• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

ぶみのブログ一覧

2015年03月21日 イイね!

いくら出来の良いAGSであろうと、操る楽しさはMTには敵わない

先日登場したアルトの新グレード、ターボRS。
私のような世代にとっては、かつて隆盛を極めたアルトワークスの再来か、と思いましたが、残念ながら用意されているトランスミッションは、最近スズキが広めているロボタイズドMTのAGS(Auto Gear Shift)のみ。

なぜ通常のMTが設定されなかったかについては、こちらの記事に、スズキの製品企画担当者のコメントが書いてあります。

それによれば、一つには、幅広い人に乗ってもらいたいというもの。
これは、ATしか乗れない人も多い現実を考えれば、確かにそうだなと思うところ。
そこでは、若い人だけではなく、中高年の人にも楽しんでもらえる、ともありますが、そこは異議あり。
やんちゃなイメージを出そうと、赤色のアクセントが使われていますが、赤いドアミラーや、サイドの赤いデカールは、何とも子どもっぽく、躊躇う人も多いのではないか。

そして何より気になるのは、以下のコメント。

『AGSは、乗ってみれば分かると思いますが、ほぼMTです。最近のスポーツカーはパドルシフトが多くなっていますから、AGSでも変わらないだろうというわけです』

一体、この人は何を言っているのか。
もちろんサーキットを走ったりするようなシチュエーションでは、1分1秒を争うため、変速時間がもったいないが故に、パドルシフトや2ペダルMTが採用されています。
しかし、普通に走行する上でのMTの醍醐味というのは、2本の足で、3つのペダルを操り、クラッチを繋ぐ感覚を研ぎ澄ませ、車速や回転数、そこから生み出されるパワーを考えながら最適なギヤを選択し、時にはエンストというリスクをはらみつつ、クルマという機械を操ることではないか。

いくらダイレクト感が強かろうが、変速スピードが早かろうが、2ペダルである以上、3ペダルのMTとは似て非なるもの。
それは、機構がステップ式ATだろうが、DCTだろうが、このAGSだろうが、同じこと。
AGSに乗ってみればわかると言っていますが、中身がMTと同じでも、クラッチを繋ぐ行為が廃された時点で、ほぼMTではなく、ほぼAT。

製品企画の担当者が、本心でそう思っているとするのならば、国内市場におけるスズキのMTは衰退の一途を辿ることとなるでしょう。
Posted at 2015/03/21 21:38:41 | コメント(5) | トラックバック(0) | 車(スズキ) | クルマ
2014年12月22日 イイね!

スズキアルトフルモデルチェンジ

スズキは、軽自動車アルトをフルモデルチェンジし、本日発売しました。

何はともあれ、注目はそのデザイン。
眼鏡をモチーフとしたヘッドライトや、キックアップしたCピラーまわり、サイドまで回り込んだバックドアに、バンパーに埋め込まれたリアコンビランプ等々、実用一辺倒で退屈なデザインの多かったアルトとは思えない出来栄え。
グリルの大きさを競ったり、メッキパーツを加飾したりと、小手先で勝負しているクルマが多い中、好き嫌いは別として、素材で勝負し、インパクトを与えるそのデザインは、それだけで成功と言えるでしょう。

メカニズムでも、CVT、5MTに加え、2ペダルMTとも言える、オートギアシフト(AGS)も投入。
スズキ得意のエネチャージやエコクール、レーダーブレーキサポートもしっかり設定されています。

しかし、残念なのは、相変わらずのグレード展開。
シートリフターや、チルトステアリング、後席ヘッドレストといった、今や当たり前とも言える安全装備が、一部グレードには未装備、走行性能でも、フロントスタビライザーが最上級グレードのみに装着される等、依然としてグレードによって、基本的な装備に差がつけられています。
特に5MTが唯一選べるFは、前述の装備が全て省かれた仕様。
地方では、5MTの潜在的な需要が高いだけに、この設定はいただけない。
特に、実用車であるアルトとはいえ、此の期に及んで後席ヘッドレストがないのは、いかがなものか。
安全装備を自己責任とする考え方に立つのならば、全車標準として、必要のない人には、レスオプション化すれば良いだけのこと。
ヘッドレストをつけたからと言って、何万円も価格が変わるはずもなく、なぜヘッドレストレスに拘るのかが全く理解できない。
これは、クルマに対するメーカーの姿勢が最も現れる部分。
スズキは、昔からこういった割り切った部分が見られますが、それはひと昔前に通用したもの。
せっかくのデザインも、詰めの甘さで台無しです。
Posted at 2014/12/22 21:07:41 | コメント(0) | トラックバック(0) | 車(スズキ) | クルマ
2014年09月06日 イイね!

