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2009年01月18日 イイね!

報道の"ワイドショー"化

報道の"ワイドショー"化1月15日の午後にアメリカで発生した航空機事故は、日本のメディアでも大きく伝えられています。

●NYハドソン川に旅客機墜落、乗客・乗員約150人以上 全員無事か
msn産経ニュース(産経新聞)  2009年1月16日 6時45分

ニューヨークのラガーディア空港を離陸したUSエアウェイズのエアバスA320型機(乗員・乗客155人)は、離陸直後にエンジントラブルに見舞われてしまいます。
場所は住宅なども密集する都市部、機長の好判断によって機体はハドソン川に不時着水。真冬の不時着水となりましたが、恐らくは乗員の対応も良かったのでしょう、乗客・乗員は全員大きな怪我もなく救助されました。

事故の原因については詳しい調査が進められることになりますが、現時点ではエンジンに鳥が衝突、もしくは吸い込まれる「バードストライク」によって、エンジンが故障したことによると推測されています。

バードストライクは日本でも平成19年のデータによると1,367件が発生しており、そのうちの約1割が「東京国際空港」で起きています。
特に近年は騒音問題解消などを目的として海上島への立地や沖合展開を進める空港が増えているため、海鳥などによる事案も増加傾向にあります。

バードストライク対策としては音や光での威嚇、エンジンナセルへの工夫など色々な手法が模索されていますが、なかなか決定打には至っていません。

ところで今回のように大きな事故が報じられると、一般市民にも増してマスコミ関係者が突如として注目する事案になります。

すると、次のような報道がされるようになります。

●羽田でバードストライク、あのエアバスA320着陸時
YOMIURI ONLINE(読売新聞)  2009年1月17日 22時51分

●羽田でバードストライク 米不時着機と同型エアバス
TOKYO Web(東京新聞)  2009年1月18日 0時50分

1月17日の夕方、「東京国際空港」において発生したバードストライク事案。
北九州空港から到着したスターフライヤー84便の左翼に鳥が衝突してフラップを破損したというものです。

機体は無事に定刻通りに着陸して、乗員乗客90人には怪我もありませんでした。
しかし機体の損傷は小さくなかったようで、折り返し便などは欠航となりました。


さて、この事案は先にご紹介したデータに基づけば、「東京国際空港」に限っても年間100件以上、3日に1回の割合で発生しているバードストライク事故の報道です。
もちろん公共交通機関である航空機の事故ですから、報道の対象となる理由は充分にあるでしょう。

しかし、見出しに違和感を覚えたのは私だけでしょうか。
「"あのA320"着陸時」とか「"米不時着機と同型"エアバス」という表記が、事故を客観的に報道する上で必要とは思えないからです。

バードストライクは基本的に機材や航空会社には、ほとんど原因がありません。
人的原因を探すとすれば、空港管理者の怠慢があるか否か程度ではないでしょうか。もちろんパイロットは目の前に鳥の大群がいることを確認している中で離陸や着陸を強行するようなことはないでしょうが、状況によっては回避が困難な事もあり得ます。

しかしこのような見出しをつけることで、一般の読者には「A320は危険な機材」とか「スターフライヤーは危険」などといった誤った印象を与えかねません。

いずれにしても、今回の報道は読者の関心を必要以上に惹こうという意図を感じる見出しの内容。
これが果たして"報道"として正しいのでしょうか。新聞も着々と"ワイドショー化"が進んでしまっているようです。
 
Posted at 2009/01/21 02:03:59 | コメント(1) | トラックバック(0) | 航空・鉄道・海運 | 日記
2009年01月13日 イイね!

必要とされる公共交通機関

必要とされる公共交通機関このブログでも航空機に関する話題を折に触れて取り上げています。
航空機の話題については多くのブログでも出張や観光で搭乗したことをレポートする内容が見受けられますが、今回ご紹介するのはもっと日常の"生活"に密着した航路のお話し。

●長崎の航空会社、全日空が支援 離島路線など共同運航
NIKKEI NET(日本経済新聞社)  2008年1月13日

長崎県の「ORC(オリエンタルエアブリッジ)」は経営難が続いていましたが、「ANA(全日空)」の業務支援を受けることになりました。

ORC(オリエンタルエアブリッジ)」は旧名称を「長崎航空」といい、1961年に第三セクターとして発足した航空会社。
県内の離島と本土を結ぶ航空路線を中心に、長崎と九州内主要都市間を結ぶ路線も併せて展開してきました。

2001年に社名を現在のものに変更、2009年1月現在では長崎空港を拠点に、県内離島路線は「壱岐」「福江」「対馬」を結ぶ路線を運航。また、都市間路線としては長崎と「鹿児島」「宮崎」を結んでいます。

機材はボンバルディアQ200
今では日本でのローカル線の主役となったシリーズ、乗客40人分の座席仕様となっています。

●オリエンタルエアブリッジ:再建策 県の年間負担、倍増2億円に/長崎
毎日jp(毎日新聞社)  2008年12月19日

同社の経営は厳しい状況が続いていました。
離島路線という限られた需要ゆえ、高い収益を得ることが難しいであろうことは容易に想像できます。
元々、離島と本土を結ぶ航空路を確保するための第三セクターとして発足していますから、県も最大限の支援を続けてきたことでしょう。
しかし地方財政も厳しさを増す中では限界もあるようで、今回の業務支援提携につながりました。

