皆様、こんにちは。
みんカラ上で「
JASHS」などという活動を細々とやっている身にとっては、自分の周りの人たちが、車の安全についてどのように考えているのかとても気になるのですが、先日取引先の人との会話で、複雑な気持ちになったことがありました。
その人(以下Aさんとします。)が乗っている車はエクストレイルですが、例のタカタエアバッグのリコールで、エアバッグを交換しないといけないらしく・・・。

(画像はタカタ公式サイトより)
Aさん:「susp2さんの車はエアバッグのリコール無いの?」
私:「私のは、タカタのエアバッグじゃないみたいで、リコールは無いです。」
Aさん:「いいねえ。あれ、部品が届くのに結構かかるらしくて、いったん取り外してから、取り付けるまで、しばらくエアバッグなしで乗らないといけないんだよ。」
私:「そうらしいですね。大変ですよね。」
Aさん:「大体さあ、エアバッグなんてつけるから、車も高くなっちゃうし、こういう問題も起きるし、タカタだって結局破産でしょ?エアバッグなんていらないよなあ。」
私:「・・・・・・。」
Aさん:「おれだって、昔の車で事故したことあるけど、エアバッグなんてなくても別に大丈夫だったしねえ。まあ、シートベルトは大事だと思うけどなあ。」
私:「・・・・・・。」
ここで、私は何とも複雑な気持ちになりました。
それは、
「いまだにこういう人もいるのか。」
という「あきれ」と、
「確かにタカタの問題は、ユーザーにとっては面倒なことこの上ないし、エアバッグの安全性について考えさせられる案件ではあるあなあ。」
という「共感的理解」がせめぎ合ったことによるのかもしれません。
エアバッグに関しては、JASHSでもそれなりに知識を積み重ねてきましたし、人を説得できるような根拠に基づいた持論もあります。
でも、
「それを今この人に披露したところで、何か変わるのだろうか?」
という、ちょっとした無気力感に襲われたのも確かです。
だって、究極的には、「ユーザーは悪くない。」わけで・・・・。
(もちろん安全運転義務違反をしているユーザーなんかは別ですよ・・・。)
確かに、
エアバッグというものがこの世に存在しなければ、私がJASHSなんてやっていなかったのは間違いないでしょう。
そうすれば、新型車が出るたびにエアバッグの有無だけで一喜一憂することもなかったと思います。
JASHSの活動は、いったい何のための活動なのかと思うこともしばしば・・・。
でも、思うのです。
現実に、エアバッグは安全を追い求めた人たちの研究開発を通して生まれ、発展し、確かに今ここにある。
そして、その普及が交通事故死亡者数の減少に一定の効果を上げていることも確かなんだ、という事実。
いや、そんなことよりも、
愛する人(それは例えば自分自身とかでもいいですよ。)の顔を思い浮かべて、何か事があって、「エアバッグがあれば助かったのに」という状況が起こった場合、
本当に
「エアバッグなんていらない。」
と言えるのか?
って・・・・。
私は絶対に言えません。
何だろう、このブログ・・・。
もっと
爽やかで、素敵なお花畑の香りがするブログとか書きてぇわ~(苦笑)
失礼しました~。
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Posted at
2017/08/30 17:02:48