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2012年03月05日 イイね!

揃った“役者たち”

揃った“役者たち”私にとって2012年のモータースポーツシーズンは、昨日の「OKAYAMAチャレンジカップレース」から幕を開けたという感じでスタートしました。
いよいよ日曜日に開催されるレースを受けて、その日の夜から月曜日の夕方にかけては制作作業を進行させるという、オンシーズンならではの仕事のリズムが脈を打ち始めたということになります。

そして大きなレースとしては10日(土)から11日(日)にかけて、イタリアのモンツァ・サーキットで「WTCC(FIA世界ツーリングカー選手権)」が開幕を迎えます。
2005年にF1、WRCと並ぶFIA世界選手権として発足したこのシリーズも今年で8シーズン目に突入。今ではFIA GT1やWECが増えているので、6つあるFIA世界選手権のひとつに数えられていますが、言ってみれば“ツーリングカー・スプリントレースの世界最高峰”という位置づけになるかと思います。

私はこのレースについて、仕事の関係で発足初期から関わってきました。
日本では2008年に初めて開催されてから徐々に認知度が高まってきていますが、それでもモータースポーツメディアでの取り上げは未だに少なめ。ここにきて今シーズンから本田技研工業が秋に行われる日本ラウンドから本格参戦すると発表されたので、悲しいかな“広告ありき”でしか記事を書かない現状のメディアですから、露出も増えてくるものと思われます。

しかし、私が最初に関わり始めた当時、本当に日本語での情報はほとんど無かったのですが、逆に英語で構わないのであればインターネットを活用した情報発信の素晴らしさに目を見張ったことも事実です。
シリーズのプロモートはEUROSPORTが手掛けていますので、情報発信はそれこそお手の物。豊富な写真や動画、細かい選手のプロフィール、競技&車両規則、数々の記録と、とにかくほしい情報はなんでも揃えられました。

おかげで基礎的な知識を身につけ、さらに毎回のレース情報をチェックすることで、取り敢えず日本国内では「WTCC(FIA世界ツーリングカー選手権)」について相応の知識を得ていると自負しながら仕事をできるようになりました。
こうした主催者やアソシエーションの地道な情報発信は、必ず実を結ぶものだと確信している次第です。

また、流石と思わせるセンスある動画が用意されるのも「WTCC(FIA世界ツーリングカー選手権)」の面白さ。

●The best WTCC footage of 2011 - WTCC

これは公式な動画で、版権の問題により日本からは用意される全ての動画を見られるわけではありませんが、今回リンクを張った2011年シーズンを振り返るというダイジェストは一見の価値があります。

出演しているのは、激しいタイトル争いを演じたトップドライバーご本人。チャンピオンのイヴァン・ミューラー選手を筆頭に、同じくシボレーからロブ・ハフ選手とアラン・メニュ選手。元F1パイロットの大ベテランであるガブリエレ・タルクィーニ選手と、ティアゴ・モンテイロ選手がセアト陣営から顔を見せ、さらに日本でも人気の高いトム・コロネル選手がBMW陣営の代表として出演しています。

要するにシリーズ最終戦が行われたマカオを舞台に、それぞれが一年を振り返るというもの。マカオといえばカジノ、トランプゲームに興じる各選手ですが、その展開は2011年の戦いぶりとオーバーラップしていきます。
実は過去に似たような演出がされた日本のレース番組を見た記憶もあるのですが、こうしたウィットに富んだプロモーションをするセンスは、流石としか言いようがありません。
どのタイミングで撮影されたのかはわかりませんが、各選手の役者ぶりもなかなかのもので、こうした個性的な面々が真剣勝負を繰り広げているからこそ「WTCC(FIA世界ツーリングカー選手権)」の面白さを一人でも多くの方々に知っていただきたいと思うところです。
 
Posted at 2012/03/12 22:50:21 | コメント(0) | トラックバック(0) | モータースポーツ | 日記
2012年02月03日 イイね!

