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夏休み前。ちょっと軽めの読書感想文を。。。　（笑）

というわけで、ご紹介するのは「戦国自衛隊」　（刊：ハルキ文庫　は１－１５　著：半村 良）です。

おそらく、タイトルくらいは聞いた事があるんじゃないでしょうか？
１９７５年に独立して刊行された小説を原作として１９７９年に千葉真一主演で映画化。
最近では２００５年に江口洋介主演でストーリーが改定されて発表されています。

なので、江口洋介バージョンをご覧になった方も、全く「新しい話」として楽しむことが出来ると思いますよ♪　＾＾
ちなみに２００５年版の原作は「福井晴敏」です。　（笑）


さて、この１９７５年版のストーリーのあらましは・・・。

時は現代。　新潟と富山の県境に展開した自衛隊のある部隊。突然地面が揺らぎ、その場から一個中隊の隊員がヘリコプター、哨戒艇、装甲車もろとも消えてしまった。

・・・消えた彼らが気が付いた時。周辺にあった国道、近代的な建物、そして何よりも周りにいた同僚が、補給物資の一部を残して消えてしまっている。
補給部隊の最先任士官である伊庭３尉は、その状況からある仮説を導き出し、それに基づいて行動を始める。。。

今では当たり前のようにある「ＩＦ」モノですけど、この当時はかなり斬新な内容だったんでしょうね♪　＾＾

今回ご紹介する本は、またまた雑学系です。　＾＾；

タイトルは「新幹線 不思議読本」　（刊：朝日文庫 う１４-１　　著：梅原 淳）です。

東海道新幹線が営業運転を開始したのが、今を遡ること４５年。１９６４年１０月１日でした。
当時製造された「０系」車両から始まった東海道新幹線は、山陽新幹線にも延伸され １００系、３００系と進化を続けていきます。

そんな中、２００系として登場した東北、上越新幹線は見た目はほとんど０系と変わらないものの、実は中身は全くの別物。良く見ると色々なところで違いを見つけることが出来ます。

現在、０系は東海道新幹線からは完全に引退して最新型のＮ７００系が増えつつあるし、東北 上越新幹線もＥｘ系が主力になっていますね。　＾＾

この本は、「新幹線」のネーミングの由来から営業運転までの紆余曲折、現在走っている新幹線の変遷と現役車両のモデルラインナップ、技術開発部門の紹介やメンテナンスなどなど。非常に多岐にわたります。

時速２１０キロで走り出した新幹線は現在２７０キロ。山陽新幹線区間に至っては３００キロで走ることが出来るようになりました。
この、６０キロのスピードアップを果たした技術力。単にモーターのパワーアップだけでは不可能なんですね。

その秘密は、全てこの本に書いてあります。
興味を持たれた方は是非どうぞ！！　（笑）

最近、電車での時間の過ごし方にパターンが増えたので、読書が全く はかどりませんｗｗｗ。　＾＾；

今回ご紹介するのは・・・。

またガンダムか？！　と言わないで下さいｗ。
「ガンダム　一年戦争」（刊：宝島社文庫　273、著：円道 祥之）です。　＾＾；

著者はこの本の他に、「空想科学裁判」等を書いている人です。
タイトルくらいは ご存知の方もいるのではないでしょうか？

さて、この「ガンダム　一年戦争」。いわゆる「ファーストガンダム」を中心として語られます。構成は４章で、
①どんな国が、何を目的として戦ったのか？
②どんな軍隊が戦ったのか？
③どんな兵器を使って戦ったのか？
④この戦争で何処が、何を得たのか？　と言う構成になっています。

①はもちろん、地球連邦軍とジオン公国軍。
②は、・・・　と続くのですが、それだけでは飽きてしまいますね。　（笑）

この本ではガンダムの世界と比較するために、現実の軍隊の話も書いてあります。
読み終わると、ガンダムよりも第２次大戦の歴史に詳しくなっているかも知れませんｗ。

ジオン軍に対する比較対象がナチスドイツになっているところが目立ちます。
ギレンの独裁が、ある人物とカブったんでしょうかね？！
今考えてみると、相対的な国力や敵国に対する技術レベルも良く似ていると思います。　・・・・・・それから、「負け方」も。。。

