二週間くらい前に、横浜市にある関東大震災の復興橋梁群を見てきました。
下が谷戸橋
西の橋
山手隧道&桜道橋
打越橋
これらに関しては土木技術云々ではなく、街のシンボルマークとしての意味合いが強いのでしょうかね。
いずれもアーチであり、大型の親柱と統一されており、それが評価されたのでしょうか。
後世に作られた橋の親柱も皆統一されたデザインで見事なものとなっています。
さて、同じ日に向かったのが浦船水道橋。いろいろな意味で楽しみな橋でした。
大本の製造は明治26年ですが、移転と改造を繰り返し現在の位置にあります。
支承やピン部のボルトナット、下弦材のレーシング、切断された形跡のある横桁、ターンバックル……
つまりは、移転にあたり現代の素材をふんだんに使い、元の部材を全く違う位置に再利用し組み立てられているのではないかということです。
改造(改悪)されているという噂は本で読んでいたんですが、想像以上でびっくりしました。
悪しき保存方法の典型例であると言えます。
それを確かめたくての訪問であって、楽しみでありつつ嫌な気分でありつつという訪問でした。
横浜近辺にはまだ鉄橋がありますから、順次訪ねていきたいです。
Posted at 2017/07/17 00:04:06 | |
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