WTCCに注がれる熱い視線

WTCCに注がれる熱い視線週末の金曜日は打ち合わせのために社用車1号機(日産フーガ 350XV)で都心へとお出かけ。
目的地の至近に以前は広めのコインパーキングがあって重宝していたのですが、新たにビルが建てられるとかで廃止になってしまい、一寸“駐車場難民”になりかけてしまいました。幸いに少し時間の余裕を持って出発していた上に、思っていたよりも道路が混んでいなかったので早めの到着となったことから、何ヶ所かの駐車場をまわって空きを簡単に見つけることが出来ましたが。

打ち合わせは2012年のモータースポーツシーズン開幕を控えて重要な内容でしたが、スムーズに進行して収穫も多い結果に。
そして、その打ち合わせ中に正式発表されて入ってきたのが、本田技研工業WTCC(FIA世界ツーリングカー選手権)への参戦を含むモータースポーツ活動の概要に関するニュースでした。

●2012年Hondaモータースポーツ活動の概要
本田技研工業株式会社・プレスリリース  2012年2月3日

発表によると本田技研工業は、10月に開催される日本ラウンドから、ヨーロッパで発売される新型シビック(5ドアハッチバック)で参戦を開始、2013年にはフル参戦を目指すとのことです。
1,600ccターボエンジンの製造はM-TEC、マシンの開発などはイタリアのJASモータースポーツが担うそうですが、WTCCでは過去に同じくJASモータースポーツが手がけたアコードが参加していたこともあります。アコードについては2008年のイタリア・イモラ戦でジェームス・トンプソン選手が総合優勝を飾っていますから、さらに本格的な参戦を果たすことで優勝争いの一角を占める存在となることが期待されます。

また、ジェームス・トンプソン選手は今季、ロシアのLADA(ラーダ)とともにWTCCへと復帰することが先にアナウンスされています。
こちらも2012年はスポット参戦に留まるようですが、マシンは以前使われていたプリオラではなく、最新のグランタになるとのこと。こちらは過去の参戦でも表彰台を獲得するには至らなかったのですが、日本ではあまり馴染みの無い“ロシアン・レーシングカー”の活躍に期待が集まるところです。

2012年のWTCCは3月11日にイタリアのモンツァで開幕。今年も12大会/24戦のカレンダーとなりますが、果たして“シボレー黄金期”がまだまだ続くことになるのか、それとも新しい勢力図が描かれることになるのか。
シビックの勇姿を見ることも叶う日本ラウンドは10月21日に鈴鹿サーキットで行われますので、ぜひ多くの方々にサーキットまで足を運んでいただき、迫力と高度なテクニックの応酬となるWTCCの魅力を全身で感じ取っていただきたいと思います。
 
Posted at 2012/02/06 21:50:52 | コメント(0) | トラックバック(0) | モータースポーツ | 日記
2011年12月08日 イイね!

懐かしの1枚

懐かしの1枚カレンダーが12月に入ったことから、そろそろ年末年始の準備を考えているという方も多いのではないでしょうか。準備にも色々とありますが、そのうちのひとつが「年賀状」。近年では電子メールの普及などを背景に発行数も頭打ちの傾向が続いていますが、なんだかんだと今でも年始の挨拶だけにはハガキを用いているというケースは少なくないようです。

かく言う私自身もそんな一人で、普段は郵便の利用は必要最小限に留めていますが、日常的に電子メールやSNSなどを活用していても年賀状だけは止めていません。何度か止めようと思ったこともありますが、結局は業務の一貫という意味合いもありますので、オリジナルデザインのものを作って一年間お世話になった皆さんにお送りしています。

人生で初めて年賀状を送ったのがいつのことだったのかはさすがに覚えていませんが、たまたま自分で過去に作った年賀状が出てきたので、スキャニングしてデータとして保存することにしました。今回は、そんな昔の年賀状で使った写真を2点、ご紹介しようと思います。

その写真とは、ともに私が以前勤めていた「十勝スピードウェイ」で使っていたペースカーを撮影したものです。
私は1993年5月5日のグランドオープン当時から勤務していましたが、1枚目のホンダ・ビガーはサーキットに初めて配備されたペースカーでした。車両はメーカー系からの貸与という扱いで、サーキットにやってきた段階で完全なペースカー仕様に仕立てられていました。具体的にはルーフの散光式警光灯やロールケージといった役務に必須の装備にはじまり、スポーティなアルミホイールやハードなサスペンション&ダンパーのキットといったところです。

レースの際はスタート前のフォーメーションラップを先導したり、事故などが発生した際にはコースインして競技車両の隊列を先導して安全を確保するなどの役割を担うペースカー。ちなみに呼称については後年、セーフティカーと改められて現在に至っています。
ちなみにこの車が配備された1993年当時は、4輪レースではイエローのコーションランプのみがペースカーには装備されていればOKでした。しかし写真にもあるように、散光式警光灯の中央部にはグリーンのランプも備わっています。これは2輪レースの規則で運用が定められていたもので、つまりこのペースカーは4輪/2輪どちらのレースでも活用されていました。


