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2020年03月27日 イイね!

「うちの子にかぎって」パート1・2を全話視聴!

「うちの子にかぎって」パート1・2を全話視聴! この日までに、「うちの子にかぎって」のパート1と2を全話視聴しました。トレンディドラマなどを題材にし、ことあるごとにこのドラマ名を挙げてきましたが、ふと考えると、私はこの作品のことをほとんど知らないことに気づきました。知っていたには、
「1980年代の半ばか後半に放送されていたこと」
「田村正和が担任教師役で、生徒に翻弄される。妻が森下愛子、森下愛子が妊娠から出産する」
「生徒が思い思い発言し、お色気要素も入っている」
程度でした。
外出が制限される中、良い機会なので全話を視聴したのです。そこで分かったのは、以下のことです。
「放送時期は、1984年夏期と1985年春期から夏期、1986年春と1987年春にスペシャルを放送」
「田村正和演じる教師の私的環境は当たっていたが、物語を進行させるファシリテーターに相当する」
「生徒は思い思い発言していたが、お色気要素は非常に薄く、社会風刺の面が強い」
でした。

 これまでも、日本テレビ系青春もの、金八先生シリーズ、熱中時代シリーズがありましたが、いずれも教師が生徒をまとめていく物語でした。このドラマは、「現代的でませている生徒を生き生き描く」ドラマとしていました。例えば、ある回では50m走のシーンがありました。比較的足が遅い男子同士が走っていると女子が、
「レベルの低い争いしてんじゃねーよ!」
とヤジを飛ばします。それに対して走っていた男子は、
「出場することに意義があるんだよ!」
と切り返します。

この回は徒競走が題材ではありませんので、この会話はストーリー進行上不要です。しかし、現実に学校にカメラが潜り込んでいたとしたら、あるいはこんな会話をカメラはとらえていたかもしれません。まさにその通りで、この作品は、「当時を生きる小学生を、生き生きと描いている」
ことに特徴があったのです、そのためこれを見た私は、
「これは都内のある小学校に現実的に起こった話なのではないか?」
とすら思ったほどだったことを思い出しました。

 しかしながら、今回の全話視聴の前まで、話の一つも思い出せません。そこで放映データを見ると、何と放送日時は毎週金曜日の午後8時からでした。まさに「太陽にほえろ!」の裏番組であり、道理で私が見ることがないはずです。しかも学校が長期休みの期間以外は、月・火・水・金は学習塾に通っており、午後6時から9時は授業中です。まったく見られないはずです。一方、夏期講習期間中は帰宅時刻が早かったため、どちらかを見られたはずです。

太陽にほえろとの放送回対比は、以下の通りです。

1984年
8月17日 太陽:無口な男 うちの子:先生!ブスが好きなんですか
8月24日 太陽:怒れる狙撃者 うちの子:女のヨロコビってなあに?
8月31日 太陽:ヘッドハンター うちの子:禁じられたアソビ
9月7日  太陽:17才 うちの子:まさか!うちの親にかぎって
9月14日 太陽:相棒 うちの子:親よりお金
9月21日 太陽:カエルの子 うちの子:転校生はスーパーヒーロー?!
9月28日 太陽:ゴリさん、見ていてください うちの子:ちいさな恋のものがたり

 8月17日は自信がありませんが、24日、31日、9月7日とも、太陽!側の話の記憶が残っています。学校は休みでしたので同級生と情報交換をする場はありませんでしたし、塾ではそういう話をする余裕はありませんでした。

 2学期が始まってからは、物理的に見る時間がないのは前述の通りです。では、2学期が始まってからの学校ではどうだったか、ということを振り返ってみますと、一部のアイドル好き女子が話していたような気がします。何しろ、オープニングテーマも挿入音楽(劇半)もチェッカーズの曲でしたので、ファンにとってはぜひとも見たい番組だったことでしょう。

しかし、秋期になると新作が始まります。特にこの時期は、土曜日9時にて「スクールウォーズ」が、土曜日6時には「よろしくメカドック」が、平日4時には太陽にほえろの、スニーカー刑事登場時期回が再放送が放送されたため、学校の話題はこの二作品ばかりになったことは間違いありません。

