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2016年06月30日 イイね!

追突事故~復活まで 【ACT9】 (事故で是非知っていただきたいこと)

追突事故~復活まで 【ACT9】 (事故で是非知っていただきたいこと)私の愛するNA6が2月に追突事故をもらい、4月末に終息するまでの回想録です。

シリーズでお送りしましたが、今回で最終回となります。

このブログがみなさんのもしもの時の参考に少しでもなれば幸いです。

masachiro



ディーラーM氏とのお話では修理費用891,000円で話が付いた(ACT6参照)のですが、


送られてきた免責証書に記載されている修理費用は795,312円。


その差額95,688円、約10万円安く仕上がってきています。


免責証書(承諾書)


釈然としないものは聞いてみるに限ります。


ディーラーM氏に聞いたところ、出された修理費用の見積りはあくまでも概算であって、実際に修理に取り掛かってみないとわからないことが多く、大きな事故の場合はどうしてもその差額が大きくなってしまうとのことでした。


【補足説明】


交換が必要と思われた部品が(いざ蓋を開けてみたら)加工をすれば使える程度だった→パーツ代がかからない代わりに加工技術料が発生。

こういった事項が多くなれば当初の見積りとの差額が大きくなるということです。



部品整備納品書 こちらが計4枚ありました。


そういうものなんですね。


確かにこればっかりは蓋を開けてみなければわからない事です。


大雑把な概算でも見積りが出なければ話が進みません。


また、ディーラーとしては、一旦出した見積り以上の請求を後から追加することは難しいでしょうから、ある程度のマージンを含んだ見積りを出すというやり方にもなるでしょう。


心情的には、「保険額上限まであと10万円分の予算があるのなら、その分外装をもう少し・・・」というのが正直な気持ち(やはり欲が出ちゃいますよねw)でしたが、これまでの経緯を踏まえ、飲み込むことにしました。




電話を切り、一呼吸。






さて・・・





ここに至るまで本当にいろいろなことがありました。



走馬灯のように・・・





「これでいいか?」




「やり残したことはないか?」






NAと自身に問いかけます。








そして・・・







万感の思いのもと、免責証書にサインをしてポストに投函。







また、自身の任意保険に対物超過特約をオプションで追加。







これで今回の物損事故に関するすべてに幕を降ろします。
(事故発生2016年2月3日 免責証書のポストへの投函2016年4月26日)






・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



おわりに

シリーズでかなりの長文になりましたが、こちらのブログに興味を持たれ、拙い文章に最後までお付き合いいただいた方々、ありがとうございました。


私はバイク・車を通じて約30年運転してきましたが、(運よく)これまでに事故という経験はありませんでした。


それだけに今回の事故は私にとって知らないことだらけで、あまりに衝撃的でした。事故から派生する事柄の理不尽度合は、50年近く生きた私の人生の中でも間違いなくトップ3に入るでしょう。


クルマを運転する以上、何時突き付けられるかも知れない”理不尽な現実”があることを、事故という(なければそれに越したことはない)実体験を通じ、一人でも多くの方に知っていただけたらと思い、このブログに綴りました。


25年もの間、愛情を持って付き合ってきたNAが、一方的に、それも無惨に壊されたことは、私の心の傷としてはやはり大きかったようで、修理が終わった後も、心が完全に癒える事はありませんでした。そのため上記の意図とは別に、少しずつ文章にしながら、外部へアウトプットすることで、私の心(気持ち)の整理を付けていく、カタルシス(浄化)の側面も持っていました。つまり、私自身が前に進んでいくためのブログでもありました。


このブログを通じて、ありがたいことにいくつかのコメントをいただき、(私が思っていた以上に)これらの理不尽な経験を既にされている方が数多くいらっしゃることに正直、驚きました。



事故から数日間、(頸にカラーを巻き)身体の不調を抱えながらも、壊れたNAのことに異常なまでに囚われ、憔悴し、苦悩している私に妻が言った言葉です。


「あなたが今までにロードスターをどれほど大事にしてきたかは、充分に知っているし、今本当に辛いことも痛いほどわかる」


「でも、私は単純にあなたが今ここに生きていることが、本当によかったと思っている」


そう言って妻は号泣しました。





思えば、たまたま追突されたのが軽自動車だったからよかったものの、もしトラックに80kmで追突されていたら・・・


恐らくは・・・。




IF(可能性)の話をしだすとキリはないのですが、考えただけでも悍ましいです。まして今回のような追突事故においては(どんなにテクニックがあったとしても)自分では、ほぼ防ぎようがありません。高橋啓介や風吹裕矢でもたぶんムリです。