スズキスプラッシュ合掌

個性派コンパクトとして、輸入販売されていたスズキのスプラッシュ。
気がつけば、いつの間にやら、スズキのラインアップから落ちていました。

登場したのは、2008年と6年前。
当時のブログを読み返すと、まだまだ後部の中央席、ヘッドレストがなく、2点式シートベルトが当たり前の時代に、大型のヘッドレストと3点式シートベルトを装備し、カーテン&サイドエアバッグも標準装備と、日本のコンパクトカーを嘲笑うかのような安全装備で登場していました。

途中、ESPも装備され、その後一時期輸入中止という紆余曲折があったものの、再び販売が開始され、前述のような安全装備、ポップな外装や内装、コンパクトなボディサイズと、実用車としてかなりの実力を持ったクルマ。

販売台数は少なく、街中で見かけることは殆どありませんが、その存在感はキラリと光るものがありました。

こういった真面目なクルマ造りが、スズキの真骨頂。
今後も、小さくても骨太なクルマ造りを期待したいです。
Posted at 2014/09/06 21:15:38 | コメント(2) | トラックバック(0) | 車(スズキ) | クルマ
2014年02月24日 イイね!

スズキキャリイにディスチャージヘッドランプを設定

スズキは、軽トラックのキャリイにディスチャージヘッドランプを装着したモデルを設定し、本日発売しました。

ディスチャージヘッドランプの設定は、軽トラックでは初とのこと。
今や軽乗用車でも当たり前のように装備されているディスチャージヘッドランプ。
その明るさを体感すると、今までのハロゲン式が何とも暗く、そして黄色く感じてしまいます。
光軸さえしっかりしていれば、非常に有用な安全装備であるため、今まで設定がなかったのが不思議なくらい。

考えてみれば、国内で初めてディスチャージヘッドランプを採用したのは、高級車でもスポーツカーでもなく、三菱ふそうの大型トラック、スーパーグレート。
日常、走り回る商用車だからこそ、コストも大事ですが、本来、乗用車か、それ以上の安全装備が求められるべきもの。

先月の販売台数が6,689台と、隠れたベストセラーであるキャリイが、軽トラックの先陣を切って装備してきたことは、喜ばしい出来事だと思います
Posted at 2014/02/24 22:34:10 | コメント(4) | トラックバック(0) | 車(スズキ) | クルマ
2013年12月24日 イイね!

スズキハスラー登場

スズキは、新型軽自動車ハスラーを、来年1月8日から発売すると発表しました。

ハスラーは、ワゴンRのプラットフォームをベースに、今流行のクロスオーバーモデルとしたもの。
そのデザインは、ミニFJクルーザーのような雰囲気も醸し出しており、軽自動車とは思えぬ程。
無駄とも思える広さを争ったり、カタログ燃費を競ったモデルが跋扈する最近のクルマの中において、非常に新鮮に映ります。

ボディカラーは、ホワイト2トーンルーフ3色、ブラック2トーンルーフ3色、モノトーン5色で、全11パターンを用意。
どの色も、質感が高そうで、デザインに合っています。
ホイールも、最上級となるX以外、スチールホイールが標準となるのですが、それも、しっかりデザインされたもので、アルミホイールである必要性は感じられません。

エンジンは、ターボとNAを用意し、全グレードで2WDと4WDが選べるのは特筆もの。
それにプラスして、AとGには、5MTモデルも用意。

若干物足りないのは、安全装備。
サイド&カーテンエアバッグは、全グレード設定なし。
素の魅力を持っているAは、2WDで1,048,950円と、価格も魅力的なのですが、レーダーブレーキサポートや誤発進抑制機能といった先進安全装備は選択できず、ESPもなし。
おまけに、後席ヘッドレストも装備されないという、剥ぎ取りっぷり。
他にも、リヤワイパーやスピーカー、電動格納式ドアミラー、運転席シートリフター、アイドリングストップ等々、快適装備や安全装備も落とされ、カタログ燃費も劣るという囮グレード。
事実上、1,211,700円となるGのCVTモデルがスタンダードとなることでしょう。

とは言うものの、その存在感、遊び心は、非常に魅力的なモデル。
先日登場したヴェゼル同様、人生が楽しくなりそうな一台。

ただ、気になるのは、そのネーミング。
スズキには、盗賊や山賊といった意味を持つバンディットがありますが、今回のハスラーも、勝負師という意味の他に、詐欺師やペテン師といった意味がある言葉。
趣味性の高いモデルであるため、何とか許容範囲なのかもしれませんが、本来の言葉の意味を考えると、一歩引いてしまうもの。

クロスオーバーは、今最も面白いジャンルの一つであり、実用性も高いモデルであるだけに、ハスラーなるネーミングは何とかならなかったのかと思えてなりません。
Posted at 2013/12/24 21:02:14 | コメント(2) | トラックバック(0) | 車(スズキ) | クルマ

プロフィール

子どもが生まれたのを機に、初めてミニバン(LY3P MPV)にしました。 車を中心としたブログを綴っていますが、弄りは技術も時間もお金もないため、ほとんどでき...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/8 >>

     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      

愛車一覧

マツダ MPV マツダ MPV
子どもが生まれ、初ミニバン。 チェイサーからの乗り換えでも、大満足してます! 2006年 ...
日産 シルビア 日産 シルビア
大学生の時、バイト代を貯めて、3年落ちで初めて購入した車です。後期型のSR20DEを搭載 ...
トヨタ チェイサー トヨタ チェイサー
MPVの前の愛車、平成10年式後期型になる直前の6月に購入した、JZX100前期型チェイ ...
日産 キューブキュービック 日産 キューブキュービック
妻の車。(画像の右) 2009年2月28日に中古で購入。 初代ヴィッツとの入れ替えになり ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation