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イイね!
2012年08月03日

決め手は、青森県産。

決め手は、青森県産。 それは先日、青森県を全日本ダートトライアル選手権の取材で訪れたときのこと。地元在住の関係者の方から「これを持って帰って」と、お土産を手渡されました。お気遣いに感謝しつつ、ありがたく持ち帰ったのは大きめの箱がひとつ。その中には195g入りの缶ジュースが30本。JAアオレン(青森県農村工業農業協同組合連合会)が製造している、「あおもりねぶた あまいタイプ」という濃縮還元果汁100%のりんごジュースです。

果汁100%ジュースには、「ストレート」と「濃縮還元」の2種類があります。一般的には味では前者が勝り、価格や日持ちの面では後者が勝ると言われます。しかし、この「あおもりねぶた あまいタイプ」は、濃縮還元でありながらストレートに勝るとも劣らない美味しさが特徴。箱書きにも“青森県産りんご果汁100%”と記され、缶には“決め手は、青森県産。”と謳われているように、地元産にこだわっているがゆえの美味しさであろうと思います。
暑い夏の夜には、冷えたグラスに氷をたっぷり入れて、15%くらいの水割りにして飲むのがお薦め。甘さとスッキリ感のバランスがちょうど良く、喉をさわやかに通り抜けていく感じです。もちろんせっかくの青森県産りんご100%果汁ですから、そのまま美味しくもいただいています。

ところで青森県と言えば真っ先に“りんご”が思い浮かぶのは、決して私だけではないと思います。
それもそのはず、農林水産省が発表した2010(平成22)年のりんごの都道府県別収穫量割合を見ると、全国収穫量の58%を占めるのが青森県。2位の長野県が18%、この2県で全国収穫量の76%を占めていますが、中でも青森県が全国の半数以上となるわけで、極端に言えば日本産りんごの2つに1つは青森県産ということになります。

次に、ジュースについて調べてみました。
2012(平成22)年7月に消費者庁が発表した資料によると、2011(平成21)年の日本における果実飲料の生産量は全体で1,183,900キロリットル。このうち、100%の果実ジュースは498,800キロリットルで、良く使われる例えで言えば“東京ドームおよそ4杯分”となります。100%果実ジュースを更に細かく見ると、2010(平成20)年のデータで、生産量の1位は“うんしゅうみかん・オレンジ”で12,783トン(1/5濃縮果汁換算)。“りんご”は2位で4,421トン、3位が“ぶどう”で813トンとなっています。やはりホテルの朝御飯などでも必ず用意されている、みかん&オレンジジュースは需要が大きいということなのでしょうか。

なお、果汁は輸入品が増加傾向を続けていますが、オレンジはストレートがスペイン、濃縮果汁はブラジルが輸出国の1位となっています。これはなんとなく予想の範囲でしたが、意外だったのはりんご果汁の輸出国。ストレートはアメリカということで驚きもしなかったのですが、濃縮果汁は断トツの1位が中国。2位のオーストリアが8868.9トンであったのに対して、中国は実に54751.4トンにも達していました(平成21年・財務省貿易統計より)。一消費者としては、安全性の管理に手落ちがないことを強く望みたくなる結果と言えるでしょう。

さて、健康志向が強まっている日本の消費社会ですが、総務省統計局の調査報告には意外な結果が現れています。
「飲料の一世帯当たりの年間品目別支出金額」という調査なのですが、2011(平成21)年から過去5年間の推移を見てみると、果実・野菜ジュースは2009(平成19)年をピークになだらかに減少傾向を続けています。ピーク年が9,300円であったのに対して、2011(平成21)年は8,343円と957円、約10%も減少しています。もっとも、これは消費量ではなく支出金額の数値ですから、単純に消費量が減少したとは言い切れません。輸入品の増加やデフレ等の影響による市販価格の低下も見込まれるからです。
一方で支出が増えている項目として目立つのが炭酸飲料。2007(平成17)年は2,640円だったものが、2011(平成21)年には3,254円と614円も増加、率にして約123%の変化です。この増加理由も特に検証はされていませんが、勝手な推測では夏場の猛暑・酷暑が大きく影響しているような気もします。

一缶の100%りんごジュースを飲んでいるうちに、興味がわいて色々と調べてみるとこれだけのデータを見つけることが出来ました。もちろんどのデータも公的なもので、信憑性としては文句無いところ。インターネットって、改めて便利なものだと実感する次第です。
 
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Posted at 2012/08/09 23:08:06

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