皆様こんにちは。
秋とは思えない高い気温のせいで、仕事をする気満々な私です(嘘です。)。
さて、久しぶりにJNCAPさんのサイトを覗いてみると、トヨタ「パッソ」(ダイハツブーン)の試験結果がありました。
JNCAPさんがどのような基準で試験車種を選んでいるのかよくわからないのはいつものことですが、(たとえば、ホンダ車はサイド・カーテンエアバッグ付しか試験しないとか、スズキはその逆とか・・・。)パッソに関しては、同じグレードでサイド・カーテンエアバッグ「あり」と「なし」の両方を試験しています。
試験結果
パッソ X “Lパッケージ・S” (SCA付) / ダイハツ ブーン (SCA付)
パッソ X “Lパッケージ・S” / ダイハツ ブーン
試験の結果は、SCA(SideサイドCurtainカーテンAirbagエアバッグ)ありの方が、179.2点、なしの方が168.5点と、10点以上の点数差となっていますね。
サイドカーテンエアバッグあり(下の動画より)

サイド・カーテンエアバッグなし(下の動画より)
時々、
「エアバッグがついてたってトラックが突っ込んで来たら意味ない。」
とか、
「そんなに安全な車がよけりゃ装甲車に乗れ。」
などという意見を目や耳にすることがありますが、そんなことはまったくバカバカしい意見だと思いますね。
たとえ「あった方がマシ」程度のものであったとしても、「無いよりはマシ」ですし、つけたら100万円くらい価格が上がるなら私もつけませんが、単品なら5万でおつりがくる装備(トヨタパッソでオプション価格49680円)で「あった方がマシ」になるなら、つけない手はないです。(まあ、そもそもメーカーに標準装備化してほしいですけど。)
前にも書いたかもしれませんが、実は、昔ダイハツディーラーで軽自動車の安全性についての話になり、営業マンに言われたことでいまだに気になっている一言があります。
「確かに安全装備は大事ですが、たとえついていても高速で時速100kmとかで事故したら軽でも普通車でもほとんど同じですよ。」
この言葉を聞いて、私はそのダイハツディーラーとは縁を切りました。
大体、「トラックが来たら終わり」かもしれないけど、
例えば、相手が軽自動車なら?
はたまたスピンして電柱に衝突したら?
これらの衝撃なら、エアバッグがあれば確実に死なずに済んだかもしれない事故で、エアバッグがないために死んでしまった。もしくは軽症で済んだところが重い後遺障害が出たなんてことが起こりえないと言えるでしょうか?
ご参考までに、上のパッソの側面衝突試験の動画を載せておきます。
サイド・カーテンエアバッグあり
サイド・カーテンエアバッグなし
どちらがいいかは明白ですよね・・・。
ちなみに、同じく新着試験結果の中にあるダイハツ「ウェイク」の側面衝突動画・・・。
ドライバーにかかる横Gが・・・そして横転・・・。
失礼しました。
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自動車アセスメント考 | クルマ
Posted at
2017/10/10 14:19:37