コスト削減のために子会社の業務内容を整理するなど、合理化にもつとめるようです。
また航空券の販売を「ANA(全日空)」の予約システムでも扱うようになることから、首都圏などからの乗り継ぎ対応がスムーズになることが期待できます。
併せて離島各地への観光商品開発も促進される土壌が整うことになったと言えるでしょう。

去る年末に私も長崎を訪れて、ちょっと独特の交通社会体系に驚きました。
それは海岸線が入り組み、離島が多く、県のド真ん中に大村湾がある、といった地形によるものです。

こうしたその地ならではの事情を背景に地元が生んだ航空会社。
地域の公共交通機関維持は、これからの将来に向けて非常に重要なテーマであると思っていますが、離島の生活を守るためにも路線存続に向けて頑張ってほしいものです。

ちなみにこの業務提携に至る過程では、

●長崎県の文書がネット流出 離島航空路線の協議内容
西日本新聞  2008年3月27日 12時13分

こんな"おマヌケ"なニュースが報じられたこともありました・・・。
 
Posted at 2009/01/19 01:27:42 | コメント(1) | トラックバック(0) | 航空・鉄道・海運 | 日記
2008年10月12日 イイね!

ブロンズ候補生

ブロンズ候補生それはおよそ一カ月前のこと。
競技会取材出張のためにしておいた航空券予約の内容を確認しようとANA(全日空)のウェブサイトを閲覧したときのことでした。

いつものように青色基調のトップページを開き、会員ログイン。
すると・・・、次に開いたのは見慣れない色調の画面。左上には「Bronze」のロゴマーク。

私は「ANAマイレージクラブ」のメンバーになっているのですが、搭乗回数の多いユーザーには、その内容に応じた上級会員制度があります。
ご利用の多いお客様向けサービス」というページで紹介されていますが、利用頻度の多い順に"ダイヤモンド"・"プラチナ"そして"ブロンズ"というステータスが設けられています。

この"ブロンズ"の資格を有している会員向けの画面が表示されたということなのですが、これが全くもって不思議でなりませんでした。
出張でそれなりに飛行機も利用、今年はANA(全日空)のみに搭乗しているので、そこそこの搭乗実績は有しています。
しかしブロンズ会員資格を得るまでではないのですが、何故か会員向け画面が表示されるようになったのです。

実は表示が変わったのが9月14日の"大規模なシステムトラブル"に近いタイミングだったので、これも何かの影響なのかと思っていました。

しかし月が変わって、「ANAマイレージクラブ」からブロンズ会員カードが送られてきたのです。
果たしてどういうことなのかと思ったら・・・。

カードの送付案内には「搭乗実績に鑑み、ブロンズ会員のサービスを受けられるようにしました。」とあります。
ただし年明け3月まで。要するにこのサービスを継続的に来年4月以降も受けたければ、頑張って会員資格基準を満たすように飛行機に乗ってね、ということでした。

ひとつの顧客サービスとしては面白い手法かと思います。
尤も、残念ながら期間中に会員資格に到達するまでの搭乗実績を重ねる予定は今のところ無いのですが・・・。

私自身としては国内線の利用がほとんどゆえに、余り上級会員サービスには魅力を感じることはありません。
仕事の予定が変わったりして空港で空き時間が出来たときなどはラウンジを使えればいいかもと思ったこともありますが、大抵は出発ロビーでパソコンを開いているか、展望デッキや空港周辺で写真を撮影していたりします。

周りには海外出張も多いことから上級資格を持っている人が何人もいらっしゃいますし、中には世界的な二大航空アライアンス両方の最上級会員資格を持っていらっしゃる強者も・・・。

そうそう、近々久しぶりに赤い航空会社に乗る予定があります。
果たして青と赤、サービスレベルはどちらが上なのか、改めて検証してみるのも一興かと。
 
Posted at 2008/10/13 23:47:44 | コメント(0) | トラックバック(0) | 航空・鉄道・海運 | 日記
2008年08月18日 イイね!

空港で活躍するハイブリッドカー

空港で活躍するハイブリッドカー今回は、ちょっと変わったクルマをご紹介。

写真のクルマ、旧型のトヨタアルファードハイブリッドです。

アルファードは去る5月にフルモデルチェンジを受けて二代目になりましたが、残念ながらハイブリッドモデルはラインナップから外れてしまいました。

新車を購入することは叶わなくなったアルファードハイブリッドですが、最高級ハイブリッドミニバンとして人気は根強く、現在も中古車市場では走行距離がある程度多い個体でも200万円を下らないプライスタグが掲げられています。

さて、話は戻って写真のクルマ。

これを撮影したのは「中部国際空港(セントレア)」。
装着されているナンバープレートから中部国際空港の構内専用車両であることが判別できます。

そしてユニークなのは車両後半部の特装部分。一般車では三列目席がある部分以降はルーフが嵩上げされています。
またリアはハッチゲートではなくシャッターが設けられており、パワーゲートのようなものが備わっていることも確認できます。

