RX-8一部改良

マツダは、RX-8を一部改良し、5月25日に発売しました。

今回の一部改良では、グレード体系の見直しが図られ、ベースグレードの名称が「Type G」に。
このType Gについては5MTがなくなり、6ATのみとなりました。

全グレードで、レインセンサーワイパー、オートライトシステム、フロントドアガラスとドアミラーの撥水機能、アドバンストキーレスエントリー＆スタートシステムを追加。
オーディオレス仕様が標準。

ボディカラーでは、新色の「アルミニウムメタリック」と「メトロポリタングレーマイカ」追加。

ん？これだけ！？
ベースグレードから5MTが落とされたことにより、RX-8をマニュアルで乗ろうとすると、6MT搭載のType Sを選ばざるを得ない。
そのType Sは293万円と、気軽に手が出せる額ではなくなってしまいました。
需要がないとは言え、スポーツカーを名乗る車とするとさみしい限り。

同様に、マツダ乗りの間では悪評高いレインセンサーワイパー＆オートライトシステムが標準になってしまいました。
これもラインの効率化か。

オーディオレスが標準となったのが、ユーザーの声を反映したとするならば、レインセンサーワイパーの標準化は甚だ疑問。

また、新色が追加されましたが、サンライトシルバーメタリック、ダイアモンドグレーメタリック、ギャラクシーグレーマイカの3色はカタログ落ちしています。
同時に赤色の革内装も廃止。
スポーツカー特有の艶かしさ、艶っぽさを演出できる色だっただけに、これも残念…。

同様にカタログ落ちしたのが、メーカーオプションのサンルーフ。
最近のマツダは、高い位置に重い装備を装着するのを嫌がってか、それともラインの効率化か、サンルーフの設定には積極的ではありません。
ただ、私もMPVにサンルーフをつけているように、サンルーフを欲する人は少なからずいるはず。
RX-8はGTカー的な側面もあるので、落とされたのは残念。
これもコストダウンの一環なのでしょうか…。

いずれにしても、今回の一部改良は、メーカーのご都合主義でやったように感じてしまいます。
どうした、マツダ…。