ところが、1985年3月に私は学校の先生から劇の台本を書け、とだけ命じられたのです。私が書いた台本は、

「舞台は学校、花壇が荒らされる。主人公は聞き込み捜査などから、犯人と思しき人物を特定する。途中はよく覚えていませんが、最後は犯人を追い詰めて逮捕、しかし犯人はやむにやまれず犯行に及んだことを知る主人公。」
とかいうものだったと記憶しています。まったく場に合わない話ということで、先生にその場で破り捨てられました。

台本を破り捨てるような乱暴なことをせずに、話の進行がどのようなものを求めているのか、基本指針を言えばよかったのにね。先生のことはさておくと、この台本は単に太陽にほえろを学校に持ち込んだのではなく、「うちの子」との折衷になっているように見えます。うちの子の視聴率は非常によく、急造かつ子役中心の低人件費作品ながら、初回を除いて16%以上の成績を収めています。おそらく、再放送がすぐに行われたことでしょう。私はそれを見ていたのかもしれません。

 そして「うちの子」は、1985年4月から早くもシリーズ2を始めます。
1985年
4月12日 太陽:ラガーの華麗なプレー うちの子:毎度おさわがせします!
4月19日 太陽:うそ うちの子:俗悪テレビ番組 文句あるなら云うてみい
4月26日 太陽:放送なし うちの子:あたし…オンナになっちゃった
5月3日 太陽:護送車強奪 うちの子:骨まで愛して
5月10日 太陽:検視官ドック うちの子:スチュワーデス物語
5月17日 太陽:ラストダンス うちの子:放送なし
5月24日 太陽:山村刑事左遷命令 うちの子:ボクらは少年探偵団
5月31日 太陽:放送なし うちの子:キャプテン翼物語
6月7日 太陽:号泣 うちの子:放送なし
6月14日 太陽:相続ゲーム うちの子:カネゴンの逆襲
6月21日 太陽:一枚のシール うちの子:転校少女にナニが起こったか?
6月28日 太陽:二度泣いた男 うちの子:放送なし
7月5日 太陽:左ききのラガー うちの子:エリマキトカゲはどこへ行った?
7月12日 太陽:放送なし うちの子:ニャンニャンしましょ♥
7月19日 太陽:いじめ うちの子:女心がわからないんです…
7月26日 太陽:ドックの敵は白バイ? うちの子:うちの子にかぎって…は永遠に不滅です!

 この期間の太陽にほえろは、林間学校に行っていて見られなかった7月26日回を除き、すべて記憶があります。一方、野球で放送がなかった際には、うちの子を見たかもしれません。

ところが、一見好調だったうちの子にも、陰りがみられてきます。最初は第二話の4月19日です。この回は「俗悪テレビ番組」を揶揄するのですが、学校のシーンで生徒同士が本物の生卵を投げ合うシーンがあります。きっかけは特定の生徒同士のふざけあいで、結果、生徒すべてが投げ合い、先生は教卓に隠れてしまうシーンでした。CM明けでもちろん劇中でも問題とされますが、
「生徒はそのあと掃除が大変だったことで、自分たちがしたことは良くないことであることを知ったはずです。頭ごなしに教えるのではなく、自分たちがしたことの悪さをわからせることが教育です。」
と、校長先生に説明します。

これが朝日新聞の読者欄で批評されます。確か、食べ物を粗末にしている、ということだったと思います。また、私の組では担任が「この先生がやっていることは、生徒の個性や自主性を尊重しているのではない。単なる教育の放棄だ!」と、妙に怒っていました。

その次の回では、教師と特定の女子生徒が、夜の街を歩きます。生徒は父親を亡くしていて、母親が再婚しようとしたことにより自暴自棄になったのを止めるためとのことですが、個々の家庭に入り込みすぎですよね。これも批評されました。

この後、うちの子は軌道修正による健全化を図ります。当時は「トーンダウン」と感じましたが、今見ると、むしろ内容の深化が感じられます。
4話 老人の寿命と幸せ、恋
5話 家業と親子
6話 個人情報と秘密の取り扱い
7話 女子らしさとは何か
8話 シリーズ1の5話のセルフリメイク
9話 転校生を迎えての異色ラブストーリー
10話 流行と経済
11話 ペットとペット放棄問題
12話 女心は浮気しやすい?
13話 最終回

