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2024年04月15日

残雪の秋田駒ヶ岳に行ってきた

残雪の秋田駒ヶ岳に行ってきた 日曜日、高気圧の影響で数日天気がいいようなので残雪の山に行ってくることにしていた。さて、どこに行くか考えて2月の厳冬期に行きそびれた秋田駒ヶ岳に決定。今の時期は残雪のため、まだ登山口までの車道は開通していない。アルパこまくさから八合目登山口までは長いアプローチになるが、車道をショートカットして林を歩けば春の息吹も感じられるだろう。

4時前に起床し、ガン太と遊んでやり、朝ごはんを5時にあげて、5:30に家を出た。国道46号を西進すると秋田駒ヶ岳がくっきりと見えて、気持ちよく晴れた登山ができそうだ。

アルパこまくさに着いたのは7:00ちょっと前、ここからの秋田駒ヶ岳は何年も前に、チャコも含め親族で登山したときにバスで八号目まで行き、登ったことがあるが、残雪期の登山口がわからない。

駐車場には盛岡ナンバーの先行車らしきクルマは1台あるが、もう登っているらしく不在。スマホでヤマップの画像を見て何とか登山ルートを見つけ登り始めたのがちょうど7:00だった。

今日はメルカリで3000円で手に入れたMSRのスノーシューEVOアッセントをもってきた。2月に八甲田に行ったとき、やはりメルカリで手に入れ、自分でビンディングを修理したMSRライイトニング・アッセントをもっていき、自作ビンディングのバックルが割れるトラブルに悩まされた。そちらはもう既に修理したがライトニングアッセントでは残雪期の沈まない雪には長すぎて取り回しが不便だと思い、多少寸法の短いEVOアッセントにしたのだ。こちらもなにせ3000円であるからビンディングが劣化していた。それでライトニングアッセントの時に購入した材料で自作ビンディングにしていた。
歩き始めて、左足に違和感がある。バックルに緩みがあるナイロンテープを引っ張って締め直したらバックルが割れてしまった。

う~ん、このAmazonで買ったニフコバックルもどきの中国製品には強度の問題がある。一度ならず二度までもバックルのトラブルに見舞われるとは思わなかった。今回も細引きで靴とビンディングを縛って歩き始める。

木々の根元は雪が融けて、雪の下からは沢が流れる音がする。アルパこまくさは標高600m台、駒ヶ岳は1637mなので標高差1000m。標高1000m台で車道の除雪している場所に出たのでしばらく車道を進んだ。

除雪作業の終点に除雪作業車が3台駐まっていた。そこからどう進むか周りを見回したところ、沢伝いに先行者の新しい踏み跡があったのでそちらに進む。踏み跡は小さく女性のようだ。アイゼンをつけていたが。negaboは車道歩きでスノーシューはザックにしまったままでつぼ足で進んだ。

キックステップで問題なく、快適に登っていく。傾斜は次第に急になっていき高度はどんどん稼いでいる。しかしこのルートは積雪期、残雪期のノーマルルートなはずなのだが、ときおりスキー跡があるくらいで先行者の足跡が点々と続いているだけだ。

もっと複数の足跡があると思ったのだが、下を見るとかなりの高度感があり、キックステップで登るのは平気だが、下りは注意を要する。転んだら下まで止まらず滑落しそうだ。ヤマップの記録などにはこんな描写はなかったような気がする。

そのうち上の方に先行者が見え始めた。二人連れだ。とりあえず人が見えたのに勇気を得て、キックステップで進む。傾斜があり途中でアイゼンをつけようとすると変な姿勢になって脚が攣るかもしれない。そっちの方がトラブルの元なのでそのまま行くことにした。こんなとこならピッケルもってきたほうがよかったなぁ。

なんとか稜線に出ると、赤土のピークで片倉岳と標識がある。

全然違う場所に出てしまった。目の前には男女岳が見えるが、見慣れた景観ではない。

話し声がして、先行者の二人連れの女性が来たので、挨拶して「ステップありがとうございました。」と声をかけると、「私たちの間違えた踏み跡をたどって来られたんですね、どうしてこんなふうになったのか?」という返事。やはりノーマルルートを外れ登ってきていたのだ。

とりあえず、目の前の男女岳に登れば状況がわかるだろう。見慣れた阿弥陀池も見えないのだ。ハイマツの生えているところは雪が柔らかくなっており踏み抜きに苦労しながら男女岳を登っていく。先行者の女性たちは片倉岳から引き返したのか、その後姿を見なかった。

男女岳は最初のうちはキックステップでよかったが、だんだん頂上に近づくに連れクラストしており、片倉岳の時点でアイゼンをつければよかったと後悔した。慎重に歩みを進め、時には灌木につかまりながらなんとか平坦な場所に出たときはほっとした。
しかし頂上付近の景観も自分の知っている男女岳とはちょっと違う。

湿原がありこんな景観は見たことがなかった。それでもロープが見えたのでようやく頂上に出た。

頂上からの展望はすばらしい。



360度、岩手、秋田の山々が見渡せる。阿弥陀池はうっすら青く雪に覆われていた。」

しばらく景観を楽しんだ後、阿弥陀池方面に下る。こちらは勝手知ったる道であるし、登山道の雪も融けている。阿弥陀池周辺は残雪も多く、南極大陸にいるかのような錯覚する。








登ってきた人に出会い、八合目登山口への下山路を教えてもらった。踏み跡がた
くさん有り、まちがうことはなさそうだし、途中登ってきたバックカントリースキーヤーや登山者数人ともスライドした。

しばらく下っていくと八合目登山口に出た。ここからは車道のカーブミラーが首だけ出している。

踏み跡をたどりピンクのテープを辿りながら下るので何の心配もない。雪道のグサグサを歩いて足腰に疲れが来ている。さっきの片倉岳の登路を下るのであれば緊張しただろなと思う。


左側を眺めると山の斜面に先行者と私の3人が登った踏み跡が見えた。男女岳にダイレクトに出る斜面を登っていったことがわかる。




除雪の車両が駐まっている場所に出たとき、私たちが除雪終了点でルートを間違えたことに気づく。左に進むべきを右の沢に入ってしまっていたのだった。よく見れば気づいたのだが思いこみとは恐ろしいものだ。

残雪は朝より柔らかくなって、時々踏み抜いて沢に落ちそうになった。アルパこまくさに着いたときにはけっこうへろへろになっており思っていたよりハードな山行になった。







よろしければ動画もどうぞ
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Posted at 2024/04/15 23:26:25

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この記事へのコメント

2024年4月19日 8:02
negabo3628さん
こんにちは😃

残雪残る登山も楽しそう
ですね!スノーシュー使ったこと
ないので…。リハビリがてら登山
しに行きたいです!低山登山が
流行ってきたのでそろそろ本気
出して装備チェックしようかと
思います~
コメントへの返答
2024年4月19日 11:01
ミスラルさん、コメントありがとうございます。
スノーシュー、新品買うと高いんですよね。モンベルから手頃なのが出たようです。
あとはどこでやるかというフィールドですね。
春爛漫の低山歩きも花々が美しく緑もいい季節になりましたね♪
2024年4月21日 18:31
こんばんは!
片倉岳直登しても初志貫徹で男女岳に登ってしまうのがnegaboさんの凄いところですね。YAMAP見ると14日11時出発で片倉岳直登のトレース踏んで、結局展望所で来た道を戻ったレポートありましたが...私だったら変だなと思ったら速攻で引き返しそう...かなりのヘタレなので。
コメントへの返答
2024年4月21日 19:02
ネロリンの弟さん、こんばんは。
ご指摘を受けてYAMAP見てみました。女の方々二人連れの先行者のレポートがありましたし、私の後からの人のもありましたね。
私的にはあそこを下るのが怖かったので知っている道に行こうという選択でした。滑落は昨年3月亡くなった方のことを思い出します。

プロフィール

「秋田駒ヶ岳に行ってきた 国見温泉から往復 http://cvw.jp/b/2473922/47771838/
何シテル?   06/09 18:10
negabo3628です。よろしくお願いします。
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