• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

masacatのブログ一覧

2008年08月06日 イイね!

読書感想文 その26

読書感想文 その26またまた3ヶ月ぶりの読書感想文ですw ^^;

今回は映画化もされた「ゾディアック」(著:ロバート・グレイスミス 訳:イシイシノブ 刊:ヴィレッジブックス。F-ク 4-1)です。

1960年代後半を初めとして70年代半ばまで、全米を震撼させた一人の連続殺人鬼がいました。

あるときはナイフで数十箇所を刺して殺し、またあるときは拳銃を使って至近距離から正確無比な照準で撃ち抜いて射殺する。
そんな残忍な手口を見せると同時に、暗号文で書いた自筆の手紙を新聞社に送りつける。 が、その暗号はCIA(中央情報局)、FBI(連邦捜査局)、NSA(国家安全保障局)の暗号解読チームすら解くことが出来なかった。その手紙に書かれた、殺人鬼が自分を名乗った名は「ゾディアック」。

警察だけではなく、マスコミ、果ては国家機関まで巻き込んだ劇場型犯罪でありながら、ゾディアックは未だに捕まっていません。
そんな 負の遺産ともいうべきノンフィクションの物語を、ドキュメンタリータッチで綴ったのがこの作品です。
アメリカでは1985年に出版されていて、2007年6月に日本でも映画が公開されました。この本は、そのノベライズ版ということになりますね。

ストーリーの展開(描かれ方)としては、「JFK」等とよく似ています。しかも、犯人が捕まっておらず、謎を残したまま終わってしまう所も同じですね。
また、ゾディアックを追う事に半生をかけたサンフランシスコ警察の刑事の、その後についても書かれています。この手の映画をご覧になった方であれば、その展開も想像がつくかも知れません。

ゾディアックに襲われながらも、奇跡的に生還した被害者の証言で描かれたスケッチが巻頭にあるんですけど・・・見ていると恐怖感が湧いてきて、なんとなく寒気がしてきます。

これが「ホンモノ」なんだなぁ。と・・・。
Posted at 2008/08/06 23:46:22 | コメント(3) | トラックバック(0) | 読書感想文 | 趣味
2008年05月07日 イイね!

読書感想文 その25

読書感想文 その253ヶ月ぶりの読書感想文になってしまいましたw。

キリ良く、第25回はこの作品の続編、「深海の雷鳴」(著:ジョー・バフ ビレッジブックス刊 F-ハ5-2)です。
原題は「THUNDER IN THE DEEP」。今回は直訳に近いですかね?

さて、時は2011年。アメリカ海軍最新鋭原子力攻撃型潜水艦「チャレンジャー」にとって前回の戦闘の直後・・・


ドイツと南アフリカで勃発した武力政変によって、独・南ア連合による新枢軸軍と英米連合軍の間で戦術核戦争にまで発展し、各地の海域で核弾頭搭載魚雷や核機雷が炸裂すると言う泥沼状態を呈していた。

そこで、アメリカ海軍は戦局を打開するため、原子力潜水艦「テキサス」に出撃を命ずる。が、テキサスは2隻の敵原潜との核魚雷を使った戦闘で相討ちになり、深海で大破、着底してしまった。 仮にエマージェンシーブローで緊急浮上に成功したとしても、空中を漂う死の灰を浴びた末に敵の追っ手に見つかる。
着底を選んだ方が生き残れる確率が高かったのかも知れない・・・。

「テキサス」からの救難信号を受け取ったアメリカ海軍は、前回の出撃から間もないアメリカ海軍最新鋭、セラミック製の艦体を持つステルス潜水艦「チャレンジャー」に「テキサス」の乗組員の救出と任務の引継ぎを命じる。
しかし、命令を受領し、SEALS隊員シャジョ・クレイトンらと出撃した「チャレンジャー」艦長代理、ジェフリー・フラー副長の前には、クルト・エーベルハルト艦長率いるドイツ軍最新鋭セラミック船体原子力潜水艦「ドイッチェラント」が待ち受けていた・・・。


見所は潜水艦独特の、「静」と「動」。「緊張感」です。
また、フラーとエーベルハルトは、「タダの敵同士」ではありません。

ストーリー的には前作と繋がっているので順番に読んだ方が全体的な理解は出来るかと思います。
でも、話が判らなくなることは無いので、この一冊だけでも充分に楽しめますよ。

Posted at 2008/05/07 23:48:30 | コメント(1) | トラックバック(0) | 読書感想文 | 趣味
2008年02月16日 イイね!

読書感想文 その24

読書感想文 その24今回御紹介するのは「証拠は語る FBI犯罪科学研究所のすべて」 ヴィレッジブックス刊 デイヴィッド・フィッシャー著 (Nフ1-1)です。

いや~。この本、探した探したw。初版が2002年なので普通に中古で出回っていても おかしくないはずなのに、全然無かったんですよ。見つけた! と思っても500円な~り。。。
で、100円になるまで待ちましたw。
待つ事数ヶ月、全く売れずに残った結果(それもどうかと思うけどw。)漸く値下がりしたので、購入決定!
・・・そんなに人気が無かったのか、買った人が手放す気を無くするほど面白い作品なのか。。。

さて、この作品。おそらく最も有名で、最も頻繁に物語の題材にされたといってもいいアメリカの機関、連邦捜査局(FBI)を題材にしたノンフィクションです。
FBIといえば、ちょっと前に「プロファイリング(心理分析)」が話題になりました。犯人の行動や状況証拠から性格や行動パターンをはじき出す・・・というものです。

