私の愛するNA6が2月に追突事故をもらい、3月で復活するまでの回想録です。
かなりの長文(シリーズ)になりますが、ご興味のある方はどうぞ最後までお付き合いくださいませ。
このブログがみなさんのもしもの時の参考に少しでもなれば幸いです。
masachiro
【ACT2】
病院でレントゲン撮影を終えて付いた診断名は”頸椎捻挫”、いわゆる”ムチウチ”です。現時点で患部はボーとして重いながらも大したことはありません。
しかし、
”数日後にいろいろ症状が出てくる” ということを後に知ります。
画像はイメージです
ちょうど診察が終わった頃に、加害者側の任意保険会社(=以下A保険とします)から連絡がありました。
今回の事故は
①人身事故
②物損事故
と二つの側面を持つので、A保険の各担当が私に連絡してきます。
ちょうどこの頃に、私の加入する任意保険会社(=以下B保険とします)からも連絡がありました。
今回の事故は10対0の過失割合(私は0)であり、この場合
”B保険は当事故に関与しない”
旨を知りました(因みに私はB保険の車両保険は未加入)。
つまり、①人身事故②物損事故に関わるすべての事柄を、私、自らA保険と直接やりとりをしなければならないということです。それも、これらの件が終息するまでの間です。
この時にB保険の担当から「今回の事故は
”経済的全損”ということが問題になるかもしれません」との助言をもらいました。この時点で私はその意味を100%理解していませんでした。
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一方、私のNAは自走が何とか出来たので、警察官の方の好意で最寄りの警察署まで移動し、保管してくれていました。
ただ、いつまでもこちらに置いていく訳にはいかないようなので、何処へ持って行くべきか早急に決める必要がありました。
ダメージが大きいのでどうしたものか・・・。現時点で考えうるのは以下の4案。
①決して行きつけとは言えないマツダディーラー
(パーツの調達は基本はヤフ○ク、新品はモノ○ロウで入手できるため、よほどのことがない限りディーラーに行くことはない)
②レンタルガレージでたまにお世話になる整備工場
③A保険の提携修理工場
④クルマ全般に詳しいNA乗りの友人に相談する
この選択で以後の状況が大きく変わってくると思ったので、よく考えた上で④を選択。
電話すると運よく友人が出てくれて、事情を説明すると、
「今すぐにNAを預かるスペースの確保ができる」
「現車を見てから一緒に考えてくれる」
というありがたい話をいただいたので、キャリアカー(車載専用車)を依頼し、友人宅へ。
キャリアカーの運転手さん 親切&仕事キッチリのナイスガイでした。
友人宅に到着。
無惨につぶされた私のNAを見た時、友人が泣きそうな顔をしてくれたのが印象的でした。
同じNAを愛する者だから、自分のことのように置き換えて痛みをわかってくれる。
本当にありがたいことです・・・。
現車確認をした上で、”友人と数十年付き合いがある、NAを熟知しているサービスフロントのいるディーラー”に持っていくことに決めました。
しかしその日はディーラーが定休日。一晩友人宅でNAを預かってもらい、翌日にレッカーを再手配して持ち込むことにしました。
翌日、友人もディーラーまで同行してくれました。
サービスフロントのM氏にNAを診ていただきましたが、想像以上にダメージが大きく、修理費用も少なくみても50万以上はかかるとのことでした。
見積りを出すために下請けの板金工場(高精度のフレーム修正機があるとのこと)に移送されることになりました。
隣のFDはSpirit R=RX-7の最終限定車です。かっちょえ~。
この間、クルマがないのは困るので、A保険を通じて代車をお願いしました。
「車庫が狭いので軽自動車で構わないが、スタッドレスは装着してほしい」旨を伝えると、
「指定のレンタカー会社と直接やり取りして下さい」とのことでした。
レンタカー会社に連絡すると
「今ご用意出来る車は
”モコ”になります」
と言われました。モコってよく知らないけど
”免許取り立てのOLさんが乗ってる、何かまるっこいクルマ”
のイメージだったので
「いかにも女子という感じなので他のないですか?」
と聞き返すと
「でも落ち着いた茶色ですし、コレ、
”ターボ付き”ですよ」
と言われ
「それでいいです」
と即答。
”サーキットの狼”世代の男子は”ターボ付き”の言葉に弱い。
【ACT3】につづく