板バネの造り込み

GRJ７６純正リーフは、スパン長さも充分あり、ピボット側が、ベルリンアイ２重仕様となっており、３０年の技術の蓄積を感じる事ができる。今回は、この純正の良さを活かし、これを弄り倒してみる事にした。
ストックの構成は8-8-8-7-16-14（mm）であるが、16mmと14mmのヘルパースプリングは、過積載をする訳でもなく、厚く重い、最低地上高を下げる要因、ヘルパー自体が地形に引っかかる等、不要なので、今回除去し、代わりにNo2・3間とNo6に7mm厚をそれぞれ追加し、8-8-7-8-7-7（mm）の構成としてみた。

油圧ベンダーでストレスを与えない程度に先端部分のキャンバーを増やす。
本来なら、数値管理するべきだが、寒さに負け、テキトーお急ぎ仕上げ。

とりあえず、組み合わせてみる。元のNo6にあった前側クリップが無くなるので、新No6にクリップを追加している。
毎回だが、リーフに穴を空ける作業が一番大変！

手前に１枚落ちているが、センタースペーサーも作成し、全板間に装着。

厚いヘルパーが抜け、バネが薄くなるので、Uボルトも30mm短いもの（ショート前期用）に変更。

センターボルトも、長さを変更。
M10　12.9T　高力キャップボルトを流用。頭を一回り削り、Φ15．5とすると、純正より、しっくりホーシングに収まる。
安いし、強度もあるので、オススメ。

右：新リーフ。
左：旧リーフ。

邪魔なものが無くなり、16Kgのバネ下加重軽量化。
スプリングシート下クリアランスも22mm増加。

組付け後１Ｇ状態。
若干曲げ過ぎ感。シャックルは垂直・・・

ノーマルリーフベースのモデファイで、ノーマル比＋80mmの車高上昇。
シャックルは替えておらず、バネだけで80mmは少々やりすぎた感・・・

馴染んで＋60mm程度に落ち着くのが最終目標。
バランスを取るため、フロントには、HZJ純正コイルを入れて、計算上45mm程度かさ上げする予定。