サーモスタットバルブ装着記
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
多くのエンジンでは、スロットルバルブに冷却水を導入しています。温水を循環させ、スロットルボデーの凍結を防ぎ、吸気を加熱しています。目的はその二つであるため、必要以上に温度が上がるのも良くありません。
ある日、JZエンジンの冷却水入り口には、必要以上に温度を上げないため、冷却水の通路を開閉するサーモスタットバルブがついていることを知り、早速購入しました。2005年1月のことです。
コロナのこの部分のホースの内径、ユニオンの外径は8mmです。JZエンジンのサーモスタットバルブは、一方が8mm、もう一方がねじ込みと、旋盤でもあれば話は別ですが、とても流用できるものではありません。すぐにあきらめました。
2
それから半年ほどたったある日、ダイハツハイゼットの、EF-NSエンジンにも同じようなバルブがついていることがわかりました。一方がキャブレターのインシュレーターに入るそうですが、形状はどのようになっているか、注文してみないとわかりません。
来た物がこの写真です。一方は8mm、もう一方は6mmと、これも一筋縄には行きません。6mmの側と車両側とではそのまま接続が出来ないためです。「装着方法を検討」したまま月日は流れ、2008年末までそのままにしていました。
3
2008年末、東急ハンズに行ったときにこのサーモスタットバルブのことを思い出し、店内で装着方法を検討しました。これを装着する上の問題は以下の通りです。
・サーモスタットバルブ6mmユニオンと車両側8mmユニオンの連結
・このバルブのマウント方法
前者は、
「6mmユニオンに内径6mmのシリコンホースを装着する」
「ラジエター補修用パテで、外径を8mmにする」
で、ほぼ解決する見通しが立ちました。ただそれでも心配はあるわけで、前者は「つば」が覆われることによる、ホースバンドの有効性低下、後者はパテの水中での耐久性です。
一番問題なのは、問題はマウント方法です。このバルブ、真鍮とアルミでできていますが、結構な重量があります。ホースの形状によるマウントでは、だらんと垂れ下がるか、振動であちこちの部品にぶつかることが容易に想像できます。まあその辺は、エーモンのステーをいろいろまげて、装着しながら考えることにしました。
4
ところがその実行を待っているある日、ミラのEF-SEエンジンにもサーモスタットバルブが使われていることがわかりました。2000年10月からの車ですので、さすがに軽量化が図られているだろうと言うこと、ホースによる空中(?)マウントをしているようだということがわかったため、部品を注文しました。すると、ユニオンこそ両方とも6mmですが、樹脂でできていて非常に軽いです。これでマウントの問題は一気に解決しました。
5
次なる問題は、ホース内径の件です。車側は入り口、出口とも8mmです。そしてこのバルブは両側6mmと、出入り口で変換が必要です。さて、シリコンホースを巻くか、パテを使うか、でまたまた検討です。
そんな時、沼南のSABオフ会の時、「セコハン市場」で、6mm-8mm変換ユニオンが売られているのを発見し、早速購入しました。バキュームホース用とありますが、耐熱性もあるようなことを書いてあったため、ひとまず仮装着です。すると、ホースにがっちり噛み込みます。空気が漏れないのですから、水はもっと大丈夫でしょう。
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そこに使うホースバンドが、純正のものよりもタニダのもののほうが品質が良かったため、できるだけこれを使うように決めましたが、なかなか買いに行く暇がありませんでした。そんな折、ふとインターネットで「6mm 8mm 変換」と検索してみました。すると、バイクの燃料系用ですが、変換ジョイントがあることがわかりました。しかもアルミ製で、長さも短いようです。早速購入しました。
うーむ、ぴったり!ジョイントはこれに交換しました。
7
装着です。長さもぴったりですね。サーモスタットバルブ自体とヘッドカバーがあたる可能性があるので、ここに緩衝材を巻きつける予定です。
サーモスタットバルブ装着は、計画から4年を経て、ようやく終えることができました。
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