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2010年08月25日 イイね!

ADVAN Sport × NISSAN FUGA 350XV

ADVAN Sport × NISSAN FUGA 350XV8月は出張がほとんど無いことから、長距離移動専用車であるウチの社用車1号機(日産フーガ 350XV)の稼働率は絶賛激減中。
なんと7月23日から今日まで、1ヶ月以上もガソリン給油をしていませんから、今月の走行距離は3桁に留まること間違いなしです。もっとも8月は昨年も月間走行距離が429kmに過ぎなかったので、お盆前後で長距離ツーリングに出かけない限りはこんなものなのかもしれません。

ところで1号機は2007年夏に購入した時には、新車時装着のOEMタイヤを履いていました。残念ながらこれは、車格的から見ると動力性能や求められる静粛性などの面で、全く期待に応えていないものでした。
そこで2008年3月に、YOKOHAMAのDNA dB EURO(ディーエヌエー・デシベル・ユーロ)を装着。群を抜く静粛性能と大型ハイパワーセダンの走りをしっかり支えるポテンシャルに大変満足して全国各地を駆け回りました。

そして2010年3月。
2シーズンで59,674km(冬季は別途スタッドレスタイヤを装着)を走行した時点で廃棄処分として、新たなシューズとしてADVAN Sportをチョイスしました。サイズは225/55R17の新車純正サイズです。

このタイヤに換えてからも既に15,000kmほどを走行していますが、装着前にはADVAN dB(デシベル)とどちらにするかで悩みました。本来ならXV仕様であるウチの1号機では、私の嗜好からしてもADVAN dB(デシベル)の方がベターな選択です。しかし、ほぼ同時に2号機(フォルクスワーゲン・パサート)もタイヤ交換をすることになっていたので、ADVAN dB(デシベル)はこちらに装着することとしたのです。

装着前は"Sport"というネーミングでもあることから、少々硬めの乗り心地や、高めの騒音レベルを覚悟していました。
しかし、いざ装着してみると、まず騒音はほとんど気にならないレベルの静粛性が確保されています。もちろんコンフォート性能を磨き上げているADVAN dB(デシベル)と比較した場合、特に"最初のひところがし"で感じるアタリの良さや、比較的小さめの道路の継ぎ目段差などのいなし方、そしてパターンノイズなどについては、厳密には一歩譲る印象です。ただ、一般的なタイヤとして見たときには、充分に高級セダンユーザーにもお薦めできる静粛性を持っています。

次に走らせてみると、正直な最初の印象は「つかみどころの無いキャラクター」。
これも結果的には"Sport"、そして"ADVAN"というブランドやネーミングに勝手に惑わされただけなのですが、どうしても長年に渡ってモータースポーツで活躍してきた"ADVAN"のブランドを冠し、サーキットなどのスポーツドライビングシーンで圧倒的なポテンシャルを見せる"ADVAN NEOVA"の存在を考えると、"Sport"というダイレクトなネーミングを聞くと、路面に"食いつく"ようなフィーリングを想像してしまいました。

ところが、例えば首都高速道路などの連続コーナーでは、いわゆるスポーツラジアルタイヤのように、"タイヤが路面を掴んでいる"とか"トレッド面が路面に吸いつくように粘っている"という「タイヤが頑張っている感」が希薄。
「あれっ?」と一瞬不安になったりもするのですが、その実クルマの方は何事もなかったようにスムーズなラインをトレースしてコーナーリングをこなしてしまうのです。

加速やコーナーリング時のグリップ、ブレーキング時の安心感、さらに長距離を昼夜問わず走る身として特筆したいのはウェット性能の高さ。
これらがとても高い次元でバランスされていますが、全くその性能をタイヤが自慢するようなことはなく、サラリとクルマを快適に走らせてしまうのがADVAN Sportというタイヤでした。

では、ADVAN dB(デシベル)ADVAN Sportは、どのような方にそれぞれお薦めなのか。
ここはとても難しいところですが、ある程度より上のパフォーマンスやウェイトを持つセダンをお持ちの場合、ご自身のカー・ライフスタイルにおいて高速移動の機会が多いのであればADVAN Sportを検討されてみるのが良いかと思います。街中を中心とした低・中速移動が多いのであれば、より静粛性に優れたADVAN dB(デシベル)がベター、というのが個人的な感想です。
もちろんこの他に、クルマに対してどの程度「ドライビング・プレジャー」を求めるかという、大きな選択要素があることもお忘れなく。

このADVAN Sportですが唯一の欠点(?)を指摘するとしたら、それは"Sport"というネーミングにあるような気がします。
例えば、ですがキャラクター的には「スポーツ」よりは「グランドツーリング」という方が適しているタイヤなのですから、もう少し上級セダンユーザーに違和感なく受け入れられるネーミングでも良かったような気がします。

最後に、決して安価ではない国産のハイパフォーマンスタイヤを選ぶ理由とは何なのでしょうか。デフレ経済が続いているニッポン、タイヤはインターネット通販などで激安アジアンタイヤが幅を利かせるようになってきています。

しかし私は、絶対的に「タイヤはしっかり信頼できる商品を選んでほしい」と強く主張しています。
アジアンタイヤも確かに日進月歩で性能を高めているのかもしれませんが、現実的には自分自身で2008年8月26日付のエントリに記したような体験もしています。
何度も書いていますが、軽自動車から高性能スポーツカーまで、あらゆるクルマが唯一地面と接しているのがタイヤ。どんなにハイパワーでも、足回りなどに緻密な機構が採用されていても、ABSのような最新の安全デバイスが備わっていても、タイヤの持てる性能を超えることは出来ません。

高額な商品ではありますが、信頼できる性能を有したタイヤを選ぶということ。
それは間違いなく安全運転のための基本中の基本であり、家族や恋人・友人など大切な人を守ることにもつながるのです。
ぜひみなさんには「ブランド志向」でも「価格重視」でもなく、「性能第一」のタイヤ選択をしていただきたいと思います。
 
Posted at 2010/08/28 20:29:01 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日産フーガ (Y50) | 日記

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