昔の回顧です。
昔の富士スピードウェイに対する思い出はたくさんあります。
FISCOと呼ばれた時代の富士スピードウェイのことなので、今のFSWとはまったく別の話しです。
フィスコにはドライバーズサロンと呼ばれた、いわゆる食堂がありました。
そこには手慣れた手さばきでシナナベを振ってお肉を焼く料理職人が居ました。
自分が初めてジムカーナに参加したのも、初の全日本ジムカーナに参戦したのもフィスコでした。
1984年からは7年間富士フレッシュマンレースシリーズにも参加してました。
フレッシュマンレースに参戦していた頃にはよくドライバーズサロンの食堂でお昼を食べてました。
当時いちばん安い金額で食べられたのがカレーライスとしょうが焼き定食の2品で、共に600円でした。
もっともレースをやってる頃はお金がまったくなかっので、実際にはカップラーメン持参でお湯を沸かして食べることの方が多かったですけど。
ドライバーズサロン➡️通称ドラサロの食事メニューにはハンバーグスパゲッティっつ言うのもあって、スパゲッティの上にハンバーグが載ってる物もあって、これはもう少しお高いお値段でした。
1990年当時の富士スピードウェイではメインスタンド裏にも楽しみがあって、これはレース開催日限定ですが、常設のお店が営業していて焼きそばやラーメン、うどんなどの軽食がいただけました。
店舗は何軒かあって、それぞれ決まった場所でレース開催日に営業していたので、自分が走ったレースのあとに手伝ってくれた仲間と一緒に行ったら、自分が優勝したレースをお店の人が見ててくれて「優勝祝い」だと言って、焼きそばを全員分大盛りにしてくれたり、1人分をおまけしてくれたりしてくれました。
そう言うお店も時代と共にだんだん少なくなっていて、ついにはほとんど消え去ってしまい、やがて富士スピードウェイ自体が閉鎖になってしまいました。
かつてFISCOと呼ばれた富士スピードウェイは国際レースコースも付帯設備もすべて作り替えられて、以前のFISCOと同じ敷地内でリニューアルと言う形で営業を再開しましたが、新生富士スピードウェイは新たにFSWとして生まれ変わりました。
新生富士スピードウェイがオープンしてすぐの時期に、何回かわざわざ中の様子を見に行きましたけど、せっかく眺めが良い場所に新設された食事の施設「OLIZUL」は、以前のFISCOにあったドライバーズサロンとはまったくの別物で、料理人がひとりも居ない単なる、「工場で作られた物を現地で温めて出すだけ」の販売店になってしまってました。
オリヅルに初めて行った時にあったメニューは、たしかほとんどが1000円以上で、いちばん低いお値段の「きょうのパスタ」を食べました。
その中身は、すでに茹でてあったパスタに、すでに出来上がった物を輸送されてからズンドウ鍋で温めてあったソースを上からかけただけの、いわゆるスープパスタと言う物で、ひたすらまずかった記憶しかありませんでした。
昔食べた、あのコックさんが中華なべを振ってお肉を焼いていた「しょうが焼き定食」のような本物の料理はもう食べることが出来ないんだな…と思ったら悲しくなりました。
そして今年、OLIZULはまた別のお店に変わったそうで、4月に視察に行った時にまたまたがっかりさせられました。
もう富士スピードウェイの中の施設に行くことはないかな?
以上、古き良き時代の思い出を語って見ました。
と言うわけで、
お金が有り余ってるかたや、新しい施設に興味があるかたは西ゲートから入場していろいろ眺めて来られるのも良いかな?と思います。
https://www.fsw.tv/info/051928.html
https://www.fsw.tv/info/051928.html
ブログ一覧 | 日記
Posted at
2023/05/27 09:17:40