗ってきたバスともう一台のバスしかこのバスターミナルには駐まってません。
例年だったらこのバスターミナルに入れない観光バスがターミナル駐車場の入り口に列を作って渋滞を起こしている程なのです。

ターミナル内の施設にもほぼ人の姿はありません。
外国人ならまだしも日本人って言うか人自体がこんなにも居ないなんて想像を絶しました。

そんな全く人気(ひとけ)ない上高地登山相談所に前に設けられた登山届けのポストに自宅から用意してきた登山届けを出してから歩き始めます。

西穂山荘へ向かう登山口は河童橋とは反対方面に位置するのですが、こんなに人が居ないのなら、あのいつも人でごった返している河童橋は今、どんな状態なのかを見てみたく思い梓川沿いのルートで河童橋へ向かってみます

河童橋が見えてきました!
やっぱりここも人気(ひとけ)無いです。
こんな河童橋初めて見ます。
それではここから上高地の観光案内のパンフレットに出てきそうな河童橋の画像を幾つかどうぞ~!

誰も居ない河童橋を思う存分カメラに収めた後、西穂山荘をめざし、まずは登山口へ向かいます。

梓川左岸ルートで登山口に向かいます。
それにしても良い天気、登山日和です。

河童橋より歩くこと15分、やっと登山口に到着しました。

何やら恐ろしげな事が幾つか書かれています。

9:30
登山道入り口に貼ってある注意事項に一通り目を通した後にいよいよ西穂山荘へ向けて本格的な登山に入ります。
良いところですが、ちょっと長くなってきたので続きはVol.2でお伝えしますね。
お楽しみに~!
続く