特に11話は秀逸でした。

 ある生徒が通学路で猫を見つける。自宅で飼おうとするが、ペット禁止マンションなので飼えない。仕方なく学校へ持っていく。容認する先生だが、翌日から他の生徒が次々猫や犬や鳥を持ってきてしまう。このことをPTAが問題とし、PTA会長は保健所にこれらの動物を持って行くと宣言する。また、子供たちも餌代が高額だと、ペットに飽きてしまっていた。
 PTA会長が強硬手段に出ようとした朝、動物たちは忽然と姿を消してしまう。ある生徒が、「このままここにいたら殺されるだろうから、逃げ出したんじゃない?」と言うだけであった。画面上には、年間殺傷動物数のテロップが出る。

非常に重厚なテーマ故、私は驚いてしまいました。そこには、当初この作品に抱いていた、「スチャラカさ」はみじんもありません。作品としては視聴率が下降気味だった時期でしたが、この作品にセリフのやり取りによる笑いのみを求めていた層が、作風の変化から離れたためだったのでしょう。

その後

 この作品は、パート2終了後、2回のスペシャル版を放送して終了します。しかし、この作品は他の作品にエッセンスを与えていますので、むしろ発展的終了と言えます。

舞台を中学校にし、お色気要素を加えたもの:毎度おさわがせします
舞台を中学校にし、コミカル要素を強めたもの:オヨビでない奴
舞台を家庭にしたもの:子供が見てるでしょ!、パパはニュースキャスター、
パパは年中苦労する など

 もちろん、他局でも同じような作品が溢れます。私がこの作品に感じていた、「小学校を舞台にしたお色気もの」というのは、どうやら他局の作品だったようです。

これだけ学園もの作品が溢れながら、真打ともいえる金八先生は、なかなか出てきませんでした。ようやく放送されたのは、1988年の秋期でした。ようやく「真打登場」という印象でしたが、第一回は「ウンコの旅」という、金八先生が排せつ物の大切さを説明する作品です。何と平和なことでしょう。当時は一時的にいじめ問題が落ち着き、不良はとうにいなくなっていました。そのため、平和な話題しかできなかったのだと思います。

これには多くの視聴者が落胆しました。結果、作品は3か月で一時終了し、恒例の卒業式は3月のスペシャル編で放送されたのでした。また、同時期にTBSで放送されていたやくざものドラマの長渕剛主演「とんぼ」が青少年の話題となりました。当時の朝日新聞では、「中年となって落ち着いた金八先生の後ろ姿に、もう「熱い教員は必要ないのかもしれない」」と、学校ものドラマの終焉を感じさせる記事を掲載していました。

この時期から「コミカルな学園もの」の勢いが低下し始め、学校もの作品の人気は「教師びんびん物語」などに移っていきました。ただし、「エキセントリックな女子が男子に絡んで始まる物語」は、形を変えて続きます。
1993.年「白鳥麗子でございます」
1994年「毎度ゴメンなさぁ~い」
1995年「毎度おジャマしまぁす」
一時休止し、
1999年「キッズウォー」
となりました。
しかし、キッズウォーは2003年に終了しています。以後、同様の作品は無くなりました。

 いつの間にか、「キッズ、お色気コメディ」の元祖のような扱いになってしまった「うちの子にかぎって」ですが、実際には「大人の行動を巧妙に風刺した、単に子供が演じるという風刺もの」ということがわかりました。

 当時の人気は過去のものになってしまい、今回のために調べたファンの方による検証サイトも、更新を終了しています。しかし、風刺もの作品であることが分かった今、ぜひ再評価してほしい作品となりました。

おまけ
 この作品を主出すきっかけになったのは、現在のテレビトーク番組に田中美佐子さんが出演されたことによるものです。田中さんはこの作品には出演していませんが、「オヨビでない奴」に出演されていました。そこでは「磯崎亜紀子」さんという方と姉妹役でした。学校の生徒には故「高橋良明」さんという方がいて、それらの方の経歴を調べていたらたどり着いたのです。

磯崎亜紀子さん、子役としての芸歴が長いようで、「オヨビでない奴」放送当時、演技に見入ったものでした。

おまけ2
 ファンの方のサイトを見ていたら、掲示板に当時の出演者の方の書き込みがありました。現在は別の仕事についていらっしゃるようですが、当時の芸歴を鼻にかけることもなく、といって、芸能人として活躍を続けられなかったことを恥じることもなく、当時のことを楽しそうに語っていらっしゃいました。とても良い経験が出来て、楽しかったということが伝わってきました。今さら無理なことですが、私もこんな経験をしてみたかったなあ。もちろん、刑事係(掲示係ではない)役で!
Posted at 2020/03/29 21:56:10 | コメント(0) | トラックバック(0) | 過去のテレビ番組 | 音楽/映画/テレビ
2020年03月26日 イイね!

