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2023年01月23日 イイね!

「働かないお兄さん」の思い出

「働かないお兄さん」の思い出 「<a href='https://minkara.carview.co.jp/userid/243946/blog/46635934' target='_blank'>働かないおじさん</a>」はすっかり有名になりましたが、私のこれまでの経験の中には、「働かないお兄さん」もいました。今回は、その出来事をまとめてみます。

なおこのブログは、事実をもとにしたフィクションであり、文中の名称などはすべて架空のものです。

<span style='font-size:20px;line-height:130%;'>事例1.「矢崎さん」事件</span>

 その職場は、出勤当日に働く各員が自分の裁量で「配達と受け取り仕事」を請け負い、始業時刻とともに外出する様式でした。だからと言って無制限に仕事を請け負うことは出来ず、行先の指定がない限り17時よりも前には仕事先に行き、指定があればその時刻に、とはいえ最終でも18時頃というのが大半の仕事でした。

ただし、給料は時給制であり、請け負った仕事の量とは無関係でした。しかし、だからといって

「給料はもらいますが、仕事は一件もやりたくありません。」

と言って事務所内に鎮座することは、さすがに出来ませんでした。

当時私は既にこの仕事に慣れており、

「ああ、ここが行けるね。あれ?ここも近いなあ。おっと、ここもすぐそこだよ。えー、こっちも近いじゃないかあ。こまったなあ。(ニコニコ)」

と言っては仕事を取ることが好きで、全部行けないことが残念にすら思えたのでした。それにしても、今思えば「誰がどこに行くか」を管理しないのはダメですよね。働いている人が「行くのやーめた」といって、配達物を捨てていたら大問題ですから。

そんな無管理状態でしたので、モラルハザードに近い事案が起こったようです。そのお兄さんはいかにも「温厚なおじさん」といったやや老けた顔立ちで、ちょうど俳優の矢崎滋さんに似ていました。(以下、矢崎さんとする。)

その日私は、長距離仕事を1件こなした後に短距離仕事を1件対応、事務所内に午後4時半頃に戻るという、珍しく早く帰社した日でした。矢崎さんともう一人の男性が事務所内の控室に座っており、その頃の経済動向について当たり障りのない会話をしていました。

午後4時45分頃だったか、職長がその場にやってきて、矢崎さんにこう言いました。
「あんたさあ、今まで何していた?仕事もせずにずっとおしゃべりしていたでしょ?ふざけんなよ。」
社内は、怒る、怒られるようなことがめったになかったのですが、私も矢崎さんももう一人の男性も、固まってしまいました。

職長がその場を去ったあと、矢崎さんはもう一人の男性と、
「仕事をして、「ありがとう」と感謝されるならともかく、怒られるようなら来ない方がましですよね。その分会社も給料を払わなくて済むし。」
と話し、定時の17時で退社、その後出社しなくなって自然消滅しました。

私は翌日準備の仕事があったために、定時以降も残っていましたが、そこに職長やその他の職歴長めの男性がやってきて、矢崎さんの一件についてこのように語っていました。

「あの男(矢崎さん)さあ、いつも仕事を少なく受け取って午後4時頃に戻ってきて、ゆっくり休んで定時に帰っているんだよね。どうしようもないよ。」

私は、それならもっと早めに注意をすればよかったように感じたのですが、そこは個人のモラルにゆだねる職場だったのでしょうね。こうなるなら、やはり仕事評価は出来高制のように感じます。

おまけ
職長がやって来た時、矢崎さんともう一人の男は「経済動向を中心とした世間話」をしていると書きました。この事件の思い出から、私の中では「経済概論的世間話」は、仕事が出来ない人ならではの特徴ということで記憶されてしまいました。しかし、どうやらどの場でも共通するようです。

<span style='font-size:20px;line-height:130%;'>事例2.「キセルさん」事件</span>

 上記と同じ職場の出来事です。この職場にはいろいろな人がいましたが、私は「出身大学によってカラーが違うものだなあ」と、眺めるだけでもいろいろ興味深い人の違いがありました。

聞けば誰もが知っている有名大学の「ノッキング大学」出身だったキセルさんは、柔らかい物腰と誰とでも仲良く話す親しみやすさ、そして何となく育ちの良さを感じさせる風貌と、その他の方とは違う感じが漂っていました。

しかし、私が「この仕事の繁忙期」初出勤となったその日、キセルさんはトラブルを起こしてしまいます。顧客のところに訪問した際に、コートを脱がずに挨拶をしてしまい、顧客から会社に苦情の電話が来たとのことです。