バイクやクルマは私にとって便利で楽しいはずの乗り物です。これらのない人生なんて、私には考えられません。


しかし、被害者になるだけでなく、加害者になる可能性があることも考えると、改めてリスキーな乗り物だと思います。頭ではわかっているつもりでしたが、事故後はやはり認識が大きく変わりました。


事故から5ヶ月が過ぎましたが、未だに信号待ちしている間、後続車への不安は消えません。


また、大した用事もないならば、深夜や早朝に出かけることを控えるようにもなりました。


ちなみに身体の不調は未だにあり、人身事故の件は、終息までにまだしばらくかかりそうです。しかし、ここではあえて触れずにおきます。




この狭い日本に一億数千の老若男女がいて、これだけの歩行者や自転車、クルマやバイクが往き交っています。中でも首都圏のそれにおいては明らかに異常だと言えるでしょう。


●イヤホンをしながらスマホに没頭して歩いている人

●母親が子供を前後に乗せながらも、無灯火で縦横無尽に走る自転車

●危険感知・反射神経の鈍い人や、徹夜続きで殆ど寝ていない人などが運転するクルマ

●10年付き合った彼女と別れた直後で、完全に思考停止している人が運転するバイク


などなどが入り乱れ、それぞれが交差しているのですから、事故がない方がおかしい。ない方がむしろ不自然だと思います。



「事故ゼロを目指して」をスローガンに、常に事故をなくす努力はしていかなくてはなりません。


しかし、物事の本質として ”事故は必然=なくならないもの”


との認識を持つことも必要だと、私は思います。



それらを踏まえた上での保険があるわけですが、私は今回の事故を教訓に対物超過特約に加入しました。

もし、自分が加害者になった時、相手(バイクやクルマを単にモノやアシとして捉えておらず、特別な思い入れや愛情を持って大事にされている方々=まさにみんカラをやっているような人たち)に対し、(物損に対する現行法がただでさえ理不尽であるがゆえ)さらに追い打ちをかけるような思いをさせたくないからです。


状況により、すべてをカバーできる訳ではありませんが、ないよりはあった方が遥かにいいと思います(今回の事故において、加害者側がこれに加入していたことで私のNAは廃車を免れました)。私の父(82歳)も今回私の事故の件を聞き、対物超過特約をオプションで付けたそうです。






半年近くが経過して、このブログを綴りながら今一度振り返ってみても

”今回の事故そのもの”はやはり私にとって

”忌むべきこと”です。
 
これは変わらない事実です。




しかし、この”忌むべきこと”を通じて、私のまわりで心から心配してくれ、惜しまぬ協力をしてくれる人たちがいたこと、その人たちと新たな信頼関係が生まれ、築いていけたことで


「私はつくづく恵まれているな」


との実感を強く持つことができたのもまた事実です。


その意味で私は本当に幸せものだと思います。







ともあれ







これからもNAとの生活は続いていきます。







拘りは不変に、進化は永遠に。




最後に

事故発生直後から全力でサポートしてくれたNA乗りの友人Wさん

関東マツダ ○支店 サービスフロント M氏

○総合法律事務所 弁護士K先生

R.S.ア○ザワのA社長、スタッフのみなさん

その他、心から心配し、力を貸してくださった方々にこの場をかりて深くお礼を申し上げます。





あ、そうそう。



いつも隣でささえてくれる奥方様にも  



ありがとうm(__)m





おしまい
Posted at 2016/07/12 07:39:49 | コメント(5) | トラックバック(0) | NA6 | クルマ
2016年06月27日 イイね!

追突事故~復活まで 【ACT8】 (事故で是非知っていただきたいこと)

追突事故~復活まで 【ACT8】 (事故で是非知っていただきたいこと) 私の愛するNA6が2月に追突事故をもらい、4月末に終息するまでの回想録です。

かなりの長文(シリーズ)になりますが、ご興味のある方はどうぞ最後までお付き合いくださいませ。

このブログがみなさんのもしもの時の参考に少しでもなれば幸いです。

masachiro



・・・ついにその日がきました。



永かった・・・


あいにくの雨でしたが、友人が一緒に同行してくれるm(__)mというので、モコちゃんで共にディーラーへ。


ここに至るまでいろいろなことがありました。(たかが)ひと月ちょっとの間でしたが、1年以上NAと離れていた気がします。運転席に座り、ハンドルを手にした時、


「この感じ・・・だな。やはり、これじゃなきゃダメだ。」


心の中で思いました。


走り始めは多少の違和感がありましたが、不思議なもので5分もすると、空白の時間は埋められ、日常の感覚に戻っていました。


15分程試走しましたが、走りには問題がないようです。(とはいえ、雨なので走りも外装もイマイチわかりませんけどw)