企業・官公庁は異動の延期や中止を、年寄りは活動自粛を!

 この4月から新年度が始まる企業・官公庁は多いと思います。その人事異動に合わせて、引っ越しをする人が多数います。すなわち、人が県をまたいで移動する機会が増えていきます。

そんなことをしたら、感染拡大の機会をみすみす増やしているにすぎません。すぐに異動活動の延期や中止をしてください。あなたの企業の活動だけで、世の中が成り立っているのではありません。

特に中小企業の方や創業者の方には、
「今まであった困難を乗り越えて今の会社があるんだ!」
と、
「困難を(自分の会社だけは)乗り越えることで、自分の優秀性を示したい」
方が意外にいます。まったくくだらないことで、はた迷惑です。

先日、格闘技の「K1」が強硬開催されました。もともと、格闘技に係る人や見る人には「?」と思うことが多数ありましたが、まさに頭が悪いことを証明しました。

 また、年寄りの不要な行動も目立ちます。
「自分は肺炎にかかっても、どうせ生い先は短いから。」
「今まで風邪ひとつ引いたことがないことが私の自慢!」
ということがその理由のようです。自分のことしか考えないのが、昔の人の考え方の特徴です。不要なことで歩き回って、病気の媒介をすること自体が迷惑です。今まで風邪ひとつ引いたことがないことが、今度の肺炎にかからないことの証明にはなりません。

 「自分(の会社)は大丈夫」という人が多すぎます。
Posted at 2020/03/26 23:36:40 | コメント(0) | トラックバック(0) | 健康 | 暮らし/家族
2020年03月23日 イイね!

2020年冬期ドラマ感想批評

 2020年冬期ドラマの視聴は、この日録画しておいた「病室で念仏を唱えないでください」を見ることで終了しました。実際にはこのブログは24日に書いているのですが、見始めた「絶対零度」の2時間スペシャルが、単なる総集編だったことに気づいたためです。

今期のドラマを語る上で特徴的だったことは、「製作側が視聴者の「切り取り見」強く意識しすぎている」ことです。ここでいう「切り取り見」とは、ドラマのシーンについてだけ反応し、感想を言うことです。

私も小さい頃は、「この格闘シーンがかっこいい」「カーアクションがかっこいい」などと、前後のストーリーを考えずに、アクションシーンのみに反応して刑事ものドラマを見ていました。しかし、ストーリーを見なければ、ドラマでも何でもありません。単なる動画です。中学生頃から徐々にストーリー全体を理解できるようになり、ドラマの楽しみ方が今日のようになりました。今では、アクションシーン等などは「スパイス」として味わうようになりました。

ここのところは、ツイッターや5ちゃんねるなどで「実況中継」をしながら見ている人の書き込みにのみ反応し、作品の演出をしているように思えてなりません。こんな人はごく一部ですので、ドラマは総合ストーリーで製作してほしいものです。
 
月曜日
絶対零度~未然犯罪潜入捜査~フジテレビ/月曜21時

 比較的初期の頃に、人の心を感じさせる中身が濃い話がありました。しかし中盤以降、無機質な話ばかりになってしまい、私は惰性で視聴するのでした。もう少し、主人公側の登場人物や犯人の「人となり」を描くような、濃密な演出を望みます。それでも、見苦しかった本田翼のアクションシーンが減少し、不快感は少なくなりました。

病院の治しかた〜ドクター有原の挑戦〜 テレビ東京/月曜22時
 最初は面白いと思いましたが、基本的に「万能な主人公」の描き方に退屈を覚えてしまいました。現実の出来事のドラマ化故に、実在人物への遠慮はあったかもしれません。しかし、基本的には「私、失敗しないんです」の範疇となってしまい、一本調子な作品でした。ところどころに描かれる周辺人物の描写も、ドラマとしては手垢がついた古い表現ばかりでした。

例えば、「最初は主人公側にたてつく存在だったが、その人物が困った際に主人公が手を差し伸べ、心を開いた。」や、「主人公側の人物が熱心に訪問するので、やがて心を開いた。」などの点です。

