
超お暇な人向けです。お忙しい人は他のブログをご覧になった方が幸せになれるかと思います。
てすく の視点から考えた考察になりますので、実際とは違う可能性が往々にしてある事をご承知の上、娯楽としてお楽しみください。
さて、ゴムと二硫化モリブデンとは相性が良いというお話を伺いまして、二硫化モリブデンを100gだけですが仕入れてみました。
さて、なぜに二硫化モリブデンなのか?といいますと、硫化物がゴムの近くにあった場合、表面が硫化物と結合すると考えられます。つまり二硫化モリブデンの化学式S(硫黄)とゴムの極表面の一部が変化する事により、金属に近い存在となります。
しかして、モリブデンは金属の中でも柔らかい(ツメで変形する程度のモース硬度1)ため、ゴムの柔軟性を失わない(厳密には表面は失っているが)ため、長期間ゴムとしての柔軟性を確保できる「かも」しれないという事。
そして、「金属」ですから衝突時には衝撃吸収性能が上がるのではなかろうか?という淡い期待から、購入に至ったという次第です。
具体的な使い道としては、シリコン等と混ぜ合わせ、それなりに粘度がある状態にてゴム表面へと塗り込みます。
すると自分の考えの中では表面に接触した二硫化モリブデンが何等かの結合をしてゴム表面に留まり、シリコンがゴムの酸化を抑えて寿命を延ばしてくれるのではなかろうか?と考えています。
ゴム以外への利用については、乾いた潤滑剤として利用が可能との事で、実際にはブレーキの鳴きに効果があるという文面があったので、ブレーキパッド交換の初期制動時に効果が見込めるのかもしれません。
※ブレーキについては実は旧アタックレーシングのモノを持っていますので・・・当分イラナイ状態だったのですが、金属同士の方が物理的な持ちが良いらしいので購入してみました。(ここはダメ元です。)
さて、購入したのはゴム用に利用するので粒度の大きい方になります。オイル添加等をする場合は粒度の小さい方がオススメです。
※粒度が大きいとオイルフィルターで詰まる可能性があるため、実は一定レベルの大きさが望ましいが諸般の事情を鑑みるとエンジン内部では粒度が小さい方が有利となります。壊れる可能性が少ないという部分で有利。
もちろん、粒度の小さいモリブデンも購入。但し、オイルへの投入は微妙だと考えていて、不足するようなら投入を検討しますが、基本的には純正オイルの中に二硫化モリブデンは混入されている状態ですので、エンジンオイルへの添加は不要と考えています。
※ま~、エンジンには丸山モリブデンを投入しようと考えていますので、その計画はそのまま。
次にMTオイルへの投入ですが、これは予測では二硫化モリブデン(固体潤滑)+窒化ホウ素(マイクロセラ、同固体潤滑)にてギアコーティングすると、一定の効果があるのでは?と考えています。
※PTFEと二硫化モリブデンは喧嘩するのでモリブデンを利用するならPTFEは利用しない。有機モリブデンには利用可能とあるけど・・・自分が理解している限り、有機モリブデンも硫化物(S)を拾って二硫化モリブデンとして表面コーティングをするハズなんだけどなぁ?
ちなみに、二硫化モリブデンは固体構造そのものが多層構造をしているので、ズレ方向に対して歪みを生じさせます。ズレない方向にはズレませんが、物理的に一方高に揃う事はなくても、大量にモリブデンがあれば水平方向に近い物体からズレるので問題なく、結果すべるというイメージになります。
このズレる事が滑る事になって、圧力がかかっていると推定固体が分断されます。しかして、そこからは物量作戦となるワケです。
つまり、オイル中に浮遊粉塵が大量にあればあるだけこの分子分断が発生しても次々と大きなモノから分断されていくと同時に並列して面積当たりの分断が発生すると考えて圧着面積が大きい分だけ、消耗は激しいと考えられますが物量があれば潤滑が続くワケです。
但し、この時の消耗時に発生するモリブデンが金属としての金属の密着が、その後の展開を変化させると考えています。
通常の固体潤滑であれば、この分断が発生した時点で次はその分断された約半分の分子がさらに分断されて・・・となり、境界面のデコボコ未満(厳密にはオイル粘性+粒体未満)になった段階で潤滑剤としての使命を果たして、存在はするがあまりお役に立たない状態になると考えられます。
この時の境界面ではほぼ役目を終えた固体、もしくは分断される際に圧力がかかった部分において、金属(ここではエンジンやギア等の扇動面)で密着が発生すると考えられます。
※多分、セラミック系のボロン添加剤等も同様に密着する部分があるハズです。
故にいくらかは境界面での潤滑以上になるケースにおいても「ある程度」の潤滑膜を保持している可能性があると考えられます。
この密着度にもよるのですが、柔らかい金属という事であれば、いわゆる粘土のようなイメージで良いと思うのです。
粘土が「グチャ」っとつぶれるように金属同士の接触面では、エンジン内部の金属よりも先に流れる事で緩衝材となり、さらに潤滑剤となってくれるのではないかな?と考えています。(本当の所はシラナイw)
結果から考えると、本来潤滑剤として優秀とされている 窒化ホウ素(ボロン系セラミック添加剤)よりも潤滑寿命が長いのではないかな?と考え、二硫化モリブデンに行きついたというワケです。