次にもう1枚、こちらも同じく「十勝スピードウェイ」のペースカーとして活躍したR33型の日産・スカイライン。ビガーが1995年のモデル廃止により退役して後任にはセイバーが充当されたのですが、当時は十勝24時間レースの開催が始まったこともあり、セーフティカーの増強配備を行ったがゆえの導入でした。
ただし、今だから言える話なのかもしれませんが、実はこのスカイラインは登録ナンバーがついている個体でした。何故ならこの車、地元の販売会社である帯広日産自動車から試乗車をお借りしたのがそもそものはじまり。十勝24時間レースの役務用にお借りして、無線機とマグネット式の回転灯を装着してまずはサーキット・デビューを果たしました。

2ドアクーペで2,500ccのターボエンジンを搭載する5速マニュアルミッション車でしたが、もちろんサーキット・デビュー当時は完全なノーマル車。レース前にお借りして自走でサーキットまで運び、必要な装備を取り付けてレースの役務につける。終わったら装備を外して内外装を綺麗にして、再び自走でお返しにいく、という形で使っていたのです。
ところがある時、販売会社さんのご好意によって長期間に渡ってサーキットに留め置いて使っても良いという話になりました。ありがたくご好意に甘えさせていただくこととして車を引き取りにいくと、そこで待っていたのが写真の姿。巨大なリアウィングをはじめとしてNISMO製のエアロパーツや足回り、大径アルミホイールで武装されていたのには、さすがに驚きました。「やっぱりサーキットで使うんだから、このぐらいでないとな!」と、ご担当の部長さんに仰っていただいたことは、今でも鮮明に覚えています。

ちなみに長期貸与期間中でも、ショールームでのイベント時などには展示のためにお返しすることが何度かありました。その際はペースカーとしての装備をそのままに、ナンバー付ですから自走でショールームまで持っていくわけですが、街中を走っているととにかく目立つこと。ある時、たまたまショールームへと向かっていた街中で、PIAAの営業車と遭遇しました。この車、EG型のホンダ・シビックフェリオでしたが、サーキットでもお馴染み白に黒いラインのフルカラー仕様。まるで当時開催されていたJTCC(全日本ツーリングカー選手権)を彷彿とさせるランデブー状態でしばし走ったことも、今では良い思い出のひとつです。

この車はしばらく使わさせていただいた後、素性をしっかり理解されているお客さんの元に中古車として嫁いでいきました。
これで貸与車も終わりかな、などと思っていたら、先の部長さんから電話をいただき「車両積載車くらいは運転できるよな?」と。1台積みの車両であれば運転免許的にも問題はありませんし、普通免許で運転できる範囲のトラックには普通に乗れていましたので「もちろんです」と答えると、次の貸与車を用意したから引き取りに来なさいというありがたいお言葉。
果たして訪れてみると積載車の鍵を渡されます。そして案内された駐車場に停まっていた積載車、その荷台に載っていたのは……。

真っ白なR33型の日産スカイラインGT-Rだったのでした。
こうして「十勝スピードウェイ」ではGTS25tタイプM、そしてGT-Rと2台続けてR33型のスカイラインをペースカーとして使うことになったのでした。
残念ながらGT-Rペースカーの写真は手元にないのですが、ビガーとGTS25tタイプMについては、業務の合間を使ってコース上に持ち出して写真を撮影して、自分の年賀状に使ってみたい次第です。
 
Posted at 2011/12/19 00:34:25 | コメント(1) | トラックバック(0) | モータースポーツ | 日記
2011年12月03日 イイね!

義務と責任

義務と責任2011年11月27日付のエントリに記したように、ツインリンクもてぎのロードコースで開催されたスーパー耐久シリーズ最終戦(第6戦)は、ST-2クラスについてのみレース結果が暫定のままとなっていました。

これは決勝終了後に優勝した車両に対して技術面の抗議が出されたことによるものですが、去る11月30日付で大会審査委員会は公式通知を発表しました。結果の行方については私も気になっていたのですが、発表された文書によると抗議対象となった車両から「再車検辞退の申告があったため、ツインリンクもてぎ四輪一般競技規則 第24条 ~6) (再車検辞退) により失格とする」というものでした。

この文書を見て、正直に唖然とさせられました。
今回の件で受理された抗議により、優勝車両についてシリーズ技術規則への適合を確認する必要が生じました。そのため、確認用資料の用意などもあるため、対象車両はサーキットの車検場に留め置きされて車両保管を継続し、後日用意が整ったら技術委員などが再車検を行って最終判断をする、という流れになる筈でした。

