ラジエーターサブタンク交換(前編)

GW頃から『COOLANT LEVEL LOW(冷却水不足)』の警告が点いたり消えたりしてましたが、７月に入ったあたりでエンジンかける度に点灯…
しかしラジエーターサブタンクの水量は満水線までキッチリ入っているので原因が判らず。

…と思っていたところ、X(旧Twitter)でみん友のKayさんの記事を拝見して疑問が解決しました。
どうやらタンク内のフロート(浮き玉)が何らかの原因で固着して検知水位が規定値を満たさず、水位センサーが警告を出していたようです。
(Kayさん、貴重な情報を頂きありがとうございました)

という事で今回はラジエーターサブタンク(水位センサー付)の交換について解説して行きたいと思います。

まずはサブタンクからクーラントを抜き取ります。
2L以上の容量のバケツかボトルを用意し、細径のホース(今回は内径4mmの透明塩ビホースを2m用意)をタンクの底まで差し込んで吸い上げます。

ホース内がクーラントで満たされれば、後は写真のようにしておくだけで勝手にクーラントが排出されます。
(タンクより低い位置にバケツを置くのがポイントです。詳しく知りたい方は『サイフォンの原理』で調べて下さい)

クーラントを抜き取り終えたらサブタンクを脱着します。

まずはオーバーフロー管を取り外します。
下の写真の赤丸で囲ったホースバンドをプライヤーで掴んで緩めつつ、緑矢印の方へホースを抜きます。
ホースが固くなっていて外しにくい場合はラバープロテクタントを吹いて数分置いておくとスルリと外れてくれます。

続いて、上の写真の赤丸で囲った２ヵ所のボルトとナットを取り外します。
(いずれも10mmのスパナかレンチでOK)
外し終えたらタンクを青矢印の方へ引きつつ緑矢印の方へ捻るようにすると脱着できます。

写真のうち赤丸がリザーブホースとホースバンド、青丸が水位センサーのコネクタ、緑丸がセンサーケーブルを保持するクリップ、紫丸がサブタンク側のクリップ受けです。
新しいタンクに交換した後、忘れずにクリップを所定の位置へ取り付けておきましょう。

ラジエーターサブタンク交換(後編)へ続きます。