この作品は、普段ドラマを視聴しない成人男性(30-60歳代)を対象としているとのことで、古臭い手段が選ばれたのかもしれません。ですが、演出の点でも描かれる点も20年以上前のレベルだったと思います。しかし、この放送時間帯の作品としては、これまでで最も面白かったと思いますし、最終回まで品質も保てたと思います。

火曜日
恋はつづくよどこまでも TBS/火曜22時

 ニュースヘッドライン上の評価が高かったようですし、スポンサーと視聴率という関係でも良かったことでしょう。ドラマとしては、私は第一話が最も良く、最終回が最低です。

第一話では、看護師としては不器用ながら体当たりで患者にぶつかり、最後は腕一本で飛び降り自殺をしようとした患者を救う、という、心打たれるものでした。しかし中盤から「突然」佐藤健演じる医師に好かれるようになり、最終回付近は「二人のいちゃつき動画」となっていました。

「女性向け恋愛シミュレーションゲーム」というものがあるそうですが、私はこのドラマは、その手法にとらわれてしまったと思います。

例えば最終回冒頭、主人公が佐藤健演じる医師の前を去り、出身地の個人病院に勤務します。そこへ佐藤健演じる医師が迎えに来るのですが、個人病院医師は、「私はがんだ。もう先は長くない。だから佐藤健演じる医師のもとへ行け。」と言います。しかし、そんな人物と一時的にでもかかわっておきながら、その回の中盤以降はいちゃつき舞い上がる主人公を描くのですから、私は「この主人公は狂っている」としか思えませんでした。

まともなプロデューサーや脚本家なら、先が長くないその医師のために一肌脱ぐような展開にすると思います。しかし、「まったくただの通行人程度」にしか扱わない演出を見てしまうと、「他人のことはどうでもよいと思っている人が増えているのかな。」と、残念な気持ちになってしまうのでした。

金曜日
病室で念仏を唱えないでください TBS/金曜22時

 このドラマは、結局いったい何を描きたかったのか、まったくわからないままに終わってしまいました。救命救急も脳外科も心療内科もホスピスも愛憎ものも全部つぎ込み、全部描けていませんでした。また、主人公の「医師でありながら僧侶」という設定も、まったく飾りになってしまっていました。

この作品は漫画原作とのことですが、それこそ小学生的な思い付きで、「医者が僧侶だったらさあ、自分で治療して自分で失敗して自分で葬式が出来るよなあ。おもしれーじゃん!」などと、小学生らしい会話が聞こえてきそうです。

 私が脚本家なら、このように設定を変更します。

「主人公は兄弟で家は寺であり病院も併設している。兄は僧侶の道を選び、弟は医療の道へ進んだ。人命を救うには科学しか信じない弟と、寄り添う心だと主張する兄、その争いと協力」

これならすっきりすると思いませんか?漫画を原作にするということは、エッセンスのみを使用し、あとは新たに作品を起こすような心構えでないとだめです。テレビ制作側も楽になりませんし、漫画家側も自分の作品を送り出す心の広さを見せないとなりません。

女子高生の無駄づかい テレビ朝日/金曜23時15分
 こちらの作品も漫画が原作だそうです。4コマか1ページか2ページで1話が終わるような書き方のようです。対象は女子高校の生徒で、日常の中の笑いを描いた模様です。同じような形態に、「サザエさん」「おじゃまんが山田君」があります。

しかしみなさんご存じのように、どちらの作品も話の中に原作4コマ漫画シーンが挿入されますが、話は脚本家オリジナルのストーリーものです。ストーリーがないと、10分間程度も視聴者をつなぎ留められないのですよね。だから、漫画とはその点を変えているのです。

この作品は、原作漫画を忠実に再現し、原作のファンを裏切らないことの飲み、注力しているように感じてしまいました。

 また、登場人物たちは見かけ上会話をしているように見えますが、どこかコミュニケーションが取れていないようで、気持ち悪いです。しかも、「死ぬ人から血が完結的に噴き出す様子を見たい」などと言う登場人物がいました。現実世界で猟奇的殺人を犯した犯人が言ったセリフそのもので、拒否反応が出てしまいました。