ここでおさらいすると、レースでは公式日程の最初に全ての参加車両を対象とした公式車両検査が行われます。ここでは技術委員によって安全面や車両重量などを中心に技術規則への適合が確認され、不備がある車両については改善できなければ競技への参加は認められません。
そして決勝レースが終了した後には「再車検」が行われ、基本的に各クラスの上位入賞車両について改めて規則への適合を確認されます。この「再車検」に合格することで初めて順位が認定されて、正式結果が発表されます。ちなみにレースを象徴するシーンのひとつであるシャンパンファイトなどが行われている表彰式は「暫定表彰式」であり、この間に行われた「再車検」の結果によっては順位の変動が生じる場合もあるわけです。

そして抗議についてですが、これは全ての参加者に平等に認められている権利のひとつ。モータースポーツは全参加者がひとつの規則の下で競っていますが、仮になんらかの規則違反であったり、競技運営団のジャッジに疑義を持った場合には、チームとして書面で抗議料を添えて抗議をすることが出来ます。これについての裁定は一般社会でいう「裁判所」の役割を担う「大会審査委員会」という独立した組織が関係者からの事情聴取や必要に応じてビデオでの検証、技術的なものの場合は技術委員による検査確認などを経て、最終的な判断を下します。

今回は正式な手続きを経て抗議が受理され、規則への適合を確認するために「再車検」が行われることになりました。
ここで今回の件で失格の根拠とされたツインリンクもてぎ四輪一般競技規則の該当条文を見てみると、「第24条 競技終了後の車両保管と入賞車の車両検査」という条文には6つの項目があり、その中の「~6) 車両検査に応じない車両は失格とされる。」という規則が適用されての失格処分となっています。
しかし、公式通知では「再車検辞退」という表現がされていますが、これは甚だ不適切な表現であるとしか言いようがありません。そもそも第24条には「~3) 入賞車および抗議対象車は、レース終了後または大会審査委員会の求めに応じて随時車両の分解その他必要な方法による車両検査を受けなければならない。」と明記されています。

そうです、「受けなければならない」。つまり、再車検は義務なのです。そのことは今回のレースの決勝正式結果でも明白で、公式通知では「第24条 ~6) (再車検辞退)」と書かれていますが、正式結果のペナルティ欄には「第24条 ~6) (車両検査義務) 違反」と失格の理由が記されています。
私がもっとも今回の件で残念に思ったのはこの部分です。当たり前のことですが、“義務”を“辞退”することは出来ません。ちょっと飛躍し過ぎた例えかもしれませんが、一般社会において例えば「納税の義務」を辞退することなど、出来るはずもありません。義務に対して意志を持って満たさないという行為は、辞退ではなく“拒否”と表現するべきなのです。

そして、モータースポーツはスポーツである以上、厳格に規則の下で競われるべきものです。この規則については完全な平等というのは難しく、必ずそれぞれの立場から大なり小なりの不平不満が出るものですが、それでも限りなく平等性を考慮して作られるものであり、それに従うことも参加者や主催者の義務です。
この義務を拒否するというのは、スポーツにおいて非常に深刻な事態です。そして、その深刻な事態を曖昧な言い回しで発表する主催者側の姿勢にも疑問を抱かざるを得ません。

個別案件のひとつとして今回の出来事を捉えたときに、多くの人がそれぞれの立場で色々な意見を持っておられることでしょう。
しかし、厳格で公正な規則の運用はスポーツにおいて基本中の基本、大前提なのです。そういう大局的な観点で見たときに、今回の問題は単なるひとつの大会におけるひとつの出来事として簡単に片づけるのではなく、この問題をしっかり解決して将来に向けて善処すべき点は正していくという姿勢が、スーパー耐久シリーズという20年以上に渡って続いているカテゴリーにとって、とても大切なことではないかと考えます。

結果的には規則に従った抗議があり、再車検拒否という前例が無いと思われる対象側の対応により、規則に従って失格という処分が下された今回の事案。私自身としてはどこのチームがどうとか、個別の誰がどうとかいうのではなく、義務を放棄したという今回の結果は非常に後味の悪いものであり、悪しき前例とならないことを願って止みません。
モータースポーツはスポーツであり、エンターテイメントです。しかしエンターテイメントという要素を多分に含んでいますが、あくまでもスポーツ。ならば規則に従うのは当然のことですし、もしも規則をないがしろにするような運営や参加形態がまかり通るのであれば、モータースポーツを称して入場料を徴収して観客を動員するというのは、ファンを愚弄する以外の何物でもないと思えます。
 
Posted at 2011/12/14 23:40:22 | コメント(2) | トラックバック(1) | モータースポーツ | 日記
2011年11月27日 イイね!

