MiniCar|RAI'S 日産スカイライン250GT (V36) 警察本部刑事部機動捜査隊車両
投稿日 : 2012年05月15日
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「キソウ」の略称で知られる機動捜査隊。各都道府県警察本部に属する執行隊であり、その名の通り車両を用いた高い機動力を武器として、事件の初動捜査にあたります。
また、日頃から覆面車両でのパトロール活動や職務質問を行い、犯罪の抑止にも力を注いでいます。
機動捜査隊では主に4ドアセダンの覆面パトロールカーを使っていますが、V36型の日産スカイラインは代表的な車種のひとつに数えられる存在です。
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捜査用の覆面車両ですから、外観上は一般車とほとんど違いがありません。もちろんサイレンアンプや無線機などを備えていますので、例えばフロントバンパーの内側にはドライバユニット(スピーカー)が姿を隠しているなどの特徴はありますが、一般の方々には警察車両だと見分けるのは相当難しいでしょう。
緊急走行時に用いる赤色警光灯はマグネット装着タイプ。さらに助手席側のサンバイザー裏には赤色のLEDが点滅する「フラットビーム」を装備していることも多くなっていますが、今回のモデルはこれも再現されています。
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今や捜査用覆面パトカーでもアルミホイール装備は当たり前の時代になりました。さすがにスバルインプレッサWRXの金色ホイールは、いくら標準装備と言っても度が過ぎると思いましたが、このV36では強すぎる自己主張をすることもなく端正にまとめられています。
ちなみにルーフの赤色警光灯、その電源は車内に備わるメタルコンセントから供給。神奈川など一部の本部では今回のモデルのように2個を装備して被視認性を高めていますが、こうした本部の車両では助手席側と運転席側それぞれの室内にコンセントを用意した車両が配備されているようです。
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リアビューで目立つのは、ウィンドゥに備わるTA型無線アンテナ。カーテレビ用に偽装した無線アンテナですが、昨今はカーテレビのアンテナもプリントタイプが主流となっており、こうしたアンテナユニットを備える一般車が減っているために、かえって目立つ装備となってしまいました。
そこで最近はルーフ後端にユーロタイプを模したアンテナを装備したり、このTA型アンテナをウィンドゥの内側、つまりは室内側に装備するなどの工夫を凝らしている事例も増えてきています。
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都市部を中心に犯罪の粗暴化や低年齢化が問題となり、また広域化も警察側には迅速かつ的確な対応を求める要素となっています。
警察もお役所ですから、その組織はどちらかというと縦割り社会。同じ本部内でも所轄署同士の面子の張り合いなどもあるようですが、こと機動捜査隊は所轄という概念を外して広域に機動力を使った活動を行えるので、安全な市民生活を支える上で重要な組織と言えます。
なお、今回のモデルについてですが、ちょっと残念なのは赤色警光灯のケーブルがプリントでの再現に留められたこと。
やはり以前にリリースされたV35型と見比べても、ここは別パーツでしっかり再現することが望ましいところだと思います。
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