実際の所、昔は二硫化モリブデンよりも、有機モリブデンの方が良いというイメージがあって、でも有機モリブデンのオイルを入れたとしてもその効果が殆ど体感できない(ガソリン車では殆ど硫化物が無いため、変化が起きにくかったらしい)、他の添加剤、現エストレモX1や、マイクロフロンIIとマイクロセラの混合物(特にマイクロフロンIIにおいて変化があったと記憶。その後の検証ではマイクロセラの方が効果発生までは時間が掛かるが、効果が高い事が判明。お値段当りの効果ではマイクロセラが一番大きかったと記憶)の方が効果が高かったため、な~んやモリブデンなんて殆ど効果ないんや・・・という結論に至っていたワケです。
※当時は二硫化モリブデンのオイル添加は推奨されていなかったのです。理由として推定すると、粒度が大きく現在のように浮遊し続ける事が難しかったのではないか?また粒度が大きい場合、添加具合によっては場所により不具合を発生させたのではないか?という部分があります。確かトヨタが有機モリブデンを推奨したり、三菱GDIのエンジンオイルに何かしらのモリブデン添加されていたような?イメージですが、他のオイルに比べて価格的にメリットがわるワケでもなく、逆に高い分だけの性能差は全く感じられず、むしろオイルとしての劣化が早いという事で数回入れただけで結局本採用しなかったような記憶があります。(わざわざ東京晴海までオイル交換に行って、東北回って帰宅する頃にはオイル交換時期・・・なんて事も年に数回。若かったw)
さて、硫化モリブデンはよく滑るというのは、グリースに入っている事で知ってはいたのです。そしてその違いも、「よく滑る」という部分で知ってはいたのですが、別にモリブデングリースじゃなくても性能差が殆ど無い事が多かったので、封印されていたワケです。
※重量物にはモリブデンと指定されていたのですが、当時高級なグリースだと性能差が殆ど無かったような気がします。もちろん、お安いのはほぼダメでした。モリブデングリースはお安い部類だったのですが、当時はバブルだったので購入OKだった気がw
ところが、最近この粒度が小さくなってきた事により、より分散性の良いモノが出てきており、その内容も昔からすると、ホンマカイナ?という感じでした。
と、いう事で本音はココで、お試しで買ってみたという次第です。これから、実験してみようと思います(笑)コレは実験予定の一覧を覚えてるウチに記録しておこうという事です、ハイ。
追加で・・・ゴムと親和性が良い理由ですが、天然ゴムを硫化するとよく伸びるゴムになるそうです。
と、いう事からも、硫化(S:硫黄)とゴムは親和性が良いという事になります。すると、硫黄分子がある事からも二硫化モリブデンはゴムに付着し易いと思われ、これを表面に塗っておくと、モリブデンがある事により邪魔されて他の化合物にならずに済むため、長期間ゴムの理想状態を継続できるのではないか?という理屈のようです。
つまり、エアコン内部に流せば、ゴム配管部分では内部からゴムのコーティングが出来る事になり、長期間漏れない可能性があったり、外部からコーティングしておけば同じ理由で熱にも強く長期間変質しないため、漏れないと推測出来ます。
また、可能であればラジエータ液に添加出来るなら、同様にラジエータホースを保護出来る・・・かもしれません。エチレングリコールに対する添加は行われていないようです。
※ラジエータに固形物を添加すると経路途中で詰まってしまう可能性があり、大変危険です。(異物混入により経路が詰まると、基本全部取り換えになるので中古車が軽く購入出来る金額が必要になります。)
タイヤに塗れば、紫外線に強くなる(ハズ)、衝撃吸収率が上記理由により、硫化で伸び率が良くなるのであれば、吸収率は上がるハズなので全体的に塗布すれば上質なタイヤに変身(するかもしれない)。 同様にトレッド凹み面に塗布しておけば、熱変化を予防できる(かもしれない)。という感じでしょうか。
タイヤに対して一番試してみたいのは、タイヤ内部に塗布してみたいですね。次回タイヤ交換時には内部に塗布してみたいと思います。もちろん、覚えていたら、在庫があれば、のお話。
次はワイパーですかね。モリブデンコートと同時にゴムコートが出来ると考えた場合、ワイパーの滑りにも効果があるハズです。そういう商品も昔は出ていたので、ここはシリコンではなく、アルコール等の揮発性の液体に含ませて塗り込むと良いかもしれません。
次はドアのランチャンモールやパッキン類。実はここが長期間利用しないドアだと、バリバリというのが解消できるんじゃない?と勝手に推測しています(笑)
※そういう記述のある二硫化モリブデンの販売サイトがあるので、多分効果はあると思います。
他にゴム製品といえば、バルクヘッド周辺や、モール等に利用されているので、この辺りにも塗布してみたいと考えますが、100gでどの程度塗布できるのか?微妙な所です(笑)
一般的ではないかもしれませんが、ゴムパッキンがある以外な場所として、ショックアブソーバーのシリンダー部分ですかね?アソコにも塗布すると効果があるかもしれないので、塗布してみる予定です。(シリンダーに塗り込めば勝手に入っていきます。)
もちろん、ダンパー以外のサス受けにも塗布してみようと考えています。(気分を良くすれば、足回りのゴム製品にも塗布するかも。スタビライザーのブッシュには是非塗っておきたいです。)
さて、結果はまた今度、報告してみます。