この作品も、原作漫画にとらわれすぎてしまったことが不幸の始まりでした。

日曜日
テセウスの船 TBS/日曜21時

 この作品を見始めた当初は、ここ数年で最も面白くなりそうな作品だと感じました。しかし、2月の初旬には飽きてしまい、あとは惰性で視聴していました。

その2月初旬の展開はこうでした。

主人公が奔走する

それでも事態は収拾しない

「これでは父親を救えない」と困る主人公

ジャジャーンと派手な音楽を伴い、周辺人物が現れて主人公を救う

しかも、2.3回このような展開が続いたので、飽きてしまったのです。これではまるで、ドラえもんの劇中作品「ライオン仮面」です。

ライオン仮面とは、劇中漫画家のフニャコフニャオ氏の作品で、正義の味方のライオン仮面が悪党を征伐する話です。

しかし、ある時、ライオン仮面は悪党に捕らわれの身となってしまいます。縛られ吊るされた上で、火花放電を浴びせられ「ギャー」というシーンで終わるのでした。次回が気になったのび太はドラえもんとフニャコ氏のもとを訪ねますが、続きが出来ていません。困ったドラえもんとのび太は、タイムマシンで翌週の漫画雑誌を買います。

そこには、ライオン仮面の弟のオシシ仮面が登場、悪党組織へ乗り込んだのですが、ライオン仮面と同様につかまり、火花放電を浴びせられるところで終わる様子が描かれていたのでした。

そしてまた翌週の漫画を買うと、今度はいとこのオカメ仮面が登場し以下、同じことの繰り返し、となるのです

疲労で倒れてしまったフニャコ氏は、ドラえもんに「あとは写しておいてくれ」と言って、寝込んでしまうのでした。「この作品を書いているのはいったい誰なんだろう?」と悩みながら作品を写すドラえもん。

というものです。ドラえもんのこの回は面白いのですが、同じ展開を繰り返し、明らかに時間調整をする展開に、飽きてしまったのですよね。

しかも最後は、これまで言及してこなかった「1977年の毒キノコ入り食中毒事故」がセリフだけで展開され、これまで描いてこなかった人物が犯人という、もう、原作漫画とは違う結果を描くためだけの結果、というものになってしまっていました。

しかも主人公は1989年の世界で死亡し、当時母親のおなかの中にいる状態から産まれ、2020年の世界で普通に暮らすという、タイムパラドックスがめちゃくちゃな終わり方をしてしまいました。

 この作品も、ただただ視聴者を疑心暗鬼にさせ、その場を盛り上げる展開に邁進しすぎました。事件の犯人でもない人物たちが、いかにも「犯人でござい」と言いたげにセリフをしゃべる場面が多数でした。ドラマでは、登場人物はテレビ画面を意識してはいけません。この、「ツイッター書き込み数瞬間最大増率」を考えた手法には、しらけてしまいました。

おまけ
 最終回は15分間延長されました。延長分は次の時間帯のスポンサーではなく、新たに枠を販売したようです。そこには何と、「三井住友海上」と「損保ジャパン日本興亜」が並んでいました。同じ時間枠を同じ業界の違う会社が飼うことなど、めったにあるものではありません!ドラマには全く驚かなかった私ですが、産まれて初めてスポンサーのクレジットに驚きました。

まとめ
 結局冬期もまた、がっかりしてしまいました。「テセウスの船」には、すっかり裏切られてしまいました。感想は、初めに書いた「切り取り見」の悪影響以外ありません。

観る作品数をもっと減らし、空いた時間は動画配信やDVDを見た方が良かったかな、と感じています。春期は、もっと厳しく作品を選択しようと思っています。
Posted at 2020/03/24 22:14:06 | コメント(1) | トラックバック(0) | テレビドラマ感想批評 | 音楽/映画/テレビ
2020年03月21日 イイね!

ドラマ「うちの子にかぎって」は、TBSトレンディドラマの元祖か?