また、事故前は水温が安定せずオーバークールの状態(因みに水温が上がらないと燃費はガタ落ちの7km/ℓ)だったので、修理しようと部品を取り寄せていたのですが、水温が安定しています。ついでに直してくれたのかなと思い、M氏に聞いてみましたが、


「そこはやってないですw」


といわれました。

数日間様子を見るということで、M氏に深くお礼を告げ、NAを引き取りました。



代車のモコちゃんとはここでお別れ。


画像はカタログより抜粋


しかし最近の軽はスゴイ。


フル装備は当たり前。スマートスタート、ABS、タイヤ空気圧の警告灯まで付いていて、見た目以上に社内空間は広く、小回りも利く。そこそこの距離を走ってもあまり疲れず、燃費もよくて、それでいて結構速い。ホント、優等生ですね。


そして、何より可愛いクルマでした。

この間、ありがとね。





その帰り道、私の勘違いだったようで、見事に水温は落ちましたw


時間を作って直しましょう。(←これも日常)


そして奥方様と毎年恒例、中野通りの夜桜へ。またこの景色をオープンで観れてよかった。





数日後、奥多摩にテストランに行きました。
途中、NA6・NA8・NB・NC・AZ1・AW11などを見かけました。さすが奥多摩。



スタッドレス装着のままですが、少しスピードを上げて挙動を見ます。いろいろ試してみましたが、全く問題ないようです。というかむしろ剛性が上がり、コーナーでの踏ん張りが以前よりも効く気がしました。



さて、外観に関しては、



トランクに大きな目立つ傷があります(>_<)


でも、気にしません。何せ”リビルド”ですから。


あと、フロントバンパーに大小の傷(チッピングなど)が無数にあります(T_T)
明らかに以前(オリジナル)の方がキレイでした。コレ、かなり気になりますが・・・


っき、気にしません。


だ・か・ら ”中古再生品” なんだってば!


と、自分に言い聞かせますw


たぶん、3ケタの修理費用をかけていればキレイなのが付いてきたんでしょうけど、自分から(リビルド使用を)願い出たことなので。


これからも今まで通り、時間と労力をかけてコツコツ直していく、これが私とコイツ(NA)との付き合い方ですから。




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



数日後、保険会社から1通の封書が届きました。


”免責証書(承諾書)”


今回の物損事故を示談(終わり)にしましょう、という書類です。
サインをして返送すれば、この件(物損事故)はすべて終わります。


書類に目を通すと、かかった修理費用の数字に釈然としない箇所が。

「どうなってんの??」






次回最終回
【ACT9】に続く

Posted at 2016/06/29 10:26:20 | コメント(1) | トラックバック(0) | NA6 | クルマ
2016年06月23日 イイね!

追突事故~復活まで 【ACT7】 (事故で是非知っていただきたいこと)

追突事故~復活まで 【ACT7】 (事故で是非知っていただきたいこと) 私の愛するNA6が2月に追突事故をもらい、3月で復活するまでの回想録です。

かなりの長文(シリーズ)になりますが、ご興味のある方はどうぞ最後までお付き合いくださいませ。

このブログがみなさんのもしもの時の参考に少しでもなれば幸いです。
masachiro


ディラーM氏からの提案は意外でした。


今回の事故の一件を振り返り、最悪のケースを踏まえた上で考えてみると、これ以上はない展開だと思いました。これだけの幸運が続いたのも、


エンジンは生きているんだし、(かなり痛い思いをしたけど)まだまだ走れるよ!


と私のNAが言っている気がして、その思いが運を呼び寄せたのかもしれません。




考えすぎでしょうか?


でも、その時はそんな風に思えました。





私 「ありがとうございます。そういっていただけると気持ちがとても楽になります。ただ一つだけ懸念があります。私は峠を攻めるような走りは殆どしませんし、サーキットを走ることもありません。今まで通り家内を隣に乗せて、安全に楽しく走ることができればそれで満足なのですが、そこのところはいかがでしょうか?」



M氏 「心配いりませんよ。全く問題はありません。」


私 「それができるのであれば、是非お願いしたいと思います。早速、保険会社にその旨を伝えたいと思いますので、よろしくお願い致します。」


M氏 「了解いたしました。」



早速保険会社に連絡を取りました。

ディーラーからの提案と、時価額UPの書類提出の撤回を伝え、(保険額上限で)修理を行う方向で話を進めることにしました。




板金屋さんのイメージ=湾岸ミッドナイト 高木社長
何卒、なにとぞよろしくお願いしますm(__)m





以下は修理の様子です。








事故発生から約40日・・・



いよいよ私のNAが戻ってきます。



【ACT8】に続く
Posted at 2016/06/23 10:51:57 | コメント(1) | トラックバック(0) | NA6 | クルマ
2016年06月15日 イイね!

