今回の旅行は日程がタイトなので京都駅前バスターミナル12:00発関空行きのリムジンバスに乗れないと大変な事になりますので11:30分くらいまでに駅に戻らなくてはなりません。
朝食を7時前に取り、8:30にホテルをチェックアウトしてカミさんのリクエストである「京都御所」に向かいました。
ホテル前のバス停から15分ほどで最寄りのバス停「同志社前」に到着です。
バス停の真向かいは「今出川御門」でした。
(今出川通の由来はこの門だったんですね)
門をくぐると「京都御苑」の地図がありました。
(現在地は地図上では一番上の真ん中辺りです。)
中に入ると何やら神聖な雰囲気で出雲大社や伊勢神宮みたい感じです。
真正面に朔平門(皇后専用の正門)です。
朔平門から時計回りに進むと北東の角に特徴的な猿ヶ辻が見られました。
御所の周囲は築地(ついじ)と呼ばれる土塀で囲まれています。
南北約450メートル、東西約250メートルと広大です。
築地の反対側にはたくさんの樹木があり、イチョウの樹の下で休んでいるワンちゃん達がいました。
引きで見るとこんな感じでした。
真っ赤な紅葉も綺麗ですがこんなグラデーションの紅葉もいい感じです。
更に進んで真南には建礼門がありました。
かつては即位の礼など紫宸殿で行われる重要な儀式の時に開かれたとの事。
現在は、天皇陛下及び国賓が来られた際にのみ使用される格式の高い門です。
建礼門の南側はこの様な空間になっていました。
更に進むと宜秋門がありました。
お公家さまが利用する門で別名「公家門」とも呼ばれたそうです。
宜秋門の次は参拝の入り口でもある清所門でしたが、警備の警察官が数名いてとても写真を撮る雰囲気ではありませんでした。
(簡単な持ち物検査があります。)
御所の中からの宜秋門ですが外から見るよりも数段豪華に見えます。
新御車寄(しんみくるまよせ)
大正天皇の即位の礼が紫宸殿で行われる際し、馬車による行幸に対応する玄関として新設ようです。
続いて目に飛び込んで来たのが朱色に塗られた門でした。
承明門で奥には紫宸殿が見られます。
紫宸殿
京都御所において最も格式の高い正殿であり、即位の礼などの重要な儀式が行われます。
今回は修復中で残念ながら近くには行けませんでしたが、代わりに足跡が一切ない綺麗な砂利が見れました。
小御所
江戸時代は将軍や大名などの武家との対面や儀式の場として使用された。
小御所と御学問所の間には「蹴鞠の庭」がありました。
その昔ここでお公家さま達が優雅に蹴鞠を楽しんでいたのでしょう。
御所の中には素晴らしい庭が数ヶ所あります。
これらが無料で拝観出来るのですから是非また行きたいものです。
京都御所の次ですが、一昨日行き忘れていた「八坂庚申堂」に行きました。
八坂の塔まで行っていたのにすぐ隣ある庚申堂をすっかり忘れていました。
カラフルな「くくり猿」で有名になり、テレビでも何回も紹介されています。
インスタ映えで女子に人気で当日も着物の女性達で賑わっていました。
本殿には日光東照宮と同じく「見猿・言わ猿・聞か猿」が祀られていましたが写真を見ますと配列が違いますね。
庚申堂の後は一昨日もらい損ねた八坂神社の御朱印をゲット
(御朱印の受付時間が過ぎていた為)
最後に残ったのは「方広寺」でしたが、八坂神社を出たのが10時45分を過ぎていました。
残り時間は45分ほどでギリギリ大丈夫かなと言ったところででしたが、「祇園」から「馬町」までバスを乗るはずでしたが、間違えて2つ早く「清水道」で降りてしまい道に迷ってしまいました。
途中地元の方に道を聞きましたが「分からない」との返事だったり、焦っていたのでグーグルマップを見ても方向が分からなくなってしまい、最後の手段でタクシーを捕まえました。
5分ほどで方広寺に到着、写真を撮って、御朱印を貰う間タクシーに待ってもらいました。
方広寺自体は何の変哲も無い小さなお寺ですが、鐘楼と梵鐘が有名です。
国家安泰の梵鐘(重要文化財)
「国家安廉」「君臣豊楽」という文言に徳川家を呪い、豊臣家の繁栄を祝うと徳川家康が言いがかりをつけ、大坂冬の陣へと発展しました。
方広寺の隣は豊臣秀吉ゆかりの「豊国神社」でした。
秀吉座像と国宝の唐門
豊国神社 唐門
伏見城の遺構で国宝に指定されており、西本願寺・大徳寺の唐門とあわせて「国宝の三唐門」と呼ばれているそうです。
時間ギリギリでしたが豊国神社も御朱印をゲットできました。
この後タクシーでバスターミナルに向かいましたが10時35分に到着、無事関空行きのバスに乗る事が出来ました。