ドラマ「うちの子にかぎって」は、TBSトレンディドラマの元祖か? かつて、ドラマ「キッズウォー」を検証した際に、その元祖的存在として「うちの子にかぎって」を引用しました。ところが、私自身がこのドラマを見たのは再放送を少々であり、あまり記憶に残っていないことを感じていました。題名やサブタイトルから、「小学生のドタバタもの」と決めてしまっていました。

 この作品の本放送当時、「なぜ見なかったのか」という点を探ると、1984年と1985年の金曜日午後8時からの放送だったのでした。まさに「太陽にほえろ!」の裏番組であり、この私が見るはずありません。もちろん、「太陽~」のCM中にこちらへチャンネルを合わせたことくらいはあるかもしれません。私以外の場はどうだったのか、記憶を探ってみました。

しかし、シリーズ1はほとんどが夏休み期間中の放送であり、学校には行っていません。シリーズ2は4-7月期ですが、シリーズ1の頃とは違う学校に通っていましたので、単純な比較はできません。どうやら、シリーズ1はたいして話題にならず、シリーズ2は話題になっていたような気がします。

そんな背景の中、シリーズ2の9話とシリーズ1の2話を見てみました。当時とその後、世代には有名になった子役の女の子「磯崎亜紀子」さんが出演していた回です。のちの井上真央さんのように売れそうな感じでしたが、売り方を誤ったからなのか、本シリーズとその派生作品以外では見ることはありませんでした。

シリーズ2の9話は登場人物男子の一人が見た、転校生の幻のお話、シリーズ1の2話は、芸能人になろうとしてちびっこのど自慢番組に出演するも、「出世しそうな男子に粉を撒き、結婚に持ち込むのが女の幸せ」と悟ってしまうというお話です。いずれもお色気シーンというほどのものはなく、思いのほか普通のお話しでした。しいて言えば、シリーズ2の9話には、当回主人公男子と磯崎亜紀子さんが演じる幻女子が、夜中の理科室で二人きりになるシーンはありました。

この二話のみで総括しては良くないのですが、シリーズ1と2は、結構雰囲気が違います。シリーズ1は、「いろいろな点で賢くなった現代っ子と変わらない大人とのやりとり」にポイントが置かれ、シリーズ2は「少年少女向け小説的な物語」になっているように感じました。シリーズ1はかなりあっさりした作風で、とくに田村正和演じる先生は狂言回し程度の存在でした。

 この作品は、連続シリーズを2回とスペシャル2回を放送し、終了してしまいます。当時の人気から続いてもよかったと思うのですが、実際にはこの要素を利用して発展しています。

設定を中高生向けにしたものが「毎度おさわがせします」
中高生向けでコメディドラマとしたものが「オヨビでない奴」
女子高校を舞台としたものが「セーラー服通り」
会社とOLを舞台としたものが「痛快!OL通り」
親子コメディとしたものが「痛快!ロックンロール通り」

です。

この「うちの子にかぎって」は、大事件や大事故、主人公を苦しめる事態やカーアクションも格闘シーンもありません。もちろん、15歳で妊娠する生徒も学校の包装室に立てこもる生徒もいません。普通の人のちょっと違う日常を描いた作品です。その「普通の人」を視聴者対象に変えることで、色々な作品を作り出していたのでした。

この後継作品群の中でも「痛快!OL通り」は、当時ドラマの視聴者として対象とされていなかった20歳代の女性を家に帰す効果があったのです。今では考えられないことですが、会社の上司役だった小堺一機と主人公の沢口靖子がくっつくかどうか、話題になったと記憶しています。以降、孫作品群が生まれ、TBSドラマの黄金時代が築かれました。今でこそ「東京ラブストーリー」がトレンディドラマの元祖であるかのように言われていますが、「東京~」はフジテレビがTBSからドラマの雄を奪った最初の作品程度のことでした。

 この作品が登場した頃のTBSドラマの状況を見てみると、決して芳しいものではありませんでした。1984年こそ「スクールウォーズ」が放送されて大ヒットしましたが、この作品は外部の会社である大映テレビ部の色合いが強い作品でした。一方、TBSのドラマ史を語る上で欠かせないドラマに、「ケンちゃんシリーズ」がありました。1960年代から放送され、1982年まで続いていました。しかし、長年シリーズが続くうちに、時代にコンセプトが合わなくなってしまっていました。良い子をはぐくむ道徳的な番組でしたが、両輪や祖父母の教えを守って、妹や弟、友達を思いやる主人公というのは、嘘っぽくなってしまっていたのでした。

また、伝家の宝刀的存在であった「金八先生」シリーズは、武田鉄矢氏が作品に飽きていたこと、「新八」「仙八」「貫八」シリーズには人気の火がつかず、しかも「わざとらしい」と、悪い評価も出ていたのでした。