海外ではお客さんのところに来た際にコートを脱ぐことは、お客さんのところに長居をすることを意味するらしく、むしろ失礼とされています。しかし、日本ではコートを脱ぐ方がマナーになっています。

監督社員がキセルさんを個別に呼び出し、上記のことを注意したと聞いています。キセルさんは仕事の上では失敗した話を聞かなかったので、職場内でも
「みんな気を付けよう」
程度に話し、特にキセルさんを責めはしなかったそうです。

ところが、翌日からキセルさんは来なくなってしまいました。キセルさんにかぎらず、何かのきっかけに来なくなってしまう人は多数おり、会社側も自然消滅した人を呼び戻しませんでした。キセルさんはもう何年もこの仕事をしていたとかで、その後の職場では、
「こんな形でキセルさんとお別れになるとは、なんだか寂しいね。」
と話していました。

ところが、その日から2か月ほどたった頃、ちょうど繁忙仕事が終わり、会社が費用を負担する「お疲れ様会」が開かれるその日、キセルさんは何事もなかったかのように出社してきました。ノッキング大学出身者はキセルさんのみで、他にキセルさんに個別に連絡をするような人はいなかったのに、皆、
「何というグッドタイミング(?)だ!」
と、互いに顔を見合わせたのでした。

それでも一部には、何事もなかったかのようにキセルさんとおしゃべりをする人がいて、「なんと温厚な」と、これまた驚いたのでした。キセルさんは、怒られた翌日頃から来た日頃まで、当初から旅行する予定だったそうです。

もちろん、キセルさんはその後のお疲れ様会に参加したのでした。

なお、この職場は一定の年代になると自動的に退職する仕組みになっており、キセルさんは自然退職に該当します。

まあ、矢崎さんの例と同様に、いくら仕事をしてもしなくても、給料は同じです。キセルさんが出勤していない期間は無給です。偶然とはいえお疲れ様会の日に出勤し、繁忙期仕事をしていないのに会社の金で飲食をするのは、何だか複雑な思いでした。しかし、「働かざるもの食うべからず」と言って追い返すのも寂しいですし、「まあ、結果オーライ」だったといえます。

人柄が温厚なことは、仕事とは別にして考えないといけないのかもしれませんね。

<span style='font-size:20px;line-height:130%;'>おわりに</span>
 私が矢崎さんやキセルさん、職長と会うことは、おそらく一生ないでしょう。本名も忘れてしまいましたし、向こうにとっても同じだと思います。そのため、ご当人がこのブログを読んでも、おそらく自身のこととはわからないと思います。

どちらの人のことも、「働かないおじさん」に通じる要素であり、働かないおじさんは、彼らがお兄さんの時点である程度決まっている可能性が高いと感じます。
Posted at 2023/01/23 22:04:22 | コメント(0) | トラックバック(0) | 仕事 | ビジネス/学習
2023年01月14日 イイね!

受験期シリーズ第二弾 女子学生台頭に学校がパニックになる

受験期シリーズ第二弾 女子学生台頭に学校がパニックになる 受験の時期がいよいよ始まりましたね。私も受験戦争にもまれて、紆余曲折ある期間を過ごしました。受験は人生の岐路ですから、どの学校に進むかによってのちの人生が変わるものです。

以前、電車内で話している親子の会話から英語教員の他愛のない会話を思い出したことを書きました。しかしこの会話は大変な事態の入り口でしかありませんでした。

1年上の上級生の受験が終わり、結果が私たちにも伝えられました。どうやら芳しくない成績だったようです。特に私立文系で顕著だったようです。原因は、進学指導室の予測よりも女子学生の普通大学(共学の大学)への進出が急激だったとされています。1年上級生と私たちへの指導内容は特に変わらないために、このままでは私たちの進学はより悪化をたどると予想されたとのことです。

学校側は、これを学校の転落のきっかけにしたくはなかったのでしょうね。緊急対策が行われました。
「私立文系志望者は、女子学生と戦う心構えが出来ているか確認」
「女子学生への緊急対策として、まだ女子学生が増えていない国立文系への誘引、または、新設された社会化に替えて数学で受験することの推奨」
などです。

私は当初、私立文系政治経済受験コースを志望していました。1年生時は第一社会科として全員地理、2年生時は第二社会科として日本史か世界史を選択させる学校でしたが、政治経済選択者は「日本史にも世界史にも挫折した落伍者」的に見られていました。その政治経済選択者が学校の予想以上に増えてしまったのです。

その政治経済コース志望者を集めて「国立文系か数学受験に(脅迫して)誘導する集会」が設けられたので、学校側はかなり焦っていたのだと思います。私は出来れば国立と親から言われていましたので、一番に国立文系コース移動に手を上げました。その後も数名が続き、何とか予定数に到達したようです。