制式採用当初は連邦軍を恐怖のドン底に陥れたものの、決して最強ではない、ただの軍事兵器だったザク。
そのザクを一撃の下に葬り去った、ごく普通の少年が乗ったガンダム。

色々、史実とカブる所が出てきますが、それは読んでのお楽しみ。
ご自分の目でお確かめ下さい。

今回の感想文は雑学系（？）になるんでしょうか？？？　＾＾；

タイトルは「零戦の秘術」（G8-2）。「刊：講談社＋α文庫」「著：加藤寛一郎」です。
当時、世界最強と言われた零式艦上戦闘機。 通称ゼロ戦。
実は「ドッグファイト（近距離格闘戦）に限定」して 「燃料を現在のものを使用」し、それに応じて「調整する」など、ベストなコンディションで飛ばすことが出来れば、現代のジェット戦闘機でも太刀打ち出来ないのではないか？　と言われている名機です。

実際には、そんなことは有り得ない（ジェット機なら一度加速すれば、一気に引き離す事ができるし、レーダーで そんな距離になるまで気が付かないはずが無い）ため、ゼロ戦には まず勝ち目は無いんですけどね・・・。

この本では、東京大学工学部、航空宇宙工学科の教授として「飛行力学」を教えている作者が、大戦中にゼロ戦を駆って６４機を撃墜し撃墜王（エース）と言われ、後に「大空のサムライ」と言う著書を書いた坂井三郎氏にゼロ戦の強さについて聞き出しています。

この坂井三郎。実は「必殺技」は１つだけ。
それは「左捻り込み」です。
「右」ではなくて、「左」。
レシプロ機（内燃機関エンジンを使ったプロペラ機）は、エンジンの回転方向に合わせて機体にも回転しようとする反力（モーメント）が働きます。通常、エンジンは正面に向かって右回転なので、左に回るほうが速く回れると言う事なんだそうです。

この「左捻り込み」。　この本を読み進めていくと、どのような機動を示すものなのか判るのですが、文字だけではムリです。
言ってしまえば 「斜め宙返り」なんですが、スプリットＳの最中に、機体を斜めに滑らせながら旋回するので 高度が下がらず、通常の旋回よりも小さな曲率で回ることが出来るというものです。
ちなみに、ゲーム「エース・コンバット」で試しにやってみました。（笑）
結果・・・。
失速して墜ちましたｗ。　（爆
スプリットＳや、インメルマンターンまでは出来るんですけどね。
本にも書いてありますけど、この旋回は ほとんど失速状態です。　コントロール不能になるギリギリのところで旋回しているんですね。

でも、この本を最後まで読み進めていくと、坂井三郎本人の口から驚くべき事実が告白されます。
それは・・・ご自分の目でご確認下さい。

今回ご紹介する作品（？）は、初の借り物です。（笑）

貸主は何を隠そう・・・「戦場の絆のお師匠様」♪　＾＾)v

タイトルは「機動戦士ガンダムの常識　続・一年戦争編」で、刊行は双葉社です。キャッチコピー（？）に「ガンダムを”通常の３倍”楽しむために知っておきたい常識」とあります。　(笑）

この本、発行日は なんと２００８年９月７日。去年新刊として発売されています。
・・・ガンダムがアニメで放送されたのは１９７９年ですよｗ。　＾＾；
普段ハマっているアーケードゲーム「戦場の絆」もそうですけど、未だにガンダムはアツいです。

さて、中身は大きく分けて４部構成。「キャラクター」「モビルスーツ」「世界観」「ガンダムあれこれ」と分かれていて、９９個のトリビア、裏話、幻の設定、巻末のオマケとしてギレン・ザビのガルマ・ザビ追悼演説（！）、テレビ放映リスト、宇宙世紀年表などが書かれています。

テレビアニメだけでは知りえなかった、事細かい設定があるものですね。かなり勉強になりましたよ。　（笑）

ぎゃらんさん、ありがとうございました。　＾＾)ノ"
今度お会いした時に お返ししますね♪