PROSTAFF モンスター バックオンブラック  

PROSTAFFさまのモニター企画に当選し商品をいただきましたので真面目にインプレします。

まず結論から。「WAKO’S SH-R スーパーハード」（以下”スーパーハード”と記載）を知らなければ満足度高めかもしれない」「しかし、知っているとどうしても比べてしまい満足度はやや低い」との感想です。
おそらくこの商品はスーパーハードをベンチマークに開発されたものと思いますし、購入される方も「安価なスーパーハード」を期待されていると思うので、比較する形で書いてみます。

【施工のしやすさ】
圧倒的に本製品が劣っています。率直に言うと、「開封後長期間経過し劣化したスーパーハード」でした。
本品はスーパーハードと比べ塗る際の伸びが悪く、ムラになりやすく、乾燥時間も長いです。ムラにならないようにするには”付属のウエスで余剰分を拭き取りながら塗布する”のがほぼ必須であり、一手間増えてしまうのはマイナスポイントです。

【施工後の仕上がり】
スーパーハードは自然な艶感が出ますが、本品は分かりやすい艶が出ます。誤解を恐れず言えば「薄くクリア塗料を吹いた」ような感じです。
なお、水染みが取れないまま施工したのでそれが目立つ格好になりました。説明書きには「水染みがある場合は姉妹品のステインリーパー使用を推奨」の旨記載があったものの当然そんなものは持っておらず、本品の除去性・隠蔽性に期待したところあいにくの結果でした。

【耐久性】
本品は塗って1日しか経っていないので比較のしようがありませんが、何となくスーパーハードより強固な皮膜ができたように見えます。（先に書いたとおりクリアを吹いたような印象です。）
スーパーハードは謳い文句（6〜12ヶ月耐久）どおりの耐久性を実感できていました。本品もそれに負けないことに期待します。

【コストパフォーマンス】
スーパーハードが150mlで7000円弱に対し、本品は30mlで約2000円。量だけ考えると本品の方が割高ですが、スーパーハードは普通の使い方では使い切る前に劣化するので”多いから良い”と言うものではなく、その意味では本品の方が現実的かつ割安感があると思います。
ただ、本品の30mlでも多いです。私は1/3も使いませんでした。本品も長期保存不可ですので、半量で1500円弱くらいだと良いと思いました。

【総括】
最初に書いたとおりスーパーハードを知らなければ「これは良い！」と言える商品だと思いました。でも知っていると・・・。
個人的には少々残念でしたが、「別物なので方向性の違いは当然」と捉えれば十分良い製品だとも思います。

【蛇足】
モニター商品の同封文書には「ステインリーパーお試しサイズが付属している」と書かれているも、実際には付属せず。他の方のレビューを拝見してると同じこと書いてる方が多かったです。これがあれば仕上がりの印象が変わったかもしれません。


以上、今回モニターとして実際に使うことができたのは幸いでした。ありがとうございました。