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午前10時すぎにホテルニュー長崎をチェックアウト。
オートポリスでの取材、そして月曜日の制作納品作業と無事にこなした九州出張も終了、あとは東京にむけての帰路につくだけです。

さて今回は往路は土曜日に九州着として"ETC休日特別割引"を適用させています。
そして復路については29日(水)が祝日なので、同日中に東京着として再び割引を適用させるスケジュールを組んでいました。

ということで比較的今日は時間の余裕もあることから、長崎県内を寄り道していくことに。

ホテルをチェックアウトしてまず向かった先は"おすすめスポット"にも以前登録してある「岩永梅壽軒」。
老舗和菓子店を訪れたお目当ては"カステラ"。
幸いに店を訪れるとショーケースの上には数本のカステラが。2本を買い求めて再び眼鏡橋を渡って車を停めたコインパーキングへと戻り、まずは長崎市内での目的を達成しました。


このあとは国道206号を北上。しばし走ってやってきたのは佐世保市。
この町には何度かやってきているのですが、どうにも通過した記憶ばかりで市内を観光した覚えがありません。
もっとも、ハウステンボスは訪れた経験がありますが、ここはやはり市内も見ておきたいところ。

そこで赴いた先が「海上自衛隊 佐世保史料館 セイルタワー」。
威風堂々とした建物、最上階には展望フロアもあって佐世保の街を一望できます。
そして順にフロアを下りながら展示内容を見ていきますが、内容はとても充実しています。
ただしエンターテイメント性は皆無に等しく、とてもまじめな史料館という印象。

江戸幕府時代から明治維新、そして二度の大戦を経て発足する海上自衛隊の歴史、そして現在の活躍ぶりをしっかり学ぶことが出来ます。
展示としては各時代の戦艦や護衛艦などの模型が主、あとは何カ所かにVTR展示があるという内容でした。

1時間ほどかけてじっくり見学、外に出ると半袖でも暑さを感じるほどの好天。
時刻は12時を既に回っています。


当初の予定よりは遅めの時間になってしまっているのですが、折角の好天ということもあるので「弓張岳展望台」を訪れてみることに。

狭いワインディング路を慎重に登って行った先にある駐車場完備の展望台、そこには遠く九十九島などを望める絶景が広がっていました。
また一方で間近にはアメリカ海軍・佐世保基地なども視界に入り、佐世保の市街地を一望できる素晴らしいロケーション。

展望台下の公園スペースには、ここの"主"なのでしょうか、2匹の猫がノンビリと日向ぼっこをしている、のどかな光景も広がっています。

大パノラマを堪能した後は車を更に北上させ、16時に平戸大橋有料道路を渡って平戸市に到着。
そのまま平戸島を通過して今度は生月大橋有料道路を渡って、昨年末以来となる生月島に上陸。

やってきた目的は、当地の名物"あごだしラーメン"を食すること、早速「大氣圏」の暖簾をくぐり、あごだしラーメンの大盛りと餃子をオーダー。
朝から何も食べずにここまでやって来ているので、お腹もペコペコです。
ついつい待ちきれずに、セルフサービスのおでんにも手を出してしまいました･･･。

おでんを美味しくいただいた後、"待ってました！"のラーメン登場。
実は昨年末に訪れてこの美味しさを知って以来、2月には通信販売の"お取り寄せ"でも味わった逸品。今回は約4ヶ月ぶりに現地を訪れて味わうことになりましたが、やはりこうして足を運んでいただく味は格別ですね！

美味しさに満足して店を出てからは、再び平戸へ。
ここでは市内の老舗和菓子店「湖月堂老舗」を訪れます。

ここでのお目当ては二種類の平戸銘菓。
まず"カスドース"は、その昔は平戸藩門外不出とされた品で、カステラを卵黄につけて、さらに糖蜜にくぐらせてからグラニュー糖をまぶす、という手の込んだ贅沢なお菓子。
この製法からも想像がつくように、試食品をいただいてみたのですが、これでもか！という甘さが口の中に拡がります。
しかし、砂糖や卵が貴重だった時代に、献上品として作られたがゆえの贅沢さ、さらには400年前に平戸にやってきた外国人神父によって伝えられたという背景を聞くと、趣のある味わいに感じられるはずです。

また同店では「牛蒡餅」も購入。こちらは比較的庶民的なお菓子のようで、"ごぼう"という名前ですが今では原料などに牛蒡が使われていることは無いようです。

ふたつの伝統的銘菓を手に入れた後、さらに島を出る直前に買い求めたのが「じゃがたらお春」。
この地の名物である"じゃがいも焼酎"を、左党の方へのお土産として購入。

約3時間ぶりに九州本土へ戻った頃には、美しい夕日が平戸の島影に沈もうというタイミングでした。
平戸大橋有料道路の九州側にある公園から夕焼けの写真を撮影して、その後は国道204号で佐賀県・伊万里市まで。

更にその先は国道498号・松浦バイパスで武雄市へと抜けて、武雄北方ICから九州自動車道に入ります。
あとは東京を目指すだけ･･･、でしたが何故か突然睡魔に襲われてしまい･･･。

鳥栖JCTの手前、山浦PAに"緊急ピットイン"を敢行し、しばしの仮眠と相成りました。
　
　
長崎市｜ホテルニュー長崎
長崎市｜岩永梅壽軒(岩永梅寿軒)
平戸市｜大氣圏