以上のことから、「特別でない、ごく普通の小学生をちょっと誇張して描いたらどうか」ということが企画の発端だったのではないでしょうか。結果として、女子や女性にはこの雰囲気がぴったりだったようで、野島伸司作品の流行まで約10年間、この作風が席巻しました。野島伸司作品期にはいったん勢力を弱めたものの、ドラマの一ジャンルとして定着しました。

 そして今や、20年以上前のことなど正確に語られなくなってしまいました。この作品も、遠い過去の作品になってしまっています。その偉業を語りたく、このブログを書きました。

追伸
 ドラマのストーリー以外も、見所がいっぱいです。当時の街並みや服装、車などです。撮影場所が東京都武蔵野市ゆえ、すでに市街化開発が行われています。しかし、家は1960年代前半に建てられたと思しき外壁材の家がごく普通に建っています。

家と道路の境界にはブロック塀が多用されています。2018年の大阪での地震の際、小学生の子が下敷きになってしまったような塀です。1960年代なら生垣だったのでしょうが、枝の管理や泥棒などの人の侵入性や隠ぺい性もあって、積極的にブロック化されていたのでしょう。地震が起こったら、子供は即死するような街並みです。

中央線沿線故、駅の近くには繁華街が形成されています。登場人物は、証明写真機を使用して、現在のプリクラのようにポージングをして遊んでいます。そういえば、本家プリクラも「1993年ごろの女子高生が証明写真でポージングをしている」ところ辺りから始まったような記憶があります。

街には古い車は意外に少なく、初代カリーナ後期の「ビッグカリーナ」、S120型クラウンのタクシーなどが走っていました。

一番重要なのは、小学生の服装です。夏なので皆半そでですが、スポーツ用品メーカー製のものが取り入れられる前です。男の子のボトムは、サザエさんのカツオやドラえもんののび太が履いているような半ズボンです。一方、どちらも多少のデザインは取り入れられており、子供服としてデザインが存在していたことが認められます。スポーツ用品メーカーの製品は一部で広まりつつあったはずですが、そこはスポンサーの関係で難しかったのでしょう。

1984年というと、小学生の塾通い減少はまだ少数派、任天堂ファミリーコンピュータはありましたが、何しろつまらないゲームばかりで、その存在が忘れ去られようとしていた時期でした。遊びとして、ラジコンカーとサッカーが流行っていたはずです。

1984年のドラマがもう歴史的に重要なポイントが出てきたと言えます。
Posted at 2020/03/23 22:46:18 | コメント(0) | トラックバック(0) | 過去のテレビ番組 | 音楽/映画/テレビ
2020年03月14日 イイね!

コロナウィルスの私的対策を考え直す

 毎週土曜日は、「情報7daysニュースキャスター」を視聴しています。先週放送回は、ほとんどコロナウィルス特集ともいえる展開でした。おそらく、45分くらいをかけていたのではないでしょうか。その中でも、私にとっては愛知県での感染例の映像が衝撃的でした。

 患者であった中年の男性は、パブ?ナイトクラブ?へと行き、女性店員と横並びで座ってカラオケを熱唱します。咳やくしゃみはないようにみえました。もちろんカラオケを歌うのですから、のどは痛くなかったこと、飛沫もたくさん女性にかかったことでしょう。そして彼からウィルスがうつったのは、女性店員ではなく、彼が帰った後で同じソファーに座った他の客だとのことです。

すなわち、ウィルス入り飛沫を浴びても同じ空気を呼吸しても感染しない場合がありながら、多少飛沫がついた可能性があるソファーを仲介することでも、うつってしまうということです。

 これは、感染予防のためには、それこそ潔癖症の人がしているような行動をしなければならない、ということではないかと思います。行動を、新たにしなければなりません。

気のせいか、電車でも椅子に座らず立っている人が増えているように感じます。
Posted at 2020/03/16 23:19:55 | コメント(1) | トラックバック(0) | 健康 | 暮らし/家族

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「「テレワークの推進」から、「基本はテレワーク」に変化しました。合わせて私的行動もかなり制限され、「夜間の少人数での会食」
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何シテル?   03/27 17:52
小さい頃、トラック野郎を見てトラックが好きになりました。その後「太陽にほえろ!」のカーアクションを見て、乗用車も好きになりました。カーグラフィックTVや新車情報...
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