追突事故~復活まで 【ACT6】 (事故で是非知っていただきたいこと)

追突事故~復活まで 【ACT6】 (事故で是非知っていただきたいこと) 私の愛するNA6が2月に追突事故をもらい、3月で復活するまでの回想録です。

かなりの長文(シリーズ)になりますが、ご興味のある方はどうぞ最後までお付き合いくださいませ。

このブログがみなさんのもしもの時の参考に少しでもなれば幸いです。
masachiro


保険会社からの電話の内容は


”私のクルマの時価額は391,000円で、相手が対物超過特約に加入しているので、修理をする場合のみ、時価額プラス500,000円まで保険がおりる”


というものでした。


この電話を受けるまでに、事前に気が遠くなる程いろいろと調べ、弁護士を訪ね、体調不良を抱えながら、眠れない夜を何日も経て、最悪のケースまで想定していました。


相手が対物超過に入っていたこと、時価額が(最低)予想よりも上だったことなどは嬉しいことには違いないのですが、事務的に淡々と話す、保険会社の女性担当に違和感を覚えながら、やはり理不尽であることに変わりはなく、(構えすぎた反動で)拍子抜けの部分も非常に大きく、何かものスゴく複雑な心境で・・・。


 その時の心境はこんな感じ。。 

とはいえ、何も知識がなくこの日を迎えたとしたら、この案件の理不尽さに激高していたことでしょう。



ともあれ、修理をする際の391,000円+500,000円=891,000円は確保できました。(←この部分は素直に喜ぶトコです)


修理をするのであれば

修理費968,490円-891,000円=△77,490円
 

この差額を何とかすればいい訳です。




買い替えるのであれば

391,000円を元手に、自ら追い銭をする

ということです。



しかし、出された時価額を鵜呑みになんかしません。


保険会社に一応、問いかけて見ました。


私 「私のクルマの時価額の算定はどのようにして出したのですか?」 


保険会社 「年式、グレード、走行距離等を考慮して、レッドブックを基準に当社の※アジャスターが算出しました」(※自動車事故における自動車の被害を判断して、その被害額を査定する人)


オートガイド社 レッドブック


仮に修理をするにしても、(過失0の私が)手出しをするのは、やはり心情的に納得できないので、(最低でも)差額分の77,490円を査定UP出来ないか交渉してみました。


保険会社の言い分は


「時価額を上げる為には、お客様ご自身がお車の価値を書面で立証する必要があり、ご提出いただいた書面を基に検討させていただきます」


とのことでした。やはり、弁護士先生のおっしゃっていた(事前に調べていた)通りです。


仕方がないので、時価額UPのための資料を提出する意思表示をして、電話を切りました。


未だにガラケー使用の私



その後、ディーラーのM氏に連絡を取りました。保険会社との経緯を説明し、
以下の旨を伝えました。


私 「このまま修理するのであれば、修理費用が約8万足りません。(心情的に)その不足分を時価査定額を上げることで補填をしたいと思っています。そのために今から資料を集め、改めて保険会社と交渉しようと思っています」


そして、ディーラーM氏からの意外な言葉が。


M氏「相手が対物超過特約に加入していたのは本当に幸いでした。そして、masachiroさんのおっしゃること、お気持ちはよくわかります。

しかし、失礼を承知で申し上げますと、私は正直、お車の時価額がこれだけいくとは思っていませんでした。その意味では、保険会社の対応としては頑張っていると思います。

また、私の過去の経験から見て、時価額を上げるための保険会社の交渉というのは、時間と労力をかけてもそれに見合わないことが多いです。

そこでひとつ提案なのですが、その差額分はこちらで受け持たせていただくというのはいかがでしょうか?」


私 「・・・」



【ACT7】につづく
Posted at 2016/06/15 06:03:42 | コメント(1) | トラックバック(0) | NA6 | クルマ
2016年06月08日 イイね!