スーパー耐久シリーズ 第6戦 (もてぎ → 東京)

スーパー耐久シリーズ 第6戦 (もてぎ → 東京)オーバル戦から一夜明けた日曜日のツインリンクもてぎ。今度は舞台をロードコースに移して、スーパー耐久シリーズの最終戦が行われます。土曜のオーバル戦においてST-1/ST-4/ST-5の各クラスではシリーズチャンピオンが決定しましたが、ST-2とST-3については最終戦持ち越しとなり、タイトルの行方も気になる一戦となりました。

結果を簡単にご紹介すると、ST-3クラスについてはポイントランキングでリーダーに立っていたチームが、オーバル戦の第2レースに続いて事実上の"自滅"。一方で追う立場だった「GPO+KOTA RACING NSX」の佐々木孝太選手組は、クラスポールポジションから安定したレース運びで主導権をがっちりとキープ。終盤には僅差の接戦となったトップ争いでしたが、3人のドライバーがそれぞれにしっかり"仕事"をした結果、逃げきって堂々の優勝を飾るとともに、大逆転でシリーズチャンピオンを獲得しました。

ST-2クラスはランキングリーダーの「エンドレス・アドバン・コルトスピードⅩ」が、こちらもクラスポールポジションから、ライバルを全く寄せつけない速さでラップを重ねていきました。そのままウィニングチェッカーを受けて暫定表彰式ではポディウムの中央に立ったのですが、2位でフィニッシュしたRSオガワから結果に対して抗議が出される展開に。技術的な内容の抗議だったがゆえに審査委員会の裁定には時間を要することとなるのは明白、表彰式が終わってしばらく経っても車両保管の解除は行われず、結果としては再車検を後日改めて行うこととなったので、この日の段階では暫定結果のままということに。

なお、夜にはサーキット内のホテルにおいてシリーズ表彰式が行われましたが、暫定結果のままとなったST-2クラスについては表彰は行われなかったそうです。
そして私自身は昨日に続いて、レース結果を受けての制作作業などが待っていることから、シリーズ表彰式には顔を出さずにサーキットを後にしました。時間的には夕食の頃合い、なにやら高速道路の状況を確認すると東京に向かう上り線は渋滞が激しそう。
そこで常磐道・水戸北ICの直近にある"爆弾ハンバーグ"でお馴染みのフライング・ガーデン。この店にチーム関係者と一緒に入って食事、レース談義をしつつも頻繁に渋滞情報を確認します。

当初、入店の前に見た段階では常磐道の上り線は三郷付近を先頭に30kmの渋滞。この情報を受けて、他のルートも見てみると、やはり週末の帰宅渋滞なのでしょうか、東北道や関越道でも混雑が見受けられます。そこで友部JCTから北関東道で一気に高崎JCTまで走り、関越道~圏央道とリレーするのがベターという結論に達しつつありました。
ところが、食事を終えるころに改めて確認すると、常磐道の渋滞は散発的に三郷~水戸間で12km/2km/2kmとなっていたのです。

この情報を受けて、ルートは常磐道で東京を目指して一直線と決まりました。
当然、ところどころの渋滞は覚悟の上で乗り入れたのですが……。全く渋滞にひっかからずに三郷料金所を通過。常磐道を出るのも、首都高速に入るのも、特に混雑無くスムーズに通過してしまったことに拍子抜けしながら、首都高速で6号向島線→中央環状線と走ります。さすがに中央環状の山手トンネル、その終点となる大橋JCTの手前では並ぶだろうな、と思っていたのですが。
結果的には大橋JCTの合流混雑も"渋滞"と言えるほどのものではなく、とてもスムーズに帰着することが叶ったのです。おかげで思っていたよりも早い時点から制作作業にじっくり着手することが出来たのでした。
 
Posted at 2011/12/09 18:58:36 | コメント(0) | トラックバック(0) | モータースポーツ | 日記

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各種取材やウェブサイトを中心とした制作業務を行なっています。 主なテリトリーは自動車/モータースポーツ、飛行機などの交通関係。 自動車は乗用車からトラッ...
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