しか~し!! この犯罪科学研究所とは一切関係がありません。
ここは、事件現場からあらゆる「モノ」をかき集め、「目に見える状態にして」裁判などに用いられる「証拠」として提示するのが仕事です。
仕事の内容だけ見ると、地方警察のCSI(鑑識班)と良く似ていますが、FBIの場合、州を跨いだ犯罪の捜査が可能で、常に最新の設備を使って一歩進んだ調査を行うことが出来ます。
科学研究所はいくつかの部署に分かれていて、それぞれに「プロ」がいます。目に見えない位小さな証拠から犯人を追いつめ、空中で爆発した飛行機の、数百平方キロに散らばった部品の中から爪の大きさにも満たない、爆破の証拠を見つけ出して犯人を特定する・・・。

「解決していない事件の方が多い」と書いてありますが、この本を読んで科学捜査の一部でも知ると、どんな些細な犯罪でも逃げ切れるとは到底思えません。

もう完全犯罪なんていうものは存在できないのではないでしょうか・・・。
Posted at 2008/02/17 01:01:51 | コメント(0) | トラックバック(0) | 読書感想文 | 趣味
2008年01月22日 イイね!

読書感想文 その23

読書感想文 その23現在、子供たちの「理科離れ」は深刻なものになっているそうです・・・
どうしてなんでしょうね?ワタシが小学生の頃は理科の実験なんて、楽しみで仕方が無かったんですけど。。。(笑)

そんな理科嫌いも吹き飛ばせるような本の御紹介。(ホントか?! ^^;)
ジョーイ・グリーン著、後藤安彦訳で、「怪しい科学者の実験ガイド」(早川書房刊 ハヤカワ文庫 NF274)です。

この本、タイトルの通り、理科(科学)の実験について、「用意するもの」「方法」「結果」「理由」「関連する豆知識」の順番で50近く紹介してあります。
実験については全て、作者が実際に試して安全であることを証明しているそうです。(但し、責任の所在は当然、実験を行った人にあることも明示されていますけど。)

「はじめに」の所で、作者は「小学校4年生の頃に家を吹っ飛ばすところだった」と書いています。
その原因は、火山の模型を作っていて、父親に正体不明のオレンジ色の粉末を渡されたので、それを火口にふりかけて点火したところ、爆発した。と。
しかも、その粉の正体が何であったのか教えてもらえなかったそうです。(後で解明できたらしく、この本に紹介してあります。 ^^)

紹介されている実験に使われている資材は、家にあるものや、普通の買い物で手に入るものがほとんどです。ちょっとした休みの時に、お子さんを驚かせるネタには丁度良いかもしれませんね。
Posted at 2008/01/23 00:40:44 | コメント(1) | トラックバック(0) | 読書感想文 | 趣味
2008年01月18日 イイね!

読書感想文 その22

読書感想文 その221941年12月16日。当時存在した「大日本帝国海軍」に当時世界最大、最強を誇る戦艦が竣工しました。

誰もが名前くらいは知っている(と思うw^^;)戦艦「大和」です。
今回御紹介する本は、「戦艦『大和』の謎」(光文社 KAPPA BOOKS刊 檜山良昭著 ①ー172)です。

作者の檜山良昭氏は、「もし戦争中のあのときに、こうなっていたら、どうなっていただろうか?」というストーリーの「戦記シミュレーション」というジャンルで一躍有名になった人です。(「戦国自衛隊」に近いかも???)
ワタシが通学で本を読み始めたときが、このジャンルが出始めた頃で、実は初めて買った本はこの方が書いた「大逆転シリーズ」の一作目でした。

さて、この本。昭和9年10月の当時の軍令部からの建艦要求から、昭和20年4月7日14時23分坊の岬沖で撃沈されるまでの話がメインで書かれていますが、その方法がユニークなんです。

建艦要求から竣工まではストーリー仕立て。

内部構造の紹介は艦内ツアー風に(当時、配属されたばかりの新兵は「艦内旅行」と称して数日かけて艦内を探索したそうです)。

作戦行動はドキュメンタリータッチでシリアスに。

最後に謎が多い連合艦隊の作戦行動の中でも、「ミッドウェイ作戦での空母追撃が実現していたら?」、「レイテ湾への突入が行われていたら?」、「沖縄特攻が成功していたら?」、「真珠湾攻撃が無かったら?」・・・という4つの「If」をシミュレートしています。
他にも、大和の装備、艤装データや各海戦での損害データなどが盛り沢山になっています。
少しでも多く大和のことを知りたいと思った方にはオススメですね。
Posted at 2008/01/19 01:06:22 | コメント(0) | トラックバック(0) | 読書感想文 | 趣味

プロフィール

「遅れましたが、今年もよろしくお願い致します。

さて、何年前の画像でしょうか? (笑)」
何シテル?   01/03 16:36
得意技・・・ 通勤電車で睡魔に敗北して乗り過ごし。。。←オイ クルマは弄るも維持るも大好きです。 他のネタでも盛り上がれればもっと楽しいかなぁと。...

ハイタッチ!drive

みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/6 >>

1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930     

愛車一覧

BMW 1シリーズ ハッチバック BMW 1シリーズ ハッチバック
ハイブリッドからのエコカー繋がりでクリーンディーゼル。 (笑) モリモリトルクと燃費の良 ...
トヨタ プリウス トヨタ プリウス
何の変哲もないハイブリッド車から「ダウンサイジング」。 (笑) 2020年6月末入れ替え
トヨタ クラウンアスリート ハイブリッド トヨタ クラウンアスリート ハイブリッド
ハイパワーターボ車、ハイパワーNA車ときて何の変哲もないハイブリット車ですw ワタシの ...
トヨタ マークX トヨタ マークX
ノーマルにしてJZX100に施した全てのいじり内容を網羅するクルマ。 オートマチックに ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation