オンボードコンピューター交換(その4:外気温センサー設置)
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
少しずつ続けているオンボードコンピューターのアップグレード作業も、いよいよ主目的の外気温センサー設置に漕ぎ着けました。
センサーなしだった半月ちょっとの間、キーをひねる度に画像のように外気温が-37℃と表示され、「ポーン♪」という低温警告のチャイムを聴く毎日。
もっとも最近寒いので、いずれにしろ毎朝チャイムは鳴っていたに違いありませんが…。
2
作業が延びたのはセンサー本体(画像上、品番65811383204)の入手が遅れたためでした。
検索すると後のモデル用のもの(差込口が一見同じでコネクター形状が異なる)は山ほど見つかり、コネクターごと調達するならそれでも使えそうに思えましたが、万全を期すため本来の部品を入手しました。
配線付きコネクター(下、品番不明ですがハウジングの品番61131378403で検索したら引っかかりました)はたまたま新品をオークションで入手できたのですが、センサーはすぐに入手できるルートが見つからず、ディーラーに尋ねると本国発注。中古品では不安ですし、まああるだけ良かったということでそのまま注文。半月で届きました。
以下の配線作業は入荷待ちの間に数回に分けて進めておきました。
3
今回の最大の問題は、車内からエンジンルームへの配線の通し場所でした。
いろいろ調べたところ、車内へのハーネスがまとまって通る穴がヒューズボックス後ろにあることがわかりました。ちなみにネタ元は電動リアクォーターウインドウの後付け(!!)DIY作業紹介ページです。
ここなら力技でグロメットを突き刺す必要もありませんし、おそらく純正のセンサー配線経路のはずなので、アクセスさえできれば一番無理がないのではと思います。
まず、上下2分割のヒューズボックスを四隅で固定する極細のT10トルクスねじを抜きますが、後ろの2本は奥まった非常に狭いところにあり、おまけにカウルが迫っていて真っ直ぐドライバーを差し込むのも一苦労。しかもヒューズボックスの下へ落とそうものなら回収は困難を極めますので、脱着にあたってはマグネットキャッチャーで保持するなど細心の注意を払いました。
ねじは幸い腐食などもなく、あらかじめ浸透潤滑剤を吹き付けたらさほど力をかけずとも外れてくれました。
続いて周りのケーブルなどを外し上部の車両左側を浮かせると(画像左)、車内へ続く配線の束が現れます(右)。
4
配線通しには針金ハンガーを伸ばして使いました。初めは腕力だけで水平に通そうとしましたがうまくいかず、斜め上から体重をかけていくと割とすんなり通りました。潤滑すれば楽だったかもしれませんが、いずれにしろ腰のあるものでないと厳しいでしょう。
あとは車内側に顔を出した針金に導線をテープでしっかり巻きつけ(画像左)、エンジンルームへ引っ張り出します(右)。ここまで来れば終わったも同然!?
5
左ヘッドライトユニットへ向かうハーネスに沿って配線を引き回し、ヘッドライト裏でコネクターの配線と接続します。
6
アース線はヘッドライト裏のホイールハウスに丁度いいポイントがあったので、そこへ共締めで落としておきました(画像左)。
車内の配線をセンターコンソールへ引き、本体のX1070黒コネクターの12番端子に接続します(右)。
7
ここだけなぜか夜ですが(笑)、ともかくフロントバンパーの左フォグランプを外してセンサーをコネクターに取り付け、ブレーキダクトの取り付け穴に差し込んで作業完了です。
8
終わったらすぐさま動作確認すべく喜び勇んでキーをひねると、まさかの「ポーン♪」。そして表示はなぜか「-33.5℃」…。
一気に頭の中が混乱に陥ったのは言うまでもありません。センサーは純正新品、無理な配線作業もしていないはず…。
追って調べたところ、どうやらセンサーの取り付け直後は正確な値が出ないこともあるようでした(一定時間毎に何回か測定した平均の値を表示しているのでしょう)。
そして翌朝、改めてキーをON。
「…」
チャイムは鳴りません。そして「TEMP」ボタンを押すと、画像の通り正しい気温が表示されました。
ようやくほぼ3年越しの宿願成就、しかも自力で作業できたということで、感無量というほかありません。
あとは表示切り替え機能付きウインカーレバーへの交換が残っていますが、まあこれはオマケのようなものですね。
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