この車両を製作したのはトヨタ車体株式会社
トヨタグループの中核を担う企業であり、ミニバンやSUV系の車両を中心に開発・生産を行なっています。また、商用特装車の開発や生産も業務の大きな柱となっています。
同社が開発したこの車両は「アルファードハイブリッド手荷物運搬車」。同社の開発実績として事業報告書でも紹介されたことがあります。

実は飛行場では実に多くの車が働いています。
そしてその大半は基本的に空港構内のみをフィールドとしているので、ハイブリッドカーや電気自動車などに代替えしやすい環境にあると言えるかもしれません。

今年の2月には、東京国際空港の第1/第2両ターミナル間をむすぶ連絡バスに、国内では初となる非接触給電ハイブリッドバスが試験運行されました。
これは普通のナンバープレートをつけて一般公道を走行しましたが、事実上羽田空港の敷地内がフィールドとなっていた事例です。

また成田国際空港などでは、駐機中に電力や空調を供給するために航空機に装備されているAPU(補助動力装置)の使用を規制する方針を打ち出し、代わりに電力などを地上から供給するGPU(地上動力設備)の配備が進められています。
要するに航空機の世界でも"アイドリングストップ"が常識になろうとしているわけです。

今回ご紹介した「アルファードハイブリッド手荷物運搬車」もハイブリッドカーであることに大きな意義があるのでしょう。
ちなみにトヨタグループではフォークリフトでお馴染みのトヨタL&Fが、空港構内車両の代表格でもあるトーイングトラクタの分野で大きなシェアを持っています。
空港でエプロンを眺めていると必ず眼に入ってくる、コンテナを積んだ何台ものトレーラーを牽引している車がトーイングトラクタ。
大型のものはエンジン、小型のものはバッテリー式が主流となっています。
 
Posted at 2008/08/19 01:52:27 | コメント(0) | トラックバック(0) | 航空・鉄道・海運 | 日記
2008年08月08日 イイね!

ダウンサイジング

ダウンサイジング昨今、日本の自動車市場はダウンサイジング化を実践するユーザーが増えてきています。
古い価値観では年齢を経て社会的な立場が高まるにつれて自動車も"大きく・高価な"ものに買い換えていくという考え方が根強くありましたが、最近は消費者も賢くなって"身の丈や生活スタイル"に合った車を積極的に選ぶようになりました。

またガソリン価格の高騰も追い打ちをかけ、燃費性能に優れる軽自動車やコンパクトカーが人気を集めています。

ただし「小さいことは良いことだ」という偏重的な考え方はちょっと困りもの。
要するに適材適所とでも言いましょうか、実用的な意味合いで最適な選択をしていくことで、ある人はコンパクトカーになるでしょうし、またある人はミニバンになるでしょうし、都市部では車を持たないという選択肢に落ち着く人もいるであろうということです。


さて、今回気になったニュースがこれです。

●福田首相、小型輸送用U4で訪中へ 北京五輪開会式
asahi.com (朝日新聞)  2008年8月2日  20時51分

北京オリンピックの開会式に出席する福田首相は政府専用機のボーイング747ではなく、航空自衛隊の「U-4 多用途支援機」を往復に使うとの報道があり、実際に同機に搭乗して東京国際空港から北京へと移動しました。

これは福田首相が推進する「無駄撲滅」運動の一環にも位置づけられるそうで、近距離移動となる今回は運航コストが安上がりとなる小型のU-4機を使うこととしたそうです。

実際、海外の事例を見ても首脳専用機は大型機ばかりではなく、今回のU-4クラスのようなビジネスジェット級や、ボーイング737級も珍しくありません。
これらを移動距離や用向きに応じて使い分けるというのは、とても正しい姿ではないかと思います。

しかし新聞記事には防衛省幹部のコメントとして「乗り心地はあまり良くないので、身体にこたえるのでは」というものがあります。
U-4型機はビジネスジェット分野で高い評価を受けているガルフストリーム社(Gulfstream Aerospace Corporation)の「IV」がベース。
アメリカ空軍でも要人輸送機として導入している実績を有している、大変優れた機材です。

もちろん航空自衛隊の機材は軍用扱いですから、多少は快適性で劣る面があるかもしれません。しかし任務には幹部自衛官の搭乗も想定されているはずですから、完全な軍用機よりは格段に快適な仕様になっているかと思います。


最近では閣僚などの移動車両にも、トヨタプリウスが使われるなど"黒塗り大型セダン一辺倒"の状態から徐々に脱却が始まっているようです。
必要に応じて黒塗りのセダンが必要となる場面も多々ありますが、ここも可能であればT.P.O.に合わせて車を使い分けるという配慮が求められるところです。
Posted at 2008/08/08 18:05:46 | コメント(1) | トラックバック(0) | 航空・鉄道・海運 | 日記

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各種取材やウェブサイトを中心とした制作業務を行なっています。 主なテリトリーは自動車/モータースポーツ、飛行機などの交通関係。 自動車は乗用車からトラッ...
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