加えて、「私立文系は女子が多いから、国立文系を第一志望にして私立文系を滑り止めに考えるような、甘い考えは持たないように」と、くぎを刺されるのでした。加えて日本史や世界史選択者には落伍者、私立文系政治経済選択者からは虻蜂取らずと呼ばれ、何だか肩身が狭い思いをします。

 そして3年生の1年間が始まったのですが、志望校別クラスでひたすら受験対策となります。一番濃度が高かったのが国立理系コースで、休み時間すら無言で皆勉強をしていました。反対に私立理系コースは人数が少なく、昼休みにはほうきで野球が行われるなどしていました。まるでもうどこか進学先が決まっているかのような雰囲気で、きっと天才肌の人が多かったのでしょう。それらと比較すると、私立文系コースは社会科にかかわらず、秋頃まではのほほんとした雰囲気でしたね。

しかし、秋になると状況が一変します。推薦枠の取り合いや成績の伸び具合、具体的な志望校選択になってきます。色々嫌な言葉も聞こえてきましてね、

「女子はどうせ主婦になるんだから、大学なんか受けるなよ。」

などと、当時でも言ってはならない言葉を発する人がいました。なお、男子校ですから、この言葉を聞く女子はいません。このようになるのが、男子校や女子校といった、ジェンダー校の良くないところですね。私が男子校や女子校の廃止を唱える理由の一つです。

私も、社会科のうち倫理のところがどうにもうまくいかず、成績が伸び悩んでいました。以前は社会科は得意な科目だったのですが、特に倫理は世界史に近い内容で、内容を覚えられませんでした。そこで私は各校応募要項一覧を眺め、そのうちにある策を思いついたのです。
Posted at 2023/01/15 00:14:13 | コメント(0) | トラックバック(0) | 勉強 | ビジネス/学習
2023年01月02日 イイね!

初詣に行ってきました

 今年は、2020年以来3年ぶりに初詣に行ってきました。とはいえ、ここしばらくは元旦に行っていたのを2日に変更しての、初詣です。

まず、毎度行っている市内の神社では、お参りをした後に祈祷をしてもらい、家族や親戚の健康、そして私自身の幸福をお願いしました。神様、どうか私にも幸福のおすそ分けをしてください。私に試練を与えすぎではないでしょうか。どうか、今年こそ私自身が幸せになれるよう、お願いいたします。

そして、いったん家族を家に送り届け、今度は12月に行ったおいしい団子と看板猫のお寺に行きました。

今日は黒猫の姿が見えず、キジトラと白の2トーンカラーの猫がいました。



ちょうどご注文カウンターの下に寝ており、団子を買いに来るお客さんみんなにかわいがられていましたよ!みんな、無理にだっこしたり体を触ったりすることなく、指でちょんちょんと触れる程度にしていました。猫のかわいがり方も、時代の流れに合わせて猫本位になってきているのですね。

団子の方はというと、先日と比べて生醤油の方はしょっぱくなっており、しょうゆの味を楽しめました。



この焦げている部分が、香ばしくておいしいのです。もちろん、みたらしの方も甘さとしょっぱさのバランスが良く、おいしいことこの上ありません。

団子を食べ終わってからさらに移動して、今度は県内の別の神社にも行きました。こちらでも、私自身の運勢の上昇をお祈りしたのでした。こちらも最初の神社と同様に空いていて、元旦に行っていた例年では、1.5時間から2.0時間も並んでいたところ、10分間程度でお参りが出来ました。

こちらでは、最寄り駅と神社の間には焼きそば専門店があるのですが、残念ながら売り切れか何かでお店のシャッターが半分降りていました。私はソースさえ購入できれば目的のほとんどが果たせるために、お店に入ってソースと塩だれを打ってもらいました。これらは、大阪のお店に譲る予定です。

また、5年ほど前の初詣の時に会った、オウムとオウムを連れているおじいさんにも会えました。



どちらも元気そうで、オウムは体をくねらせながら遊んでおり、ますます元気そうでした。

ゆったり過ごせるお正月が戻り、私や私の周囲の人が、今年1年無事に健康に過ごせると良いと願うのでした。
Posted at 2023/01/03 21:34:58 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記 | 日記

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「サザエさんを見ています。タラちゃんの声優さんが変わりましたが、ほとんど違和感がありません。今度の声優さんの貴家さんに対するリスペクトを感じます。」
何シテル?   03/05 18:43
小さい頃、トラック野郎を見てトラックが好きになりました。その後「太陽にほえろ!」のカーアクションを見て、乗用車も好きになりました。カーグラフィックTVや新車情報...
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