【緊急】サーモスタット・ラジエーターホース交換・クーラント液 全量交換
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
症状自体は、もう3ヶ月ほど前から出ていたのですが・・・。
レーダー探知機がOBD2に接続できるタイプなので、OBD2に接続して、ブースト圧とエンジン水温を表示させるようにしてます。
3ヶ月ほど前から、通勤・帰宅途中にレーダー探知機の画面を見てみると、走行中のエンジン水温が100℃前後をうろちょろするようになってました。
今まではだいたい上り坂で97℃前後、平地で95℃前後で、100℃まで上がる事がほとんどなかったので、ちょっと調子悪いなぁ・・・と感じてました。
で、通勤や買い物などから帰ってきて、ガレージに入れた時に見てみると、やはり100℃前後で、必ずラジエーターファンが回り始め、ファンが回っているにも関わらず、だいたい103℃ぐらいまで上がり、そこからなかなか下がらない(=ファンが止まらない)状態に。
シフトをPにして、軽く2000回転ほど回してみると、急に下がり始めて100℃以下に落ち、やっとこさファンが止まる・・・という感じになってました。
で、先日仕事が終わって、ちょっと街へと向かっている時に渋滞にハマりまして、渋滞の中で止まっていると、冷房にしているはずなのに、空調フィンから凄く暖かい風が・・・。
おかしい!と思ってレーダー探知機の画面を見ると、108℃と表示されてる・・・(+o+)ハジメテデス
これは絶対に何かおかしい・・・。
水温ということで、おそらくサーモスタットがお逝きになられたのか?と・・・。
まぁ、約200000km無交換でしたから、そりゃ逝ってもおかしくない訳で・・・。
さすがにこの連日の猛暑の中、エアコンが効かなくなったら、マジでヤバい!と思って、やっと週末二連休となったこの週末に、サーモスタットの交換と、合わせてラジエーターホース(アッパー・ロア)の交換も行い、さらにクーラント液も約6年前の大阪での全国オフ前に換えてから全く交換していなかったので、この際にと全量交換を行いました。
というわけで、夏場というのもあり、朝からdora-mon工房開店(笑)
そう、ポイントはバケツ(笑)
※サーモスタットの交換、クーラント液の交換の際は、必ずエンジン(というか、クーラント)が冷えてる状態から行うようにしてください。
でないと、火傷してしまいますので。
2
作業スペース確保の為、そしてECUリセットの為に、バッテリーをがっつり外すところからスタート(笑)
3
ラジエータードレンを外して、ラジエーター内のクーラントを抜きにかかります。(必ずエンジンが冷えてる(クーラントが冷えてる)時にやりましょう)
うーん、赤い液体が付着してる・・・漏れが発生してそうね・・・。
4
ラジエーターホースも交換するので、ウォータープライヤーなどでクランプ緩めて、ホースを抜いていきます(画像はラジエーターロア部分)
あーあ、やっぱりどっかから漏れてるみたいね・・・。
5
エンジン側のホース接続部。
青矢印がロアのラジエーターホース、赤矢印がアッパーのラジエーターホースで、緑の円のインレットの中にサーモスタットがあります。
なので、これらも外すのですが、クランプを緩めようにも、ウォータープライヤーが入りづらいし、クランプの向きも・・・。
やっぱりソニカのエンジンルームは整備性がとっても悪いわ・・・(+o+)
ここで相当な時間を食ってしまった(>_<)
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インレットのボルト(10mm)を緩めてインレットを外し、サーモスタットを外すと、結構多めのクーラント液が出てきますので、下にウエスなどを敷いておいたほうが良いです。
ちなみに、それを忘れていて、サーモスタットを外したらクーラントまみれになってしまいました(;^_^A
7
ちなみに、最初にラジエーターから抜いたクーラント液。
透明度はあるものの、新品のものと比べると、だいぶ赤味が増してました(新品はどちらかというとピンクにかなり近い)
振ってみたら、ご覧の通りかなりの泡がなかなか消えませんでした。
消泡性が落ちている、つまり劣化が進んでいますね・・・。
8
ホースの新旧比較。
長い方がロア用、短い方がアッパー用で、クランプの付いている方が古い方です。
当たり前ですが、しっかり感が全然違ってます。
9
新品のサーモスタットは、いろいろ考えて、D-SPORTのローテンプサーモにしました。
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で、サーモスタットの新旧比較。
艶が違います(当たり前やろ!(笑))
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サーモスタットを取り付ける際の注意点として、ジグルバルブ(緑○)を上にして取り付けるようにしないといけません(取扱説明書にも書いてました)。
その際の目安なのですが、インレット側に切り欠きというか、削ってる部分というか、とにかく目印があるので、そこにジグルバルブを合わせてやり、インレットをエンジン側に取り付ける際に、その目印が上に来るようにすれば、きちんとジグルバルブが上にくるようになります。
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インレットのボルトを締めて、それぞれのホースに先にクランプを通してから、それぞれの接続部に差し込み、クランプできちんと固定。
これで、サーモスタット交換とホース交換は9割終了。
あとは最初に抜いたクーラントをラジエーターに戻すなり、新しいクーラントを補充して、エア抜きをしっかりやれば終了。
・・・なのですが、今回はクーラント液も全量交換しますので、クーラント液の補充や戻しはしません。
そう、まだ終わりではありません(T_T)
13
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今回も前回同様、2回ほど
水道水充填→エンジン20分ほど回す→エンジンオフ後15分程度放置→ラジエータードレンからクーラント液を抜く
という作業を繰り返しました。
画像は
左:最初に抜いたクーラント液
中:1回目の作業後に抜いたクーラント液
右:2回目の作業後に抜いたクーラント液
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濃縮タイプのSLLCを使うので、3回目の作業前に、SLLCを1Lほどラジエーターに投入し、水を足して3回目の作業を。
これで、だいたい34%のクーラント液になるはず(計算上)
これでエア抜きをしっかりして補充作業終了。
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15分ほど放置して、リザーバータンクにクーラント液を移して、ラジエーターキャップ締めて終了。
サーモスタットをD-SPORTにしたので、ラジエーターキャップもD-SPORTにしてみました(笑)
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交換時のデータ
総走行距離:194597km
200000km近くまで、サーモスタットも頑張ってくれました・・・てか、そこまで交換しなかった自分に反省_| ̄|○
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