マツダは、
アテンザとCX-5を大幅改良し、来年1月7日から発売すると発表しました。
SKYACTIV技術と魂動デザインを全面的に採用した第一段CX-5と第二弾アテンザですが、後発となるアクセラやデミオに機能的に劣る部分が出てきたとともに、さらなる進化を遂げるべく、大幅改良を受けたこととなります。
両車の改良の共通点としては、先進安全技術である『i-ACTIVSENSE』のうち、ドライバーの認知支援にあたる部分の強化が挙げられます。
日本の自動車メーカーとしては初となる、LEDアレイ方式グレアフリー(防眩)ハイビームを備えた新世代ヘッドライトシステム『アダプティブ・LED・ヘッドライト(ALH)』、『リア・ビークル・モニタリングシステム(RVM)』の検知範囲を広げ、側方から接近する車両も検知する『ブラインド・スポット・モニタリング(BSM)』、後退時に接近する車両を検知して警告する『リア・クロス・トラフィック・アラート(RCTA)』、車線を認識してステアリング操舵トルクのアシストやステアリング振動警報によって運転操作をサポートする『レーンキープ・アシスト・システム(LAS)』、後退時の衝突被害を軽減する、『スマート・シティ・ブレーキ・サポート(後退時)(SCBS R)』、『AT誤発進抑制制御(後退時)』、中高速での走行時の前方衝突の回避と被害の軽減をサポートする『スマート・ブレーキ・サポート(SBS)』の対応可能な相対速度差を拡大(CX-5には新たに設定)、設定した車速に応じた車間距離を保つよう自動で車速を調整する『マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール(MRCC)』をCX-5にも設定と、既存の技術のブラッシュアップも含め、より一層安全装備を充実させています。
そのうち、ALH、BSM、LASを標準装備した新グレード『PROACTIVE』も追加されています。
また、ガソリンエンジン車では、デミオに続き、走行モードの切り替えができるドライブセレクションを採用。
エクステリアでも、立体的となったシグネチャーウィングを中心に、LEDを多用したりと、より洗練されたものとなっています。
中でも注目なのは、アテンザのインテリア。
アテンザの数少ないウィークポイントの一つとして、CX-5とほぼ同じインパネがありました。
決して質感が低いわけではありませんでしたが、やはりフラッグシップモデルとしては、使い回しをせずに、独自の世界観を築いてもらいたいもの。
そんな声に応えるべく、電動パーキングブレーキの採用とともに、インパネが一新されています。
それにあわせて、マツダコネクトやアクティブ・ドライビング・ディスプレイが全車標準に。
反面、CX-5ではアクティブ・ドライビング・ディスプレイの採用が見送られています。
そのマツダコネクトのナビも、今回から国内メーカーのものに刷新された模様。
また、地味に4WDモデルも追加されています。
また両車ともに、本革内装の色合いをオフホワイトからピュアホワイトへ変更。
エクステリアカラーでは、アクセラで登場したチタニウムフラッシュマイカが追加されるとともに、新開発となるソニックシルバーメタリックが登場しています。
時期が来たからを理由に、フロントマスクを小手先でイメージチェンジさせることでお茶を濁すクルマが未だに少なくない中、ルーチンのマイナーチェンジに囚われず、マツダの一貫性をあらゆる領域で深化させた内容となっており、非常に中身の濃いもの。
特にアテンザセダンのXD L package、6MT、ピュアホワイト内装モデルは、私にとって理想の一台と言っても過言ではない内容。
もし何の縛りもなく、妻に『好きな車、買って良いよ』と言われたら、すぐにでもオーダーしたいところ。
ガレージに、MPVとアテンザがあることを妄想する毎日が続きそうです。
Posted at 2014/11/22 22:28:14 | |
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