エキマニステー交換
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
ヘッドカバーガスケットを交換しだした頃から低速からの急加速、エアコン使用時に耳障りな異音(『ガリガリッ』とか『ゴゴゴッ』とか)がし出して、最初ベルトのテンショナーとか疑ったんですが、どうも違う感じがする。
少し調べてみるとR2でも同様の症状が・・・(このシリーズの持病みたいですね)。
原因はエキマニを支えるステー付近の破断らしい。
早速エンジンルームの下にもぐってみる。
それらしき部分は見当たらない・・・と思った矢先、見つけた。
触っても触感がないし、写真でも目を凝らして見ないとわからない、ステーの端に裂け目がありました。
快適なドライブのためにパーツと道具を集めて修理にかかります。
2
いきなりエキマニ露出まで来てますが、今回の作業はエキマニを取り外してステーの交換と言った段取りになります(でないとステーを固定してるボルトが外れない)。
バンパー外してエキマニの遮熱板に付いているボルトを3本外してエンジンルームで知恵の輪して取り出すと、エキマニに到達します。
到達したはいいですが、エキマニを固定してるナット6本を外すのが難関です。
3
ラスペネをタップリかけて挑みましたが堅くて外れません、どうしましょ?
今回、ここで難渋すると予想して特別に秘密兵器を用意しました。
その名も『レグラス ラストブリザード』!(約1,200円)
マイナス42℃の冷却剤でボルトを瞬間収縮させ、その間に潤滑剤を流しこみ、ボルト・ナットを緩めやすくすると言うシロモノです。
その効果のほどを購入したアストロプロダクツの店員さんに聞いた所、「所さんの出てたテレビでは効果あったみたいですよ(棒読み)」とのこと。
スゲー怪しいんですけど・・・。
4
とりあえず使ってみよーってことで・・・。
ナットではなく台座のボルト部分にラストブリザードを15秒間噴射し、待つこと5分。
長めのエクステンションで渾身の力を込めて気合一閃!
『パキン』と甲高い金属音と共に外れましたナット5本。
・・・ただ、1本だけ手応えが違うので、「ボルトを捻じ切ってしまったか?」と思って恐る恐るソケットレンチを抜いてみたら、ナットだけでなく台座のボルトまで抜けてきました。
恐るべし、ラストブリザード!
5
ボルトさえ抜けてしまえばこっちのもの。
あとはマフラーのフロントパイプと固定してるボルトを外し(フロントパイプは落ちないように下に何かあてがって支えておいた方がよい)、エキマニを知恵の輪して外すとこんな状態になります。
下に破断したステーが見えますね。
ちなみにこのステー部分の固定ボルトもラストブリザード使って外しました。
6
交換した新旧ステーを比べてみました。
破断したステー台座部分はネジきり部分を薄く、本体取り付け部分に2枚板を組み合わせて厚くして力点がかかる部分を変えたようです。
7
ステーを交換して折り返し、元通り戻していきます。
エキマニは思ったより綺麗だったので錆の部分にペーパーがけをして申し訳程度に耐熱塗料を塗ってみました。
今回の『持病』ですが、ステーが割れる場合とエキマニのステー取付部分が破断する場合とがあるようです。
エキマニの方が壊れた場合は溶接か金属接着剤、丸ごと交換ってことになりそうです。
8
今回の作業については取り外したボルト・ナットおよびエキマニガスケットを全て新品交換しております。
ディーラーさんにパーツを仕入れに行った時、「エキマニ周辺を触るなら換えといた方がよいですよ」とのアドバイスを受けたこともありまして、感謝感謝です。
ボルト・ナット類、対策済みステー、エキマニガスケット合わせて税込3,000円くらいでした。
問題のステーを交換してからはあの耳障りな異音はなくなりました。
これでまた心置きなくぶっ放せます。
よかったよかった。
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