追突事故~復活まで 【ACT5】 (事故で是非知っていただきたいこと)

追突事故~復活まで 【ACT5】 (事故で是非知っていただきたいこと)私の愛するNA6が2月に追突事故をもらい、3月で復活するまでの回想録です。

かなりの長文(シリーズ)になりますが、ご興味のある方はどうぞ最後までお付き合いくださいませ。

このブログがみなさんのもしもの時の参考に少しでもなれば幸いです。
masachiro

ディーラーM氏からのまさかの言葉に唖然。


相手が対物超過特約に加入していない場合、(時価額20万なら)80万以上の手出し。


加入していたとしても、(時価額20万なら)+50万、30万以上の手出し。


算数が苦手な私でも瞬時に計算できました。



・・・うっ、胃が痛い。







私 「今の概算は各パーツを新品で見積もったものですよね?」


M氏 「はい。」


私 「大変勝手なお願いというのは充分存じ上げておりますが、安全面を考慮した上で、可能な限り中古品(リビルドパーツ含む)を利用しての見積りを出していただくことはできないでしょうか?」


M氏 「わかりました。やってみます。」


私 「ありがとうございます。」


通常、これらのことはディーラーさんの手間を考えるとありえないことだとは思いますが、快諾していただきました。


現時点で、最悪のケース(相手が対物超過に加入しておらず、時価額20万の場合)を想定すると、


80万以上の手出しをしてこのNA(事故車)を乗り続ける



のか、時価を元手に追い銭をして


他のNAに乗り換える


のかのニ択。NA以外という選択はあり得ません。


私にとっては究極の選択となります。


その間に友人から連絡がありました。
手持ちのパーツリストから各パーツの価格を調べてくれており、その上でアドバイスを貰いました。


「足まわりの中古品は決して勧められないが、外装は中古品でどんなにボロボロだったとしても付いてさえいればいいと私は思います。なぜなら、後からお金を貯めて全塗装という選択が出来るから。手を入れる際には喜んで手伝いますよ。」


こう言ってくれる友人に改めて感謝です(涙)


数日経過し、一応買換えの可能性も考慮して、今現在でNA6・8がどのくらいの相場で売られているのか調べて見ました。


おおまかに見て30万ぐらいから、高い物では100万を超えるものまで、グレードや(年式から考えても)程度は様々なようです。


いずれにしても現車を見てみないことには何とも言えませんので、神奈川にRS専門のショップが2件あるので、アポなしですが実際に行ってみることにしました。


モコちゃん出動


まずはショップMに。


ネットショップに掲載されていたNA8のVspecial(深緑)65万というのを見に行ったのですが、すぐに売れてしまったとのことで、現物を確認することはできませんでした。


次はショップRに


こちらは以前から一度おじゃましようと思っていたのですが、まさかこういう形で来ることになろうとは(苦笑)


店内ではメカニックの方数名と、常連と思われるお客さんが談笑されていました。その奥に雑誌等で見覚えのある社長さんがいらっしゃいました。この社長さんが非常に気さくな方で、ご好意でお話を聞いていただいた上、いろいろ相談に乗ってくださいました。


中古車オークション(業者用)画像を見せながら説明して下さいましたが、現時点でNAの程度のいい車両は少なく、NA8シリーズ2においては絶対的にタマ数が少ないとのことでした。


「NBじゃダメ?」


と言われましたが、


「NAじゃないなら、RS乗りを辞めます」


と言ったら


「だよなw」


と笑われました。


そのあと、社長さんだけでなく他のスタッフの方、お客さんも交えてRS談義。


NAのATは程度のいいものが安く出回ることが多いので、これを購入してMTを載せ換える(中古MTで工賃込み30万くらい~)という方法もある。過去の実績がそれなりにあるそうなので、この話にはかなり興味をひかれました。


「買い替えを本気で考えるなら、いろんな店をまわるといいですよ。もし判断するにあたり、疑問点があるなら(ショップは嫌がるだろうけど)できるだけ多くの写真を撮ってきてください。必要とあればそれをもとにいろいろアドバイスしますよ。頑張ってください。」


と社長さん。


明るいお店の雰囲気とRSの話、社長さんの暖かい言葉に、何か久しぶりにホッとした、いい時間が持てた気がします。ありがとうございましたm(__)m


画像はこの時の心のイメージです。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



数日後、ディーラM氏より中古パーツを利用した概算見積りの連絡が来ました。




修理費用



968,490円






そして・・・





保険会社からの電話もありました。





今回の事故の件、



○○様のお車の時価額・・・ 





391,000円






対物超過特約・・・





加入しております





【ACT6】に続く






Posted at 2016/06/08 07:12:33 | コメント(1) | トラックバック(0) | NA6 | クルマ

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何シテル?   07/25 10:35
masachiroです。 NA6に一目惚れしてから、一度たりとも浮気することなく、ふと気づけば四半世紀超え・・・。 「このクルマを手に入れるほん...
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