2016年08月24日
NSX の詳細データを代入して、前後タイヤの仕事能力比を再計算する。
① 前後重量配分
前 : 後 = 560kg : 790kg = 1 : 1.41071428571…
② 前後異幅タイヤ
前 : 後 = 205mm : 225mm = 1 : 1.09756097561…
③ 前後異径タイヤ
前 : 後 = 586.0mm : 631.4mm = 1 : 1.07747440273…
タイヤの仕事能力を
タイヤの仕事能力 = 荷重 × 接地面積
と想定すると…
①、②、③ より、前後タイヤの仕事能力比は…
前 : 後 ≒ 1 × 1 × 1 : 1.41071428571 × 1.09756097561 × 1.07747440273
= 1 : 1.66830204778…
よって、荷重移動を伴わない定速走行時、リアタイヤはフロントタイヤの約 67%増しの仕事能力を有していると考えられる。
また、フロントタイヤはリアタイヤの約 60%の仕事能力しかない。
∵ 1 ÷ 1.66830204778 = 0.59941183991…
ホンダのサイトにある重量配分に関する記述よりも、車検証の前軸重・後軸重を用いて、より正確に計算した。以前、求めた概算値では前後の能力差が大きすぎたため疑念を持っていた。パラメータは「おおよそ」ではだめだ。解を丸めるのは良いが、パラメータに丸めたものを使用すると、解がかけ離れてしまう。正解かどうかは不確かだが、フロントタイヤはリアタイヤの 60%の能力…感覚的には良い線いっている気がする。
フロントタイヤの仕事能力を上げるか、リアタイヤの仕事能力を下げれば相対的にフロントタイヤの仕事能力が上がるので、ステア応答性を上げられると予想している。その方策を検討して、実験してみる。
Posted at 2016/08/24 23:27:00 | |
トラックバック(0) | 日記